結露で壁紙カビが止まらない!マンション・団地の結露カビ対策
2025/05/19

天井カビが止まらない部屋
築年数の経過したマンションや団地は天井がカビやすいと防カビ工事専門業者として20年動き続けていると感じるものです。
埼玉県桶川市のマンションで見た天井カビが止まらない部屋。
一目で分かるのが天井結露です。こうなる原因はこの部屋とそれ以外の部屋との温度差であり、リビングなどの部屋が日差しが差し込み暖かい部屋でこちらの部屋はとても寒いのです。お住まいの中でちょっとオーバーですが、沖縄と北海道くらいの温度差が生じて天井カビが止まらない結露の原因になります。
■ カビによる健康被害を回避するために
天井カビは、天井から日々大量のカビ胞子が降り注ぎ住んでいる人の体内に取り込まれ、咳き込むや皮膚掻痒症に罹る原因にもなりますので、軽視すべきカビではありません。
高齢者の住む部屋・要介護の方が住む部屋・術後自宅療養される部屋・カビが原因で夏型過敏性肺臓炎や過敏性肺炎に罹られた方の部屋やお住まい、里帰り出産の妊婦さんの使用する部屋・喘息や気管支炎など呼吸器系疾患を持病をされる方の住む部屋やお住まい・治ったと思ったのにカビが原因でアトピー性皮膚炎がぶり返した方の部屋・長期抗生物質投与されている方が住む部屋・大きな家具を長年置き続けている部屋やベッドなど点検せずにそのまま使用し続けている方の寝室・納戸代わりの部屋や開かずの間、寝室や子供部屋などはカビによる健康被害を回避する必要があります。
■ 勉強に集中し難い子供部屋のカビ・カビ臭
アメリカで過去に言われていたのが子供部屋にカビやカビ臭が発生すると勉強に集中出来ない環境にあることをTV番組で紹介されたことがあります。海外では住まいのカビはカビ臭は日本以上に禁忌なのですが、日本においては「カビは昔からあるもの」と言うほど昔から接しているのにカビによる病気については発症しない限り緩い対応が目立っています。
カビやカビ臭は、リフォーム工事すれば一時的に良くなりますが例えリノベーション工事をしても体調が悪化する方がおられますので、防カビ工事は薬ではありませんが、建物側に行うことで建物側に発生するカビの再発防止が出来ればと思っております。
■ リフォーム工事でも結露やカビは止まらない
カビを繁殖させる原因の1つが“結露”です。
カビが発生する原因は大きく3つあります。「空気・温度・湿度」で、中でも湿度は湿気であり結露でもありますので、この結露を減少させればカビが止まる!とリフォーム会社や建築会社や一級建築士は考えますが、住まいの相対湿度を30%以下にすると人間の免疫力が低下しますので風邪などを引きやすくなるという欠点もありますので、結露を止めるという行為はかなりハードルが高いと考えています。
■ 住み方の工夫で結露コントロールを覚える!
各部屋の温度差を解消し、換気出来ていればかなりの結露が減少します。弊社で言うところの「住み方の工夫」です。マンションや団地にお住いの皆様は「空気の循環と乾燥」が出来ていますでしょうか?住み方の工夫は空気の循環と乾燥であり、実践することで外壁側の「結露コントロール」が可能になります。
結露コントロールである「住み方の工夫」はキッチン換気扇と据え置き型除湿機の使い方が一つの方法になります。
キッチン換気扇が普通に使えるなら、前夜21時くらいから弱でも良いので稼働させ翌朝7時くらいまで一旦終了になります。また、据え置き型除湿機はタンクを空にして天井結露が止まらない場所下に設置し同じ時間帯に稼働させ続ける必要があります。
■ 冬のやり過ぎの加湿に注意
冬は空気が乾燥しがちなので加湿するのは結構なことですが外壁側に加湿器を向けるのは出来たらお止めください。同じ方向に加湿器を向け続けるとその場所の壁紙カビが繁殖することがありますのでご注意いただければと思います。以前ベビーベッドがあり、加湿器を稼働させていたお母さんが壁紙カビを繁殖させてしまったことは何軒もありました。赤ちゃんの健康のために行ったことが健康を損ねるのは宜しくないと思います。

