【分譲賃貸オーナー向け】入居中の漏水事故後、カビ臭が消えない理由と正しい判断
2026/02/02
入居中の階上からの漏水事故は、判断が難しい
分譲賃貸で多い相談のひとつに、
「入居中に階上から漏水事故が起きた」というケースがあります。
天井や壁の見た目は復旧したものの、
しばらくすると部屋がカビ臭くなってきた。
入居者から
「漏水事故後から臭いが気になる」
と指摘され、大家さんが慌てて相談に来られる流れです。
結論から言うと、乾かすだけでは解決しません
漏水事故後によく行われる対応が、
送風や除湿による乾燥です。
しかし、
濡れた建材を乾かすだけでは問題は解決しません。
また、
乾燥させてから防カビ工事を行っても、
根本的な解決にはならないケースがほとんどです。
なぜ乾燥後の防カビ工事でも止まらないのか
理由はシンプルです。
漏水事故では、
・石膏ボード
・合板
・木下地
といった建材の裏側や芯の部分まで水が回ります。
この段階で、
建材内部はすでに濡れ、カビが繁殖する状況が整っています。
防カビ工事は、
施工できるのは「見えている表側」だけです。
裏側や芯の部分には、施工そのものができません。
そのため、
一時的に臭いが弱まったとしても、
時間差で再びカビ臭が出てくることになります。
入居中の場合、工事は一気に難しくなる
漏水事故後に根本的な対応を行う場合、
解体を伴う工事が必要になるケースがあります。
しかし入居中となると、
解体工事は生活空間に直接影響します。
・仮住まいが必要になる可能性
・家財道具の移動
・引っ越し費用の問題
こうした判断は、
施工業者が決める話ではありません。
大家さん自身が向き合わなければならない現実です。
📷写真は、階上からの漏水により発生した石膏ボードカビです。
発見した時点で、早期の解体が必要です。
ただし、解体時にカビ胞子が大量飛散することを考え、この石膏ボードのある部屋全体
に養生することを忘れてはいけません。
廃棄する袋も土のう袋ではなく、ビニールであるべきでしょう。
損保会社の審査が通らないケースも増えています
近年、
損害保険会社の審査は厳しくなっています。
近年、損害保険会社の査定では、
漏水事故による直接的な損傷(一次損害)と、
時間差で発生するカビ臭やカビ(二次損害)が、
明確に区別して判断される傾向があります。
そのため、漏水事故後に発生したカビ臭への対応が、
保険の補償対象外と判断されるケースも珍しくありません。
その結果、
・自腹で対応するのか
・どこまで対応するのか
という判断を、
大家さん自身が迫られることになります。
カビ臭い部屋での生活は、現実的に厳しい
一方で、
入居者はカビ臭い部屋で生活し続けることになります。
見た目はきれいでも、
臭いがあるだけで
・不快感
・健康不安
・住み続けるストレス
は確実に蓄積します。
この段階で初めて、
「防カビ工事で何とかならないか」
という相談がプレモに寄せられることがあります。
📷写真は、階上からの漏水があり、押入れベニアにカビが繁殖。
入居中の場合は、防カビ工事で対応するべきですが、本来は解体が原則です。
その時点での選択肢は、実質ひとつです
ここまで進んでしまった場合、
できる対応はひとつしかありません。
解体を行い、
カビ取り・殺菌消毒・防カビ施工を行うこと。
それ以外の方法は、
一時的な対処にしかならず、
根本解決にはなりません。
📷写真は、階上からの漏水事故後天井コンクリート躯体防カビ工事です。
広範囲に行うことで、カビをリセットし、発育阻害環境を作ることができ、カビ臭対策になります。
まとめ|入居中の漏水事故は「順番」が重要です
・濡れた建材は乾かすだけでは止まらない
・乾燥後の防カビ工事も万能ではない
・入居中の漏水事故は、技術だけで解決できない
だからこそ、
早い段階で正しい判断軸を知ることが重要です。
迷った時点で、
一度立ち止まって考える。
それが、結果的に被害を最小限に抑える近道になります。
【追記】漏水事故は、起きてからでは判断が難しくなります
漏水事故は、
ある日突然起こります。
そして実際には、
ことが起きてから動こうとすると、
焦る気持ちが先に立ち、判断に苦慮するケースが少なくありません。
・入居者からの連絡
・保険会社とのやり取り
・管理会社からの報告
・工事の要・不要の判断
短期間に多くの判断を迫られ、
冷静な判断が難しくなるのが現実です。
その結果、
「とりあえず乾かす」
「とりあえず防カビ工事」
といった一時しのぎの対応を選んでしまい、
数か月後に再びカビ臭の問題が表面化するケースもあります。
事前に「対応業者リスト」を作っておくことをおすすめします
そこでおすすめしたいのが、
漏水事故が起きた場合の対応業者リストを、
事前に作っておくことです。
例えば、
・漏水調査
・解体・復旧工事
・保険対応
・カビ・カビ臭対策
それぞれの分野で
「誰に相談するか」を決めておくことで、
事故発生時の判断が格段に楽になります。
カビやカビ臭の問題については、
防カビ工事専門業者に早めに相談する
という選択肢を、
あらかじめ用意しておくことが重要です。
※事前にプレモまで漏水後の対応を
お願いすることがあります!と相談ください。
防カビ工事の対応地域について
プレモでは、
漏水事故後のカビ・カビ臭に関するご相談にも対応しています。
【下見無料エリア】
埼玉県上尾市の事務所から片道30km圏内
上尾市/桶川市/伊奈町/北本市/鴻巣市
蓮田市/白岡市/加須市/久喜市/幸手市
杉戸町/宮代町
さいたま市(西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区)
川口市/蕨市/戸田市
川越市/川島町
坂戸市/鶴ヶ島市/東松山市/鳩山町
滑川町/ときがわ町/毛呂山町/吉見町/嵐山町
所沢市/狭山市/日高市/入間市/飯能市
富士見市/ふじみ野市/志木市/新座市
朝霞市/和光市/三芳町
【下見有料エリア】
上尾市の事務所から片道31km〜45km圏内
埼玉県
熊谷市/羽生市/三郷市/吉川市
八潮市/越谷市/草加市/春日部市
小川町
【東京北部地域】
板橋区/北区/足立区/荒川区/豊島区
文京区/練馬区/杉並区
清瀬市/東村山市/東久留米市/東大和市
西東京市/武蔵野市/小平市/青梅市
※ 上記以外の地域についても、
施工内容や日程によって対応可能な場合があります。
まずはご相談ください。
👉 関連ブログ【大家さん必見】安易に考える賃貸漏水事故後のカビ二次被害
----------------------------------------------------------------------
有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
----------------------------------------------------------------------



