有限会社プレモ

断熱材が無い石膏ボードとコンクリート下地の結露対策工事

断熱材が無い石膏ボードとコンクリート下地の結露対策工事

断熱材が無い石膏ボードとコンクリート下地の結露対策工事

2025/01/23

築30年以上の断熱材が入ってない壁

築30年以上のマンションで壁紙石膏ボード下地とコンクリート躯体の間に断熱材が入ってない部屋は多いと思います。壁が濡れる、冬は冷蔵庫のように冷える部屋が該当します。このような時は石膏ード下地を解体し、断熱工事をするしかありません。写真は石膏ボード下地解体後のGLボンドになります。GLボンドは石膏ボード下地を固定するのに使用されます。

GLボンドを撤去し防カビ工事

GLボンドは全て撤去しなければいけません。石膏ボード下地を解体する際に一緒にくっ付いてくることもあれば、まだ効果が持続しているものもありますが、基本写真のように全て撤去しコンクリート躯体に防カビ工事するのが弊社の基本です。

木組みしスタイロフォーム入れ

GLボンドを撤去しコンクリート躯体に防カビ工事した後は断熱工事になりますが、方法は3通りほどあります。写真は垂木で木組みしスタイロフォーム貼りをしています。非常にポピュラーな方法なのですが、垂木を安定させるためにビス打ちが必要になります。コンクリート躯体に穴を開けることを嫌うマンション管理会社が多いので今はこのような方法は少なくなりつつあります。※スタイロフォームは断熱材です。

スタイロボードを貼ることもある

コンクリート躯体にスタイロボードなどを直接貼ることもあります。他には某社が発売しているスタイロパネルを貼ることもあるでしょう。ただスタイロフォームの厚みが35mm以上無いと断熱効果が弱く、結露抑止も厳しいと思われますので25mm前後の厚みのスタイロフォームはお止めいただければと思います。

コンクリートボンドで圧着

スタイロボードの場合、コンクリートボンドで圧着することが多いと思いますが、結露が止まる訳ではありませんので勘違いしないほうが良いでしょう。スタイロボードなどを貼ることでしっとり濡れている結露が分からなくなるだけ・・・と思ってください。結露を後付けで完璧に止めるのは無理があります。

木組みをなるべき使用しない方法

木組みでビスを打ち込むことを嫌うマンション管理組合のあるマンションや団地では、スタイロボードやスタイロパネルなどを利用して断熱効果を持たせるの一般的です。木組みするとビス打ちが必要になりますが、ヒートブリッジ現象でビスが錆び結露を発生させる原因になることがありますので、出来れば木組みしない方法を選択するべきだと弊社は考えます。

結露改善と断熱効果上昇目的

写真のようにコンクリートボンドで圧着したスタイロボードによる断熱工事は成立するのですが、結露が激しく発生する部屋には厳しいかも知れません。過去に何度か経験していますが、木組みでしっかり行った部屋の多くは結露も感じ難く快適に生活されているという話を確認しています。スタイロフォームのような断熱材は断熱効果情報が目的になりますが、副次効果として結露改善も多少あると考えます。※吹き付け発砲ウレタンという選択肢もありますが費用も高く結局GLボンドを使用しますので壁内結露が発生する作りになりますのでお勧めしません。

コンクリート下地に防カビ結露対策工事

断熱材の無い石膏ボード下地は解体して断熱工事が主流になりますが、コンクリート下地直張り壁紙ではそうはいきません。まともに断熱工事すると部屋が狭くなり、余計なリフォーム工事が必要になります。弊社の防カビ結露対策工事は写真のように厚みが4mm以下ですので余計なリフォーム工事をせず、大きな音も立てずに対応することが可能です。

結露抑止を目的に

弊社の防カビ結露対策工事はコンクリート下地が基本です。石膏ボード下地の場合は交換してからの防カビ結露対策工事になりますことをご理解ください。防カビ結露対策工事は結露抑止が目的で断熱効果は多くは望めません。スタイロフォームの断熱材と違うのは厚みが少ないこと・シートが結露を吸収し放出してくれることです。この違いは相当大きいと感じています。弊社が勧めるのはコンクリート下地直張り壁紙の部屋です。もし壁天井の結露が酷い場合はプレモまで問い合わせください。埼玉県内であれば石膏ボード下地の断熱工事も対応可能です。埼玉・東京に対応しています。千葉や神奈川の一部地域に対応しています。

【関連ブログ】コンクリート下地直張り壁紙の結露によるカビで諦める前に

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