天井壁紙カビの原因は“結露”
■ 何故コンクリート下地にカビが繁殖するか?
先ほども書きましたが、天井壁紙カビの原因は“結露”です。マンションや団地で天井壁紙にカビが発生しているのは下地がコンクリートだからです。当たり前の話ですが、コンクリートは断熱効果が乏しく冬は低い外気温でコンクリートが冷え、リビングなどの部屋から移動した暖かい空気が冷えたコンクリートと接触した結果結露が発生します。
■ サーキュレーターの使い方に注意が必要
カビが繁殖する以前にサーキュレーターなどで外壁側天井2隅に風を当てて暖かい空気が停滞しないようにさせるなどの工夫も必要になると考えます。カビが繁殖した天井壁紙にサーキュレーターなどで風を当てるのはカビ胞子を部屋中に蔓延させる原因になりますのでお止めいただきたく思います。
据え置き型除湿機とサーキュレーターの組み合わせも効果的ですが、軽微な結露は確実に発生することになりますので、間接的な結露対策ではなく、直接的な結露対策が必要と考えます。
カビは元々肉眼で見えない真菌と言う微生物です。皆さんや私が「あっカビだ!」と思うサイズで言えば500円玉程度でも目に見えないカビ胞子が数億~数十億集まったカビのコロニー(集合体)であり、軽く手を振っただけでもカビ胞子は飛散し何処に飛んで行ったか?全く分からなくなりますので、カビにサーキュレーターや扇風機を当てるのは禁忌なのです。
■ 冬の暖房機器は特に注意が必要
築30年以上のマンション・団地では冬の暖房機器としてガスファンヒーターを利用される方がおられますが、ガスは水蒸気ですので思いがけない部屋の隅々にカビを繁殖させる原因になります。ガスファンヒーターを使用する時は皆さんが嫌がるでしょうが、キッチン換気扇を稼働させないといけません。肌に纏わり付く空気が換気扇によりサラサラした空気に変わります。
ガスファンヒーター以外でも石油ファンヒーターも似たようにカビを大量発生させる原因になりますので、こちらも使用する時にキッチン換気扇を稼働させましょう。
皆さんが勘違いしがちなのは、3LDKクラスのマンションに住んでいる方で多いのが「リビングで暖房機器を使用しているのに共用廊下側の北側の部屋にどうして結露やカビが繁殖するのか?」だと思います。先ほども書いたように寒暖差がリビング側と北側の部屋の共用外廊下側では5℃近く違うことがあります。リビングの空気が23℃で湿度50%の場合だと11℃以下の場所にリビング側の暖かい空気が接触すると湿気を含んだ空気が結露という液体に変化する現象が発生します。これを露点温度と言いますが、とても重要なことで典型的なのがアルミサッシや窓ガラス、さらに玄関ドアや玄関ドア枠が該当します。
暖かい空気が接触しただけで結露が発生する周辺の壁天井壁紙やコンクリート下地直張り壁紙、押入れベニアなどには注意する必要があります。
部屋中結露で困らないように結露コントロールである「住み方の工夫」(空気の循環と乾燥)を毎年12月~翌年5月GW明けまで継続しておおまかでも良いので管理してみましょう。

天井コンクリート下地カビを防止する
天井壁紙カビが発生していた時は、DIYで自らカビ取りするのも結構なことですが、カビ取りする際に服装や養生さらにはカビ取り時に大量のカビ胞子を体内に取り込まない工夫やカビ取り剤臭が室内に残留することを踏まえ、対策を事前に考え用意しなければいけません。(安易なお客様のカビ取りは火傷の元になりかねませんのでご注意ください)
■ スピーディーなカビ防止策が必要
カビが発生している壁紙を剥がした後、直ぐに防カビ工事するのが基本であり、スピーディーなカビ防止策としては防カビ工事以外にありません。カビ取り作業(漂白し殺菌)➡出来る限りカビをさらに死滅させる殺菌消毒(追い殺菌)しある程度乾燥させてから➡抗菌コーティングである防カビ施工を行いカビの発育阻害環境を作ります。これで天井壁紙コンクリート下地のカビ処理は終わります。

