中古戸建とマンションで結露の出方が違う理由―同じ冬でも、起きている現象は別物です―
2026/01/15
冬になると
「結露がひどい」「カビが出てきた」
といった相談が増えてきます。
ただ、同じ冬でも
中古戸建住宅とマンションでは、結露の出方がまったく違う
ことをご存じでしょうか。
今回は、今朝の実測値も交えながら、
なぜ結露の感じ方に差が出るのかを整理してみます。
今朝9:30時点の実測値から分かること
今朝9:30時点の室内環境は以下の通りです。
・外気温:3℃
・外気湿度:42%
・室温:14.5℃
・室内湿度:48%
この条件では、
結露が発生する温度(露点温度)は 約4℃前後 になります。
つまり、
結露は発生しません。
中古戸建住宅で結露を感じにくい理由
中古戸建住宅では、
・日当たりが確保されやすい
・外壁面が多く、自然乾燥しやすい
・暖房を強く使わない家庭も多い
といった条件が重なり、
壁や天井が極端に冷えにくい 傾向があります。
そのため、
・アルミサッシ
・窓ガラス
以外では、
結露を強く感じないケースも少なくありません。
もちろん経年劣化はありますが、
「結露のひどさ」という点では、
意外と穏やかに感じる中古戸建も多いのが実情です。
築30年以上のマンションで結露が増えやすい条件
一方、築30年以上のマンションでは条件が変わります。
・室温:18℃以上
・加湿器使用により湿度50%前後
・コンクリート躯体が外気の影響を受けやすい
この条件になると、
露点温度は 約7℃前後 まで上がります。
つまり、
暖かく湿った空気が当たると結露が発生する
という状態になります。
問題は「コンクリート直張り」の天井・壁
築年数のあるマンションでは、
・コンクリート直張りの天井
・コンクリート直張りの壁
・梁や柱型
といった部位が、
7℃以下まで冷えることは珍しくありません。
窓の結露は目に見えますが、
天井や壁の結露は 気づきにくい のが厄介な点です。
気づいた時には、
・壁紙裏で結露
・下地に湿気が滞留
・カビが進行している
というケースも多く見られます。
結露は「寒さ」ではなく「条件」で起きる
よく
「寒いから結露する」
と思われがちですが、実際は違います。
結露は、
・温度
・湿度
・冷える場所
この 組み合わせ で起きる現象です。
同じ冬でも、
・中古戸建住宅
・築年数のあるマンション
では、
結露の起きやすさが大きく変わる理由はここにあります。
まとめ|まずは住まいの条件を知ること
結露対策は、
「とりあえず換気」「とりあえず拭く」
だけでは解決しません。
まず必要なのは、
・どこが冷えているのか
・どの条件で結露が起きているのか
を知ることです。
アルミサッシや窓ガラスの結露対策として、
内窓設置が勧められることがあります。
ただ、内窓設置後に別の場所で結露が目立つようになるケースもあります。
次回は、その点についても触れてみたいと思います。
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