さいたま市｜和室天井コンクリート直張り壁紙の結露カビ対策と再発防止

さいたま市の分譲マンションでは、冬になると 和室天井の黒カビ のご相談が増えます。
その多くが「コンクリート直張り壁紙」という構造で、実は 結露カビが最も出やすい天井構造 です。

一見すると「壁紙の汚れかな？」程度でも、剥がしてみると下地は広範囲に結露跡が残っている──
そんなケースを何度も見てきました。

今回は、さいたま市の分譲マンションで過去に実施した
「天井コンクリート直張り壁紙の壁紙張替え防カビ工事に結露対策シート貼りを行う高い必要性」
をご紹介しながら、再発させないために必要な対策を詳しく解説します。

■コンクリート直張り壁紙が危険な理由

コンクリートに直接壁紙を貼った「直張り構造」は、
断熱材が無く、冬の外気をそのまま天井面が受けてしまうのが特徴です。

・天井の温度が急低下
・室内の湿気が接触
・天井裏で“見えない結露”が発生
・壁紙裏でカビが繁殖
・長期放置で天井全体が黒カビ化

という流れで進行します。

■和室は空気が動きにくく、天井カビが進みやすい

洋室よりも和室のほうが天井カビが目立つ理由は、

・角部の空気溜まり
・換気量が少ない
・低めの設定温度で使用されやすい

こうした“環境の組み合わせ”が原因になります。

今回のお部屋の天井は、
壁紙表面だけでなく 木枠付近まで黒カビが広範囲に繁殖していました。

📷写真は、さいたま市の築古マンション和室コンクリート直張り壁紙天井の結露カビです。
かなり広範囲に結露が発生し、カビを繁殖させています。

このまま放置し続けると、
日々天井からシャワーを浴びるようにカビ胞子が飛散して来ますので、
早期に対応する必要があるでしょう

📷写真は、壁紙を剥がし天井コンクリート下地にカビ取り含む防カビ工事を実施しているところです。
この時点で乾燥させた後に壁紙張りをしていますが、壁紙張替え防カビ工事で結露を止めることはできませんので、住み方の工夫（間接的結露抑止）を併用していただくか、結露対策用シート貼り（直接的結露抑止）を行うしかありません。

上記は、イメージ画像です。
さいたま市和室天井に壁紙張替え防カビ工事ではなく、防カビ結露対策工事を行ったとするイメージ画像に
なります。天井を見ていただると、結露対策用シート貼りをしているのがご理解いただけると思います。

コンクリート下地防カビ工事後に、結露対策用シート貼りをするだけで結露抑止することができます。
ただし、仕上げは吸放湿壁紙張りが条件となります。

さいたま市の和室天井防カビ工事は、次の3工程を実施しています。

■①カビ取り（漂白・殺菌）

まずは天井面に付着した黒カビを、
化学反応によって分解し、色素ごと取り除きます。

■②殺菌消毒（菌と胞子のできる限りの死滅）

見えない胞子まで抑えるため、
殺菌消毒を必ず実施します。

※「殺菌消毒」は必須工程。省略すると再発率が一気に上がります。

■③防カビ施工（カビの発育阻害環境を作ります）

仕上げとして人体に安全性の高い
複合抗菌剤（防カビ剤）を均一に塗布し、
天井面に“カビの発育阻害環境”を作ります。

天井カビは “結露とセット” で発生します。

📷写真は、実際に行った小平市（ご相談エリア）のコンクリート直張り壁紙の天井に
結露対策用シート貼りを実施した様子です。

防カビ工事でカビ菌（真菌類）を抑えても、
その後も結露が続けば再発は避けられません。

■シートを貼ると何が変わるのか？

・天井面の温度差を緩和
・壁紙裏の湿気滞留を防ぐ
・防カビ工事を活かし、結露抑止するので
　再発周期が大幅に延びる

■仕上げは吸放湿壁紙で湿度バランスを整える

最後に吸放湿壁紙を貼ることで、
室内の湿気をゆるやかに調整する効果が期待できます。

■家具配置・空気溜まり・窓上の冷気

天井の四隅・窓上・梁周辺は特に冷気が集中しやすい場所です。
ここに湿気が溜まると、冬のカビ発生が加速します。

■冬の“見えない結露”をどう抑えるか？

・加湿のやりすぎを辞める
（もしくは、きめ細かい管理をする）
・換気扇のタイミングを調整
・衣類・布団の湿気を部屋に溜めない
・住み方の工夫を併用する

こうした小さな積み重ねが大切です。

■さいたま市では天井カビの相談が特に多い

・北側和室
・築20〜40年の分譲マンション
・共用外廊下側の北側の洋室
・玄関ドア周辺の天壁
・コンクリート直張り壁紙

この3つが揃うと、天井カビが一気に進行する傾向があります。

天井のカビは、人の呼吸域にカビを停滞させることがあり、
アレルギー疾患や呼吸器疾患を持病とされる方がいるお住まい
では早期の解決を図ることが重要です。

和室天井の黒カビは、
防カビ工事だけでは完全に止められないケースが多い のが実情です。

理由はただ1つ。
天井の裏側で起きている 結露 が原因だからです。

そのため、
「防カビ工事」＋「結露対策シート」＋「吸放湿壁紙」
の三段構えが、さいたま市のような冬の結露が強い地域
築年数が経過している築古マンションなどでは最適解になります。

割り切って防カビ工事だけで済ますのも1つの選択肢です。
ちなみに、プレモでは皆さまにこう伝えています。
・壁紙張替えは、一冬越えるとカビが再発します。
パテによるカビ隠しをしても半年以内にカビは再発します。
・壁紙張替え防カビ工事は、二冬越えるとカビが再発することがあります。
住み方の工夫を併用すると長持ちします。
・防カビ結露対策工事壁紙仕上げは、三冬越えてもカビが再発すること
は少ないと言えます。
住み方の工夫を併用するとシートも長持ちしてくれます。

カビは住む人の健康を害する天敵です。
結露を抑止しカビを繁殖させない住空間にしましょう。

【対応エリア】
埼玉県上尾市の事務所から片道30㎞圏内は下見無料 です。
詳しくは、「施工対応エリア」をご覧ください。
他の埼玉県内（越谷市・草加市・三郷市・吉川市・八潮市・熊谷市など）
にも対応しております。

埼玉寄りの東京北部にも対応しています。
お気軽に相談ください。

👉 コンクリート直張り壁紙の結露カビをさらに詳しくは、
「カビと結露対策」ページをご覧ください。