そのカビ、表面だけじゃない！コンクリート直張り壁の深層カビと解決策

昨日の記事では、築古マンションのコンク
リート直張り壁の断熱性の低さが、
冬の結露とカビを呼び込むことをお伝えしました。

目に見える黒カビは氷山の一角にすぎません。
問題なのは、結露の水分が壁紙とコンクリートの隙間に浸透し、
下地側で大規模に繁殖している「深層カビ」です。

難しく書いていますが、コンクリート下地の黒カビ
が繁殖して困ることになります。

📷写真は、築古集合住宅における
壁紙コンクリート下地に繁殖する黒カビ。

騙し騙し生活していると、いずれ住んでいる
人たちがカビやカビ臭による健康被害に遭う
ことがあっても不思議ではありません。

この下地カビは、見た目では判断できることもありますが、
なかなか分からないこともあり、
第三者のプレモのような専門業者を入れないと判断しかねることがあります。

さらに、住居環境に複数の深刻な問題を引き起こします。

① 健康被害のリスク：カビの胞子は室内に放出され、
アレルギー、喘息、皮膚炎などの健康被害の原因となります。

② 構造的なダメージ：コンクリート表面にカビがびっしりと根を張ることで、
壁紙の剥がれや劣化を早め、建物の維持管理にも悪影響を及ぼします。

③ カビ臭の発生：湿気とカビが原因の「あの独特な臭い」が室内に充満し、
換気してもなかなか消えません。
放置すると健康被害に繋がります。

表面だけ拭き取る行為は、ただカビの成長を促しているだけであり、根本的な解決にはなりません。
黒カビが発生している壁紙を自ら剥がすのも健康リスクがありますので、可能ならばお止めください。

カビの再発を永遠に防ぐためには、
カビ取りと同時にカビの発生原因である「結露」を断つことが不可欠です。

そこで私たちが推奨するのが、
【防カビ結露対策工事】です。

この工事は、表面的な処理に終わらず、
「カビを止めるには、まず結露から」を具現化した工事です。
① カビリセットさせ、発育阻害環境を作ります。
これは、新たなカビを繁殖させない意味です。
② さらに、カビ繁殖の原因である“結露”を抑止するための結露対策用シート貼りをすることで、
高い次元の仕上げ状況を作ります。（最後は吸放湿壁紙張りの仕上げです）

【もう少し解説】
防カビ工事は、カビの漂白・殺菌・発育阻害を目的にしています。
1. カビ取り（漂白・殺菌）
目視できるカビがあれば必ずカビ取りします。

2. 殺菌消毒（できる限りカビを死滅）
カビ取りでも殺菌効果がありますが、弱いのです。
あくまでもカビ取りは漂白目的。
そこで、できる限りカビを死滅させないといけません。
プレモでは、殺菌効果が非常に強い薬剤を用いて
防カビ工事箇所全体に殺菌消毒を行います。

3. 防カビ施工（カビの発育阻害環境を作ります）
人体に安全性の高い複合抗菌剤による抗菌コーティング
と言えばご理解いただけますでしょうか？

建物内外に頻発する57種類のカビ（真菌類）に効果があり、
200種類以上のカビ菌に対応している薬剤を使用しカビの発育阻害環境を作ります。

非流出性でもありますが、
冬から春にかけて結露する 天壁のコンクリート下地の結露 に負ける可能性もあり、
プレモでは防カビ結露対策工事を推奨しています。

📷写真は、前述の黒カビ壁に防カビ結露対策工事を行った様子です。
最後に吸放湿壁紙張りで仕上げとなります。
カビをリセットし再発抑止をしつつ、結露も抑止するという二段構えの結露カビ対策となります。

プレモ防カビ結露対策工事は、結露する冬でも可能です。
「結露で濡れているから、乾いてからのほうが良いのでは？」
と思うことも必要ありません。
むしろ、結露が発生しているほうが、工事前と後での違い
が分かりやすいと感じています。

今年の冬は厳しい冷え込みになることも推測されます
ので、築古マンションにお住いの皆さまは、ぜひ
プレモ防カビ結露対策工事をご検討いただければと思います。

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