【回顧録】賃貸内装用パテによるカビ隠しで2年半後に再発

埼玉県上尾市の実績20年の防カビ工事専門業者プレモです。
多くの情報の中から弊社ブログを見つけていただきありがとうございます。本ブログはカビ・カビ臭・結露など皆さんに参考になればと思い書き続けています。

今回は「回顧録 賃貸内装用パテによるカビ隠し」です。

現場は、東京都江戸川区の賃貸マンションで、大手管理会社からの依頼でした。

賃貸だけに限らず一般のリフォーム工事でも横行するのが内装用パテのカビ隠しです。パテは凹凸を平らにして壁紙が張りやすいようにするのが目的ですが、カビ処理が面倒だからパテの厚塗りをしてカビを隠し時間差でカビが発生するという内装職人の悪しき習慣があります。（写真の梁下にカビが発生していますが、その部分のパテが以前からのもの。白いパテは弊社の内装職人によるものです）

内装用パテは簡単には剥がせません。下手をすると石膏ボード交換に繋がります。そのような費用はいただいておりませんので出来る範囲で防カビ工事するしかありませんでした。

結果2年半後にカビが発生してしまいました。こちらのお部屋の入居者は壁紙カビが気になると剥がす人でしたので伺った時は写真のように壁紙はありませんでした。

西日もガンガン当たる部屋で暑くて仕方ない状況での防カビ工事で再防カビ工事も楽ではありませんでした。

写真は再防カビ工事後です。パテは剥がせませんが出来る限りのカビ取り作業と防カビ施工は行いました。

こちらの部屋は壁石膏ボード下地の至る所にパテが塗られており、大手賃貸管理会社の下請けが如何に酷い工事をしていたかを物語っていましたが、それ以上担当者に伝えても話にならない人でしたので言っておりません。

あれから12年以上経過していますが、カビの再発はありません。何故無いと断言出来るのか？と言うと入居者が異常なくらい神経質の方でしたので何かあれば言ってください！とだけ話しましたが、その後何もありませんでしたので止まり続けていると判断しています。一般的には防カビ工事後1年以内でしたら再防カビ工事になります。ですが、2年半後にカビが発生と言われても普通は行いません。別途有料になりますが、こちらのお部屋に再防カビ工事したのは「壁紙カビ3年保証防カビ工事」を行っていたからです。

何より内装用パテによるカビ隠しは怖い！と思うようになったきっかけのお部屋でしたので回顧録として書かせていただきました。内装職人の皆さんは内装用パテやコークボンドでカビ隠しをしないように願います！後処理が大変ですから･･･

賃貸・分譲に限らず壁紙カビ・壁紙下地カビでお困りの時は埼玉県上尾市の防カビ工事専門業者プレモまで相談・問い合わせください。賃貸大家さんからの相談を特にお待ちしております。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

おすすめ記事
【東京都江戸川区】コンクリートに囲まれた部屋止まらない結露カビ