20年以上使われた砂壁は要注意|潜伏型のカビ臭が健康に影響する理由
2026/01/10
砂壁のカビ臭は、
ある日突然発生したように感じられることがあります。
「今まで問題なかったのに急に臭うようになった」
「掃除をしても、換気をしても取れない」
しかし、砂壁のカビ臭は
突然生まれたものではありません。
砂壁のカビ臭は「潜伏型」
砂壁は多孔質の素材です。
湿気や臭いを吸いやすく、表面だけでなく
内部に“履歴”が残りやすい性質があります。
長年の生活の中で、
・室内の湿気
・生活臭
・目に見えない微量のカビ由来成分
こうしたものが、
少しずつ砂壁の内部に蓄積していきます。
そして、
暖房を使う冬場や結露が重なったタイミングで、
それまで表に出てこなかった臭いが
一気に感じられるようになることがあります。
これが、
砂壁のカビ臭が「時間差」で出てくる理由です。
砂壁のカビやカビ臭で害される「健康」
砂壁のカビ問題は、
見た目や臭いの問題だけで終わらないケースもあります。
実際に、
砂壁を塗った和室がカビ臭くなり、
就寝することができなくなった、
という相談は少なくありません。
また過去には、
砂壁のカビが原因と考えられる咳き込みが続き、
医師から「過敏性肺炎」と診断を受けた方もおられました。
もちろん、
すべての砂壁が健康被害を引き起こすわけではありません。
しかし、
カビ臭が出ている状態で
「砂壁だから問題ない」と判断してしまうのは、
少し早計ではないかと、
現場に立つ立場として感じています。
📷写真は、越谷市(ご相談エリア)の戸建住宅和室の砂壁カビです。
カビ臭はしていませんでしたが、和室で就寝していたご主人が
「過敏性肺炎」に罹ってしまいました。
砂壁は基本「掻き落とし防カビ工事」が前提
砂壁のカビ問題は、
表面をきれいにするだけでは解決しません。
なぜなら、
臭いやカビの原因は
表面ではなく内部に残っているからです。
そのため、砂壁の対策は基本的に
掻き落とし防カビ工事が前提になります。
これは砂壁を壊すためではなく、
長年蓄積した湿気やカビの履歴を
一度リセットするための工程です。
ここで注意したいのが、掻き落とした後
の仕上げ方法です。
再び砂壁を塗ってはいけません。
珪藻土もお止めください。
珪藻土パネルもお止めください。
アフターメンテナンスを考えると面倒
になります。
プレモでは、掻き落とし防カビ工事後
は、壁紙仕上げを最適解としています。
砂壁を覆う方法が「臭いものに蓋」になる理由
砂壁の上から板材や壁紙で覆う方法は、
一時的に見た目を整えることはできます。
しかし、この方法は
問題を止めているわけではありません。
臭いや湿気の逃げ場がなくなり、
内部でカビの進行が続くことで、
見えなくなってから悪化するケースもあります。
砂壁を覆う方法は、
いわば
「臭いものに蓋」をする対処
になりやすいのが現実です。
📷写真は、砂壁の黒カビです。
このように分かりやすいカビがあっても
無くても、砂壁の表面に合板や石膏ボード
を直に貼ることは禁忌であるとプレモは
考えています。
見えなくなってからの方が、対処は難しくなる
覆ってしまった後にカビ臭などの問題が
表面化すると、
・下地まで劣化している
・工事範囲が広がる
・費用も大きくなる
といった状況になりやすくなります。
「とりあえず隠す」という判断は、
結果的に
後回しのツケを大きくすることがあります。
砂壁は「時代の代表作」だった
砂壁は、昭和という時代の住まい方を前提に
多くの住宅で使われてきた、
いわば時代の代表作のような素材です。
当時は、
・冷暖房の使用が限定的
・家の中に余白があった
・湿気や臭いに対する価値観も今とは違った
ため、大きな問題になりにくい素材でした。
しかし現在は、
・冷暖房を常用する暮らし
・家具で壁が覆われる室内
・室内環境や健康への意識の高まり
といった生活スタイルに変わっています。
その結果、
当時は表に出なかった問題が、
カビ臭や体調への影響として
顕在化しやすくなっています。
砂壁が採用される背景と現実
現在、砂壁が採用されるケースを見ると、
積極的に選ばれているというより、
事情がある場合がほとんどです。
・新築時に
「父がどうしても和室は砂壁で」と譲らなかった
・茶道をたしなむ方のため、
純和風の空間を作る必要があった
こうした理由で採用されることは、
実際にあります。
一方で、
現在の住環境や管理のしやすさを考えたうえで、
砂壁を好んで選ぶ方は
ほとんどいないのが実情です。
今の新築戸建住宅は和室があっても
壁は壁紙仕上げがほとんどです。
なお、
砂壁と同じような課題を抱える素材として
繊維壁もありますが、
プレモでは施工対象としていません。
まとめ|砂壁は「一度きちんと向き合う」素材
砂壁のカビ臭は、
突然起きた問題ではなく、長年の蓄積が
条件がそろって表に出た結果です。
放置しても進行し、
覆っても隠れて進行します。
だからこそ砂壁は、
一度きちんと向き合い、
掻き落とし防カビ工事でリセットする
必要がある素材だと、プレモは考えます。
【対応エリア】
埼玉県上尾市の事務所から片道30㎞未満は下見無料です。
片道30㎞圏内を「中心対応エリア」と称しています。
上尾市の事務所から31㎞~45㎞圏内を「ご相談エリア」
と称し対応しています。
砂壁の気になる方は、プレモまでお気軽に相談ください。
👉 砂壁の施工事例を知りたい時は、「砂壁・珪藻土のカビ」を参照ください。
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有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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