一階の床に物を置くとカビる部屋

戸建住宅で一階の床に物を置くとカビが発生する部屋があります。フローリングも変色し始め薄っすらとカビがフローリングに繁殖しているのが分かります。写真のように物を置いていると繁殖すカビが大量に存在します。何故そうなったのか？原因は立地環境と建物の造りにあると考えます。

写真のようなケースでは深堀基礎が原因で戸建住宅一階が半地下のようになっていますが、高さ制限などもあり狭小住宅の場合どうしても３階まで無いと生活に困るような時、床下が犠牲になります。

その結果湿気が一階にも溜まり込みやすくなり膝下高に集中しやすいので一階の膝下高の壁床、床下がカビ繁殖することになります。３階建てや半地下・地下室のある戸建住宅も要注意です。

防カビ工事するにしても効果が持続出来ない可能性がありますので、床下の木材合板に行うべきでしょう。ただし、弊社の場合床下高40cm以上になりますので、このような深堀基礎の場合床下高35cmあるかどうかになりますので弊社の防カビ工事は難しいと言わざるを得ません。

深堀基礎の戸建住宅・３階建ての一階・床下高が20cm程度の戸建住宅一階・半地下住宅は常に悩む湿気対策を行い続けない限りカビは常に繁殖し続けやすい環境にあると弊社は考えています。戸建住宅購入を検討されている皆さんはぜひ立地環境や床下の点検などをしながら購入を検討することを希望します。注文住宅を建てようとご検討されている方は床下の基礎高、そしてどんな住宅になるのか今一度確認したほうが良いかも知れません。余談ですが深堀基礎が好きな一級建築士と言う人がいますのでご注意ください。