防カビはカビ取りではない！

防腐防カビはカビ取りではありません。
防カビもカビ取りにはなりません。ですのでカビの上から吹き付けるようなことをすると部屋中がカビ臭くなりますし、床下でもカビの上から防腐防カビ剤を吹き付けると家中がカビ臭くなり生活に支障が出るほど酷い状況になります。写真は酷くカビが発生した木材合板に防腐防カビ剤を吹き付けた床下業者の工事跡になります。皆さんはこの写真を見てカビがしっかり残っているのが分かりますでしょうか？カビ取りせずに防腐防カビ剤を吹き付けるとカビを固めてしまうことがあり、このカビを落とすのが非常に大変なのです。一般的に防カビ剤にはカビのたんぱく質を分解させる効果はありません。これはカビ取りや殺菌消毒に使用される薬剤だけにある効果であり、防カビ剤はカビの発生を防止するのが目的で、漂白させたり死滅させる効果は無いのです。建築会社も一般の方もカビ取り剤などの臭いがイヤなのでカビの上から防カビ剤を吹き付ける人がいますが、事後のカビ臭の酷さを考えてない傾向が見られますのでご注意ください。

床下で多いのがカビが発生していれば防腐防カビ剤をいきなり噴霧（吹き付ける）する行動を床下業者が当たり前のようにすることが問題であると弊社は考えます。先ほど書いた防カビだけでなく防腐効果もあると床下業者は言ってますが、５種類のカビを防止するのが目的の薬剤であり、建物内外57種類のカビを止める力はありません。

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写真のように木材合板をカビ取りしキレイにした上で防カビ剤を吹き付ける防カビ施工を行わないと木材合板にカビを防止する効果は浸透してくれない床下防カビ工事になりますが、そのような床下は沢山ありますが間違ったやり方を選択肢して後悔している人もいることでしょう。皆さんはここまでご理解していただけましたでしょうか？工事日数が短いほうが良いとか、カビ以外の対応もしてくれるなどで床下業者に決める方もおられますが、カビから住まいを守るためにはどの防カビ工事が最適なのかを検討する心構えと知見をお持ちいただければと思います。今一度書きますが防カビはカビ取りにはなりません。防腐防カビも同じです。カビ取りだけで済ますのは以ての外です。