部屋干しを同じ場所で続けると、なぜカビが出やすくなるのか
2026/01/16
最近、部屋干しが増えていると感じています。
共働きの家庭が増え、プライバシーや防犯への配慮、
黄砂や花粉の影響もあり、
外に洗濯物を干さない選択をされる方が多くなりました。
部屋干しは、今の生活に合ったごく自然な行動だと思います。
部屋干しが多くなると、室内の壁紙などにカビが発生する
事例も増えて来ています。
ただ、「部屋干しそのもの」が悪い訳ではありません。
部屋干しをする上で何が問題なのか?を書きたいと思います。
同じ場所で部屋干しを続けると、湿気が溜まり続けます
洗濯物から出る水蒸気は、
その場で一気に消えるわけではありません。
同じ場所で部屋干しを続けていると、
空気が動きにくい壁の周辺で、
局所的に湿度が高い状態が続くことがあります。
結露のように水滴が見えなくても、
壁の表面には
「結露以前の湿り気」が長時間残ります。
これが、いわゆる吸着水です。
※吸着水とは、「湿り気」とお考えください。
結露未満の湿り気です。
素材が違えば、カビの出方も変わります
ここで、実際の事例を見てみましょう。
珪藻土壁紙は調湿性がありますが、
湿気が長時間続くと、
表面で湿気を抱え込みやすくなります。
この事例では、
部屋干しによる湿気が
水にならないまま壁に滞留し、
表面に黒カビとして現れていました。
ただ、カビ取りするだけでなく、殺菌消毒
を行い、防カビ施工するだけで再発リスク
が大幅に減少します。
珪藻土壁紙と違い、
量産品の壁紙は調湿しません。
湿気が逃げない場所に集まり、
冷えやすい壁の一部で、
黒カビとして一気に表面化します。
同じ部屋干しでも、
壁紙の性質によって
カビの出方が変わることが分かります。
掃除不足が原因ではありません
誤解されやすいのですが、
これらの壁が
汚れていたわけではありません。
実際に、
いずれのケースもキレイにしています。
それでも、
湿気が溜まり続ける環境が変わらなければ、
カビは再び出てきます。
同じ場所に部屋干しを常在化させることが
一番の課題と言えます。
サーキュレーターと除湿機は有効です
皆さんもご存じで、すでに行っている人も
いると思いますが、
部屋干しの対策として、
サーキュレーターや除湿機を使うと、
洗濯物の乾きはかなり早くなります。
同時に、
壁の表面に残りやすい
吸着水の対策にもなります。
もちろん、
これで100%防げるわけではありません。
ただ、体感としては
50~60%はリスクを下げられると感じています。
それでも止まらない場合があります
対策をしていても、
建物の構造や壁の条件によっては、
湿気が逃げにくいケースがあります。
その場合は、
住み方の工夫だけでは限界があります。
部屋干しを否定するのではなく、
湿気の溜まり方を正しく理解し、
必要に応じて対策を考えることが大切です。
部屋干しの場合、壁紙表面にカビが繁殖
することが多いと感じていますので、
壁紙表面に防カビ工事するだけでも効果が
違って来ます。
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