コンクリート下地防カビ工事後の乾燥が重要
防カビ工事はカビ色素が除去し切れない箇所や壁紙カビが酷く発生していた場所に複数回行うこともあります。その上で防カビ工事後のコンクリート下地の乾燥が重要になります。
■ コンクリート下地の乾燥は大変です
執拗にコンクリート下地の乾燥を行うとコンクリート部分が割れて来ることがありますのでやり過ぎには注意しないといけません。防カビ工事専門業者20年の弊社では部分的には熱を加えることもありますが、基本はじっくり乾燥させることを作業に取り組んでおります。(そうすることで火災報知器や熱センサーなどが稼働するようなことを回避しております)
天井結露が酷いコンクリート下地などは一晩除湿機稼働し続けて対応することもしばしばあります。
そう、昔はジェットヒーターに業務用小型送風機でしたが、今は据え置き型除湿機を複数台用意して対応しています。
ジェットヒーターと小型送風機だったら90分程度で乾燥してくれるのですが、除湿機だと3時間から4時間かかります。
いつも乾燥には手を焼いております。

カビに防カビ工事で結露には結露対策工事
弊社では天井壁紙カビが発生し下地がコンクリートである時は防カビ結露対策工事を推奨しています。カビに防カビ工事で結露には結露対策工事を行います。
■ 防カビ工事で結露は止まらない
カビに対し防カビ工事を行いますが結露を止めることは出来ません。多少の結露には強い非流出性の人体に安全性の高い防カビ剤を使用しても1年で約6ヵ月間結露し続ける場所のカビを止め続けるのは至難の業と言えるでしょう。そのためカビに防うカビ工事を必ず行いますが、別途結露には結露対策工事を行う必要があります。(弊社ではプレモ防カビ結露対策工事と呼んでいます)
■ プレモ防カビ結露対策工事の勧め
一般の建築ではスタイロボード系断熱材をボンドで天井コンクリート下地に貼りますが、そのほとんどは防カビ工事などは行いません。そのため断熱材を貼る際の接着剤がカビにとって栄養素になりますし、断熱材が結露を取り込むこともありませんので壁際などから結露が滴り落ち、壁際にカビを繁殖させることになります。
プレモ防カビ結露対策工事では、厚みが4mm未満で薄いので圧迫感が無く、余計な工事を行う必要がありません。工事中に大きな音も立てませんし、コンクリートにビス穴を開ける必要もありませんし、一番の違いは結露対策用シートが結露を取り込み放出してくれることです。最後に仕上げの壁紙張りで吸放湿壁紙を選択していただけますと効果がさらにアップします。
結露する天井壁紙コンクリート下地には理に適った結露対策工事だと考えております。

冬に結露が床に溜まる部屋
防カビ工事専門業者としては結露を止める難しさを実感しておりますので間違ったことは書けませんが、弊社がお勧めしている防カビ結露対策工事はかなり優れています。
結露はカビを呼ぶだけでなく、フローリングや下地材まで腐らせることになりますのでカビと同等それ以上に止めなければいけない現象です。
中でも壁の壁紙下地がコンクリートの場合、冬になると同じ場所に結露による水たまりが出来るお部屋も何度か目にしたことがあります。
■ 1階がピロティなどで寒暖差が発生する2階
例えば、お部屋が2階で1階が集会場だったり、1階がピロティ状の駐車場になっていたり、1階が豆腐屋さんだったりした事例では2階の壁に温度差で結露が発生しカビを繁殖させるだけでなくフローリングに結露が溜まってしまうという現象が発生します。いずれも築30年以上経過していますので様々な問題があるとは承知していますが、1階と2階腰下までの温度差には注意していただきたいものです。
具体的な対策としては断熱工事やプレモ防カビ結露対策工事になります。間違って欲しくないのは「断熱塗料」などでは決して無いと言うことです。

結露対策工事の素晴らしいところ
弊社防カビ結露対策工事で使用している結露対策用シートは先程も書きましたように厚みが4mm未満です。
写真を見て分かる通りの薄さであり、その厚みで結露を抑止することが出来る点が素晴らしいと感じています。
弊社ではコンクリート下地専用でお勧めしているのですが、新規石膏ボードなどにも採用可能です。石膏ボード交換直後にカビが発生して困るお部屋などには防カビ結露対策工事を行うことで工事前と工事後の違いがハッキリ分かると思います。
壁天井の結露で長年悩むくらいならプレモ防カビ結露対策工事を検討するのも良いかも知れません。
引っ越し先のリフォーム工事を検討する際に、住み始めてから結露やカビで困らないようにするのも大事なことだと考えますが如何でしょうか?

