中古マンション購入前に注意|コンクリート直張り壁紙の“結露カビ”リスクとは?
2025/12/08
■ はじめに
中古マンションの購入前後に多いのが、
「結露とカビのトラブル」 です。
特に、
・コンクリート直張り壁紙(天井・壁ともに)
・築25年以上の団地・マンション
・リフォーム会社による“壁紙張替えだけ”の工事
この3つが揃うと、
結露→黒カビ→カビ臭(MVOCs) の流れはほぼ確定です。
しかし、リフォーム会社は “見た目中心のリフォーム” を提案するため、
結露・カビのリスクには一切触れません。
その結果、
「住んでから困る」
というケースが後を絶ちません。
■ リフォーム会社が“結露・カビのリスク”を説明しない理由
① そもそも結露のメカニズムを理解していない
リフォーム会社の仕事は 見た目の再生(表面リフォーム)。
結露・湿気・カビの科学までは担当外です。
② コンクリート直張り壁紙は“構造的な弱点”
築25年以上のマンション・団地は、
モルタル薄塗り+壁紙の 直張り構造 が非常に多く、
外気温の影響で天井・壁面に
温度差結露 → 壁紙裏の黒カビ が発生します。
これを説明すると
「リフォームでは対応できません」
と言わざるを得ないため、敢えて触れないのが実情です。
③ 結露対策・防カビ工事を提案すると“見積が跳ね上がる”
例えば光が丘団地のように、
天井・梁・壁一面すべてが直張り構造の場合、
・天井結露対策用シート
・梁の防カビ+シート
・壁面の防カビ+シート
・石膏ボード交換が必要な箇所も多数
こうした正しい工事を行うには、
3LDKクラスでは、100万円以上の予算 が必要になる場合もあります。
コンクリート直張り壁紙などには“結露・カビ発生リスク”がありますので、
リフォーム会社は進んで対策使用とは思わないようです。
そのためリフォーム会社は
「壁紙だけ張って終わり」 に逃げるのです。
住み始めて困るのは、「結露」「カビ」なのです。
■ 実際の現場(光が丘団地の一例)
以下は、光が丘団地での実際の例です。
上記の光が丘団地での出来事は、
予算が限られていたため、必要な箇所すべてには手が回らなかった
という現実がありました。
本来なら全周の結露対策が必要でしたが、
多くの中古マンション購入者が
予算のほぼ全てをリフォームに使ってしまうため、
肝心の結露・カビ対策まで考えられなくなっています。
■ なぜ“中古マンション購入前”に気づくべきなのか
中古マンションの購入で多い後悔は以下の4つです。
1. 冬の寒さ
2. 音
3. 結露
4. カビ(壁紙裏や梁の黒カビ)
特に 結露とカビ は健康被害(アレルギー・過敏症)に直結しますが、
購入前に気づく人はほとんどいません。
理由は簡単です。
・内覧時は暖房を入れていない
・壁紙が新しい(張替え済み)ので下地が見えない
・リフォーム会社が説明しない
だからこそ、
購入前の“冷静な判断”が唯一の武器 になります。
■ プレモからのシンプルなアドバイス
① 中古マンションを買う前に
「天井・梁・壁の直張り構造」を確認すること。
(築25年以上は特に要注意)
② 壁紙が新しくても安心してはいけません
“張替えただけ”で下地は濡れたままのケースが多いです。
壁なら指先で軽く叩いてみましょう。
天井ならスケール(鋼製メジャー)のようなもので軽く叩いてみましょう。
硬い冷たい、低い音がするならコンクリート下地です。
冬の結露を考えたほうが良いでしょう。
③ 入居前に結露・カビ対策の予算を確保する
少なくとも、
外壁側の天井+外壁面の梁+外壁側の壁
は結露対策を行うべきエリアです。
■ まとめ
リフォーム会社が説明しないのではなく、
説明できないのが現実 です。
中古マンションの
天井・梁・壁のコンクリート直張り構造は、
“見た目リフォーム”では絶対に解決しません。
だからこそ、
購入前に気づけた人だけが、結露カビから家族を守れる。
プレモは、
“見える結露によるカビ” だけではなく
“潜んでいる結露によるカビ” を抑止する施工を
埼玉や東京北部地域中心に行っています。
👉 中古マンション購入後のコンクリート直張り壁紙「結露」と「カビ」が心配な時は、
「カビと結露対策」ページを参照ください。
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有限会社プレモ
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