【回顧録】壁紙に珪藻土を塗ってはいけない理由と結露対策するなら
2025/06/29
壁紙に珪藻土を塗ってはいけない理由
埼玉県上尾市の実績20年の防カビ工事専門業者プレモです。
多くの情報の中から弊社ブログを見つけていただきありがとうございます。
今回は「【回顧録】壁紙に珪藻土を塗ってはいけない理由と結露対策するなら」です。
過去における弊社の失敗例をお話しします。その結果柔らかい珪藻土については全て掻き落とし防カビ工事をするに至るまでの話を書こうと思いました。
■ 防カビ工事受注で苦労した時期
今から14年前、東京都大田区マンションで行ったのが「壁紙表面に珪藻土塗り後のカビ」でした。弊社は防カビ工事専門業者として20年の実績がありますが、最初の3年半は満足に防カビ工事を受注することも出来ませんでした。原状回復工事業者としてお付き合いのあった不動産会社からの依頼があったくらいでいわゆるビギナーズラックです。ですから仕事が続くはずもなく、生活するのも大変でしたので原状回復工事を行いながらの防カビ工事でした。それではいけないと思い自力で3ヵ月~4ヵ月かけてホームページを作成し世にデビューした次第です。それでも反響はありません。ですので何でも依頼があれば受けて防カビ工事で解決して見よう!と行動していたそういう時代があったと言うことです。
■ 遂に来た珪藻土のカビ
少しずつ仕事が増えて来た時に遭遇したのが東京都大田区の壁紙に塗った珪藻土カビでした。この時の対処はカビ取り剤と防カビ施工を行ったのですが、柔らかい珪藻土の加水分解まで頭が回らず、防カビ工事を終えたのが5月中旬以降でお客様からクレームが来たのは7月中旬でしたので、たった2ヵ月での柔らかい珪藻土の変化になります。写真のように珪藻土を自然落屑し始めたという現象が発生しました。柔らかい珪藻土のカビもカビ臭を強烈に放ちますので問題ですが、自然落屑する珪藻土のほうが問題になるのでは?と仰ったのはお客様の娘さんでした。
壁紙に塗って珪藻土はカビやすい
■ 柔らかい珪藻土クレームの実態とは
壁紙に珪藻土を塗ると、どうしても塗り厚は薄くなりがちでカビも繁殖しやすくなります。写真は腰窓下の柔らかい珪藻土の状況が浮いて来ているのが分かりますでしょうか?これは防カビ工事による加水分解で発生した柔らかい珪藻土がパウダー化した結果です。
■ 壁紙に柔らかい珪藻土を塗るのは禁忌
このような状況を作ってはいけません。防カビ工事後約2ヵ月ほどで発生した現象です。今でもリフォーム会社中心に壁紙にう柔らかい珪藻土を塗ることを推奨することがありますが、壁紙に珪藻土を塗ってはいけません。珪藻土にカビが繁殖しやすくなるだけでなく、壁紙下地からのカビも影響するからです。まさしくアフターメンテナンスを全く考えていない人たちが考える工事と言えるでしょう。
珪藻土が落屑し壁紙が見える状態
■ カビが酷い柔らかい珪藻土の防カビ工事に悩む
柔らかい珪藻土が防カビ工事後自然落屑し、吸気口上の壁紙が見えてしまった写真ですが、糊などのバインダー比率が低いと調湿性が高いのですが自然落屑する危険性も高いので、柔らかい珪藻土にこだわるとカビも発生するし、自然落屑する危険性も高くなるという悪循環に陥ります。そのため弊社では一時柔らかい珪藻土防カビ工事を控えていた時期がありました。
珪藻土にこだわる人が多いためであり、その対処方法が見いだせずにいたからです。4年ほどそのような状況が続いていましたが「柔らかい珪藻土は掻き落とし防カビ工事に限る」判断をしなければいけない部屋と遭遇したのが東京都武蔵野市のお住まいでした。
柔らかい珪藻土は掻き落とし防カビ工事
■ 柔らかい珪藻土は掻き落とし防カビ工事
写真は柔らかい珪藻土の掻き落とし防カビ工事になります。掻き落とし防カビ工事を行うとその後のフォローが本当に楽になります。
過去の弊社は何とか防カビ工事で対応しなければ・・・と思うばかりでしたが、状況に応じて掻き落とし防カビ工事や時には大工工事で対応するのもアリと判断し現在に至っております。
■ 結露対策で珪藻土を塗るくらいなら防カビ結露対策工事を