賃貸・分譲に限らず壁紙コンクリート下地の結露対策を!
■ 防カビ結露対策工事の高い評価
築年数の経過した賃貸マンション・築30年以上の分譲マンション・団地に限らず壁紙コンクリート下地の結露対策にプレモ防カビ結露対策工事は非常に有用です。ただし、いくつか防カビ結露対策工事が適応しないコンクリート下地があるのも事実です(コンクリート下地に塗装がしてあるなど)ので気になる方は相談されてみては如何でしょうか?
写真は埼玉県入間市の賃貸マンションになりますが、似たような部屋は埼玉や東京だけでも沢山ありますが、冬に結露がフローリングに溜まる部屋・壁が明らかに濡れてしまう部屋などには防カビ結露対策工事は優れていると思っています。
おかげ様で少しずつではありますが、防カビ結露対策工事を行ったお客様から「結露が止まった!」と高い評価をいただいております。なかなか広告など宣伝が出来ない環境ではありますが、少しずつファンを増やしていければと考えているところです。
まとめ【壁天井壁紙カビを減らすために】
防カビ工事専門業者として20年のキャリアを持つ弊社でもコンクリート下地の結露は防カビ工事スタート時からの難題でした。そのため壁紙張替え防カビ工事だけでなく「住み方の工夫」を実践してもらうようにお願いしたりした時期もありました。
住み方の工夫で効果が上がったお客様は大勢いますが、お客様はさらに上の直接的に結露を止める工事が希望と言う意見もいただいておりました。
2年9ヵ月前に防カビ結露対策工事をスタートさせましたが、「壁紙張替え防カビ工事で結露を止めることは出来ない」という事実であり、直接的に結露を止めることが出来れば防カビ工事が活きて来ると自負しておりましたが、思うようにいかず結局2年9ヵ月前にやっと防カビ結露対策工事をスタートさせることが出来た!と言う事実があります。
正直ブログだけではなかなか実績を積むことが出来ませんでしたが1件また1件と地道に実績を積み現在に至っております。
今では防カビ結露対策工事と住み方の工夫を併せることで結露をかなり改善することが可能になりました。
「信じられない」と思う方もいると思いますが、実際に弊社なりの対応をすることでお客様が喜んでいただき「依頼して良かった」と思っていただける工事を今後とも継続していきたいと考える次第です。
それにしても防カビ工事専門業者として20年も良く続けて来れたものだと感じる今日この頃です。ネット広告もせずに弊社ホームページは検索の中で埋没していますので、もし皆さんが見つけた時はぜひお読みいただければと嬉しい限りです。
長文を最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
壁天井カビや結露によるカビでお困りの時はプレモまで相談・問い合わせいただければと思います。
プレモの対応地域詳細
◆壁紙張替え防カビ工事・防カビ結露対策工事(コンクリート下地対応)などの内装工事対応地域
埼玉(秩父市周辺・深谷市・本庄市周辺地域除く)
東京(離島除くほぼ全域)
千葉(埼玉寄りの野田市・流山市・市川市・松戸市・柏市・我孫子市・船橋市・鎌ヶ谷市など)
神奈川(川崎市全区、横浜市港北区・鶴見区・都筑区・緑区・青葉区、相模原市全区)
◆大工工事の対応地域(ベニア・石膏ボード交換、断熱工事など)・防カビリフォーム工事・塗装工事
埼玉(秩父市周辺・深谷市・本庄市周辺地域除く)
埼玉寄りの東京(足立区・荒川区・北区・豊島区・文京区・練馬区・中野区・杉並区・東久留米市・西東京市・武蔵野市・清瀬市・東村山市・東大和市・小平市)
◆床下防カビ工事及び防カビ工事全般(押入れ・クローゼット・階段下収納・地下・半地下・漏水・雨漏り・壁紙下地など)
埼玉・東京を中心に千葉や神奈川、群馬・栃木・茨城、長野・山梨など。
戸建住宅床下は、床下高40cm以上・床下点検口や床下収納があり45cm角以上あれば対応可能です。
◆プレモ除菌消臭工事について
プレモでは、オゾン不使用の薬剤だけで臭いを感じ難くさせる除菌消臭工事を行っております。
埼玉(秩父市周辺・深谷市・本庄市周辺地域除く)
埼玉寄りの東京(足立区・荒川区・北区・豊島区・文京区・練馬区・中野区・杉並区・東久留米市・西東京市・武蔵野市・清瀬市・東村山市・東大和市・小平市)に対応しています。
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有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 090-4023-4337(担当:山田)
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