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賃貸退去後の臭いは、原状回復工事を始める前に判断しないと後悔します― 除菌消臭工事の限界と原理原則 ―

賃貸退去後の臭いは、原状回復工事を始める前に判断しないと後悔します― 除菌消臭工事の限界と原理原則 ―

賃貸退去後の臭いは、原状回復工事を始める前に判断しないと後悔します― 除菌消臭工事の限界と原理原則 ―

2026/01/28

はじめに|原状回復後に「臭いが残る」相談が増えています

最近、
「原状回復工事は終わったのに、臭いが残っている」
という相談が増えています。

お香臭、ペット臭、生活臭。
いずれも、賃貸住宅の退去後に表面化しやすい臭いです。

問題は、
その臭いに気づくタイミングにあります。


原状回復工事をしても臭いが消えない理由

賃貸退去後の原状回復工事では、

・壁紙の張替え
・床材の貼り替え
・ハウスクリーニング

が行われます。

それでも臭いが残る場合、
原因は表面ではなく、

・壁紙の裏
・床材の下
・下地材
・建材の奥

に臭い成分が入り込んでいるケースがほとんどです。

この状態になると、
表面を新しくしても、
時間の経過とともに臭いが戻ってきます。


よくある失敗パターン|順番を間違えると戻れません

現場でよく見られる流れは、次の通りです。

・できるだけ費用をかけたくない
・まずは通常の原状回復工事を行う
・それでも臭いが残る
・追加で消臭を検討する

この順番で進めてしまうと、
すでに手戻りが難しい状態になっていることがあります。

一度きれいに仕上げた内装を、
再び大きく解体しなければならず、
結果として費用も工期も膨らみます。


臭い対策は「元から絶たなければ止まりません」

これは特別な話ではなく、
ごく当たり前の考え方です。

たとえば、
ゴミ袋に入った生ごみがあり、
袋が破けて畳に汁が染み込んだとします。

この場合、
畳を交換すれば済みますよね。
臭いが染み付いた原因そのものを交換するからです。

それでも臭いが残る場合に、
初めて除菌消臭工事の出番になります。

・限られた範囲の臭い → 交換で対応
・広範囲・深い臭い → 除菌消臭工事が必要

この切り分けが重要です。


臭い対策は「元から絶たなければ止まりません」──過去の経験から

この章を書いていて、
20年以上前の出来事を思い出しました。

当時、今とは違うアプローチで、
消臭工事を大手管理会社に提案しようとしていた時期があります。
まだ防カビ工事を行う以前の話です。

「無料でサンプルテストを行います」
という形で話を進めていたところ、
管理会社の担当者から、ある相談を受けました。

それは、
畳の上で亡くなられた方がいた部屋でした。

一畳ほどの範囲で亡くなられており、
部屋全体が強い腐敗臭に包まれている状態です。

担当者からは、
「この臭いを何とかしてくれ」
とだけ言われました。

その時、私は思わず、
「その畳を撤去して、窓を開けて換気すれば済む話ではないですか?」
と、かなり強い口調で返した記憶があります。

今思えば、
この話は、生ごみの例えと全く同じ構造です。

臭いの原因が
畳という“物”に染み込んでいる以上、
まずやるべきことは、その原因を取り除くことです。

それをせずに、
空間だけをどうにかしようとする発想自体が、
すでに順番を間違えています。


「臭いは何とかなる」という考えが、一番危険です

このような場面で感じたのは、
臭いを軽く考えてしまう判断が、
現場では意外と多いということです。

・窓を開ければ何とかなる
・壁紙張替えを行えば何とかなる
・ハウスクリーニングを入れれば何とかなる
・時間が経てば薄れる
・何でもいいから、消臭すれば大丈夫だろう

