有限会社プレモ

和光市|天井コンクリート直張り壁紙の裏打ち紙に隠れるカビと結露対策

和光市|天井コンクリート直張り壁紙の裏打ち紙に隠れるカビと結露対策

和光市|天井コンクリート直張り壁紙の裏打ち紙に隠れるカビと結露対策

2025/12/16

壁紙カビは張替えでは対応できない!

冬になると、天井や梁に黒カビが出る。
壁紙を張替えても、また同じ場所にカビが出てしまう。

このようなご相談は、決して珍しくありません。

特に 天井がコンクリート直張り壁紙 のお部屋では、
表面だけを見て判断すると、原因を見誤ってしまうことがあります。


一見きれいでも要注意|壁紙裏打ち紙に隠れるカビ

壁紙の表面に黒カビが見えていても、
壁紙を剥がしてみると、
下地側に黒カビが大量に出ているケースは、意外と多くありません。

その代わり、
壁紙の裏側にある裏打ち紙(裏紙)には、
びっしりとカビが発生しているケースが非常に多い

というのが、現場での実感です。

裏打ち紙は、結露による湿気を受け止めやすく、
カビが繁殖しやすい環境になりがちです。


防カビ工事をしても、二冬が限界だった理由

プレモでは、これまでに天井の防カビ工事を数多く手掛けてきました。
カビ取り・殺菌消毒・防カビ施工まで行うことで、
一時的にはカビが落ち着くケースも多くあります。

しかし、
コンクリート下地で起きている結露が止まっていない場合、
二冬ほどで再びカビが出始める
ケースがあることも分かってきました。

これは施工不良ではなく、
対策の範囲が「菌」までで止まっていたためです。


カビを止めるには、まず結露から!― 防カビ工事では結露は止められません ―

防カビ工事は、
カビ(真菌類)を抑止するための工事です。

一方、
コンクリート下地が冷え、天井や梁で結露が起きている状態では、
湿気の供給そのものが止まりません。

その結果、
裏打ち紙に再び湿気が集まり、
カビが戻ってきます。

結露が止まらなければ、カビは止まりません。


さいたま市見沼区|施工前

天井コンクリート直張り壁紙の表面に黒カビが発生していた状態です。
一見すると、表面だけのカビに見えますが、
この時点で壁紙の裏側では、結露による湿気が供給され続けています。

※この段階で壁紙を張替えても、原因は残ったままです。

壁紙を剥がした状態

壁紙を剥がすと、下地側に黒カビが大量に出ているケースは多くありません。
(写真の下地カビは多いほうです)
しかし実際には、壁紙の裏側にある裏打ち紙(裏紙)に、びっしりとカビが発生しているケースが多く見られます。

これは、コンクリート下地で起きている結露が、裏打ち紙に集中している証拠です。

天井コンクリート下地防カビ工事

カビ取り・殺菌消毒・防カビ施工まで行った状態です。
この工程で一時的にカビは落ち着きますが、
結露そのものが止まっていない場合、
二冬ほどで再発するケースがある
ことも分かってきました。

防カビ工事は「真菌類を抑止する工事」であり、
結露を止める工事ではありません。


和光市で行った、防カビ結露対策工事

和光市の築古マンションの事例では、
防カビ工事に加えて、
結露そのものを抑える工程を組み込みました。

・カビ取り
・殺菌消毒
・防カビ施工
・結露対策用シート貼り
・吸放湿壁紙仕上げ

結露対策用シートを施工することで、
コンクリート下地と室内側の温度差を緩和し、
結露が起きにくい環境をつくります。

また、お客様からのご要望を受け、
結露が起きやすいコンクリート下地に対して、防カビ結露対策工事として3年保証を付帯しています。

※最終工程として、
吸放湿壁紙の表面にも防カビ施工を行い、仕上げとしています。


和光市天井及び梁コンクリート下地防カビ結露対策工事

和光市|裏打ち紙がカビを隠す(梁・天井)

防カビ工事を終えて、剥がれない壁紙の
裏打ち紙が気になり、強引に剥がしてみた
ところカビが潜んでいました。
壁紙を剥がすと裏打ち紙(裏紙)が残る
のですが、これがカビを隠す原因になります。
 

防カビ工事後に再度防カビ工事

壁紙裏打ち紙を剥がし、カビを発見し
防カビ工事を終えたのに、再度防カビ
工事することになります。
何度も壁紙張替えを実施しているお部屋
では、このようなことが非常に多くあり
カビを見逃す原因の1つと言えます。

防カビ工事後の徹底乾燥

防カビ工事後の翌日に結露対策用シート
を貼りますので、徹底乾燥が必要です。
📷写真のような乾燥状態にまでもって
いかないといけません。

結露対策用シート貼り

結露対策用シートを施工し、
コンクリート下地と室内側の温度差を緩和します。

これにより、
壁紙裏打ち紙に湿気が供給されにくい環境をつくり、
結露そのものを抑えることが可能になります。

※この工程が、防カビ工事との決定的な違いです。

シート貼り完了状態

天井・梁全体に結露対策用シートを施工した状態です。
この後、吸放湿壁紙を施工し、
最終工程として壁紙表面にも防カビ施工を行っています。

結露と菌の両方に対策することで、
3回以上の冬を安定して越えられる環境 を目指します。

実際は、梁下の壁2ヵ所にも結露対策用シート貼りを実施
しています。


裏打ち紙のカビは、下地結露のサインです

壁紙裏打ち紙にカビが出ている時点で、
すでに コンクリート下地では結露が起きている と考えるべきです。

表面のカビは結果であり、原因は構造側にあります。


まとめ|防カビだけでは止まらない。結露を止めて、初めてカビは止まる

・壁紙裏打ち紙に隠れるカビ
・原因はコンクリート下地結露
・防カビだけでは二冬が限界
・結露まで止めて、初めて再発が止まる
・コンクリート下地から発生していたカビ臭(MVOCs)も抑えられる

カビを止めるには、まず結露から。

壁紙にカビが発生している場合でも、
それが 天井・壁・梁・柱型など、コンクリート直張り壁紙の結露によって起きているカビ であれば、
壁紙張替えで対応しても、同じことを繰り返してしまいます。

原因が結露である限り、
表面をきれいにしても、環境は変わらないからです。

「何をやっても結露とカビが止まらない」
そのような場合は、一度ご相談ください。


👉 築古マンションや団地の天井・壁・梁・柱型のコンクリート直張り壁紙結露カビで
お困りの時は、「カビと結露対策」ページを参照ください。

👉 対応地域を知りたい方は、「施工対応エリア」ページを参照ください。


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〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)

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