自室漏水事故が原因のカビやカビ臭を軽視してはいけない

マンションで自室漏水事故が発生することがあります。最近多いのは食洗機からの漏水ですが、それ以外でも洗濯機や壁掛けエアコン隠ぺい配管の排水管接続ミスによるカビ被害も多く見られます。中にはリフォーム工事後に職人のミスで発生する漏水事故もあり、自室漏水事故原因は多様化しています。

かなり前の漏水事故後の写真になりますが、この時は漏水被害が半端なかったので洗面所壁紙下地のカビ調査からスタートしました。

現場のマンションがタワーマンションでしたので壁紙石膏ボード下地の二重張りでしたが、一枚目の石膏ボード下地を外すと二枚目の石膏ボード下地にカビが発生していました。壁の真ん中やや下側の石膏ボード下地ですので被害がかなり広がっていることが分かります。漏水は給水でしたが、ここまで酷いと解体することが基本条件になります。住みながらの工事は出来ませんので一時仮住まいしていただく必要があります。

洗面所の次はキッチンカウンターです。壁紙が変色していたので分かりやすいのですが、カビ臭が半端ないので赤ちゃんが居たのでお客様にもっと真剣に考えないと赤ちゃんの健康が害されることを伝えた次第です。キッチンカウンター下の壁紙石膏ボード下地はカビだらけ状態でした。もう最悪です！解体して住まい全体を作り直さないといけません。

最後に床下がどうなっているか？の調査をしました。写真を見て分かる通りもう完全にアウトで防カビ工事以前の話になります。弊社の行えることは解体してもらった後に壁天井床に防カビ工事することです。解体して復旧すればOKと言う考えはかなり古く衛生面で考えれば防カビ工事は必須です。