こうした安易な判断こそが、
後で大きな問題を残します。

臭いは、
「気合」や「換気」では解決しません。

原因を取り除くか、
それが難しければ、
相応の対策と予算を組む必要があります。

消臭工事は、
最後に思いつくものではなく、
最初に検討すべき選択肢の一つです。

※補足
このエピソードは、
誰かを責めるための話ではありません。

「臭いくらい何とかなる」
という考えが、
いかに危険かを示すための経験談です。

臭い対策において、
元から絶つという原理原則は、
今も昔も変わりません。


特に厄介なのが「床(フローリング)」です

臭い対策で、
最も判断を誤りやすいのが床です。

フローリングの上から
除菌消臭工事を行うことはできません。
理由は、薬剤が浸透してくれないからです。

臭いを止めるには、

・フローリング(フロアタイル)を剥がす
・下地材を露出させる

工程が不可欠になります。

下地材も、
コンパネ合板などの浸透しやすい素材でなければ、
十分な効果は期待できません。

板の間など、
浸透しない素材の場合は、
そこも剥がさなければ対応は困難です。

二階以上の部屋では、
階下への影響を考慮する必要があり、
施工難易度はさらに上がります。

それでも、
猫や犬のおしっこ臭のような深く染み込む臭いは、
そこまで行わないと除去し切れないケースがほとんどです。

イラスト画像は、フローリングを剥がして「猫のおしっこ臭」
除菌消臭工事を行っているところです。

フローリング下地材(普通はコンパネ下地)なのですが、
賃貸の原状回復工事では、安価に仕上げるために、
フローリングの上にフロアタイルやクッションフロアを
貼っている事例も多く見られますので、その時はフローリング
まで剥がした上での除菌消臭工事が必要になります。


除菌消臭工事の正しい位置づけ

除菌消臭工事は、
何でも消える万能な工事ではありません。

対応できる臭いもあれば、
構造や状況によって
止めきれない臭いもあります。

だからこそ重要なのは、
原状回復工事を始める前に判断することです。


オゾン発生機についての注意点

消臭と言うと、オゾンと考える人多いと思います。

オゾン発生機で対応できるのは、
空気中に漂っている臭いに限られます。

建材に染み込んだ臭いを、
オゾンで除去することはできません。

実際、
オゾンを扱う消臭業者であっても、
無理にオゾンだけで対応することはなく、
別の薬剤や手作業に切り替える判断が行われます。

オゾンは、
あくまで手段の一つと考えるのが正しい理解です。
オゾンも万能ではありません。


現実に起きている運用判断

実際の現場では、
さいたま市の賃貸マンションでも、
猫のおしっこ臭がかなり強く残っている部屋に対して、

原状回復工事に大きな費用をかけず、
最低限の工事だけを行い、
そのまま次の入居者を募集する
という判断が行われることがあります。

これは善悪の問題ではなく、
賃貸運用上の現実的な判断です。

ただし、
臭いの問題が解決したわけではなく、
先送りにされた状態で残り続けます。

結果として、

・次の退去時に、また同じ問題が起きる
・ペットを飼う入居者が敬遠する
・家賃条件で調整せざるを得なくなる

といった流れに進むこともあります。


ペット可物件でも注意が必要です

ペット可物件であっても、
残留するペット臭には注意が必要です。

次の入居者が飼っているペットが、
残留臭に反応して嫌がるケースもあります。

犬の嗅覚は人間の100万〜1億倍とも言われ、
さらに遠くにある臭いまで嗅ぎ分ける能力を持っています。
猫の嗅覚も、人間の数万〜数十万倍とされています。

人間が気にならないレベルの臭いでも、
ペットにとっては強い違和感やストレスになる可能性があるのです。


重要な注意点|プレモの対応範囲について

プレモ除菌消臭工事は、
100の臭いを0にする工事ではありません。

臭いを限りなく消失させる工事になります。
状況や臭いの強さ、
染み込み方によって、
対応方法や施工時間は大きく変わります。
あらかじめ、
その点をご承知おきください。


除菌消臭工事を行う場合ですが、
解体作業や復旧作業はプレモでは行いません。

解体・復旧については、
原状回復工事業者やリフォーム業者の対応となります。

プレモは、

・解体後
・下地が露出した状態

で行う、
除菌消臭工事および防カビ工事までを担当します。

施工品質を守るための、
明確な線引きです。


まとめ|臭い対策で一番大切なのは「順番」です

賃貸退去後の臭い対策で重要なのは、
金額の大小ではありません。

順番を間違えないこと。

・退去時に解体
・下地が露出した状態で判断
・必要に応じて除菌消臭工事

この流れを守ることで、
無駄な二重工事や後悔を防ぐことができます。

臭い対策は、
最後に何とかするものではなく、
最初に判断すべき問題なのです。


👉 除菌消臭工事をさらに詳しくは、「部屋の除菌消臭」ページを参照ください。


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〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)

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