爪痕が残る柔らかい珪藻土にこだわる人向けの工事ではありません。壁や天井がどうしても結露して困るのでその答えを柔らかい珪藻土に求めただけ・・・と言う人には朗報があります。それはプレモ防カビ結露対策工事を行うことです。結露対策として柔らかい珪藻土を塗るくらいなら防カビ結露対策工事を行いましょう。珪藻土と決定的に違うのは自然落屑しないこと。そして剥がし張替え出来ることでしょう。結露を取り込み放出する力は弊社の結露対策用シートにもあります。わざわざ高い費用で珪藻土を塗る必要は無いのです。
ただ皆さんが知らないだけ!なのです。知っていればその何割かは防カビ結露対策工事を採用すると確信しております。と言うのも実際に防カビ結露対策工事を採用してくださったお客様のほとんどが「結露が止まった」「結露を意識しなくてもいい」と言ってくださっているからです。
酷い結露の場合、柔らかい珪藻土は塗り厚も薄いので加水分解が発生してしまうことも懸念されています。次に、実際に行ったコンクリート直張り壁紙の防カビ結露対策工事をご紹介します。
コンクリート下地に珪藻土で結露対策は間違い
■ 結露とカビを抑止する防カビ結露対策工事
マンションや団地では壁天井のコンクリート直張り壁紙が多くその箇所が結露しカビを繁殖させます。このようなコンクリート下地に柔らかい珪藻土を塗ってはカビ増殖建材になりますので絶対に回避してください。
写真は神奈川県横浜市青葉区の団地での防カビ結露対策工事ですが、最後に吸放湿壁紙張りを行い完了しています。結露をシートが取り込み放出してくれますが、吸放湿壁紙張りを行うことで結露放出をさらに行ってくれますので安心です。出来れば住み方の工夫を併用していただくとシートが長持ちしてくれますのでより安心な住空間になると考えております。
■ 珪藻土より防カビ結露対策工事
結露対策用シートは、剥がし張替えが可能であると同時に下記のような特徴があります。
➊厚みが4mm未満(圧迫感を感じる部屋にならない)
❷工事中に大きな音を立てない(ビス穴を開けることも無い)
❸余計なリフォーム工事も必要無い(窓枠・建具枠・廻り縁やMDF巾木や木巾木交換が無くなります。ソフト巾木は必要です)
❹シートに吸放湿効果がある(過信はいけませんので住み方の工夫も必要になります)
如何でしょうか?防カビ結露対策工事の基本はコンクリート下地です。柔らかい珪藻土とは大きく違うことがご理解いただけますでしょうか?結露を実際に抑止してくれます。(実際に見れば感動します)
わざわざ柔らかい珪藻土をコンクリート下地直塗りしなくても、壁紙に塗らなくても結露対策が出来る時代になったことを知っていただければと思います。
結露して困る賃貸マンションや分譲マンション・団地などで採用していただく機会が増えています。ぜひ賃貸大家さんはご検討ください。
お住いの冬季から春季にかけて発生するコンクリート下地結露で毎シーズン困っている方のお部屋にも対応可能ですのでお気軽にプレモまで相談・問い合わせください。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
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プレモの対応地域詳細
◆壁紙張替え防カビ工事・防カビ結露対策工事(コンクリート下地対応)などの内装工事対応地域
砂壁・珪藻土などの掻き落とし防カビ工事含む
埼玉(秩父市周辺・深谷市・本庄市周辺地域除く)
東京(島しょ部除くほぼ全域)
千葉(埼玉寄りの野田市・流山市・市川市・松戸市・柏市・我孫子市・船橋市・鎌ヶ谷市など)
神奈川(川崎市全区、横浜市港北区・鶴見区・都筑区・緑区・青葉区)
■壁紙カビ3年保証防カビ工事も行っています。
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〒362-0062
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電話番号 : 090-4023-4337(担当:山田)
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