【東京都目黒区】建築中雨に濡れた木材合板を使う建売住宅

東京都目黒区で見た建築中建売住宅には驚きました。
施主様からの要望で一緒に同行した時の話になります。

確信犯とも言うべき建売住宅だったのです！
その理由は、雨が降ってもまともな養生をしない！


屋外にブルーシートで覆っているが甘い覆い方なので雨はが入ってしまい濡れた
木材にカビが発生しているのをそのまま使用する大工。

大工に注意するといきなりキレ始める始末。

大工曰く「カビが発生した木材合板一切使用していない」とのこと。
しかし、良く見ればカビが発生している木材が出るわ出るわ･･･
建売住宅の販売会社担当者も焦って大工に小言を言い始める始末。

それでも大工は言うことを聞かない。


購入希望の施主様は「今までは優しく対応してくれたのに…カビのことを言った
だけでこんなに人は変わるものなのですね」と驚かれていましたし、不安に感じ
たそうです。

施主様は、雨が降った時養生が心配で木材合板にカビが発生するのでは？と思い
相談してくださったのですが、その実態を見るにつけ心配が的中したことに驚き
を感じたそうです。

これは建売住宅の実態でしょう。
中にはそのような建売住宅が存在するのです。

 

結局、構造用合板はアクがメインだからそのまま放置。

指摘のあった木材は交換すると言ってましたが、交換すると大掛かりな場所なの
で放置することに。
この流れを見ても分かる通り、防カビ工事は行わずに木材合板を塞ぐことに。


皆さんに伝えたいことは、写真にあるような構造用合板のアクです。
このアクを放置し続けるとカビが発生することがあります。
構造用合板の上にフローリング材を敷きますので、構造用合板に防カビ処理せず
そのままにすると、竣工後にフローリングにカビが発生することがあります。
※今年、別の案件でフローリングを剥がした状態の構造用合板防カビ工事をして
います。

【関連ブログ】建築中雨に濡れた構造用合板カビ防カビ工事

木材がカビているのを指摘し「この木材は使用しないでください」と伝えた矢先
に使用する大工はかなり問題です。
このような大工がいるから建築中住宅のカビが無くならない。

建売住宅と言えども大工のレベルは問題だと思いました。


もう１つあります。

それは、施主様の態度。
お金を出して購入するのだから強く言うべきでしょう。
販売会社担当者が「そんなに文句言うなら購入しなくても良いですよ」と言って
来るようなら本当に購入しないほうが妥当だと思います。
なあなあで良い建物が出来るはずがありません。

雨に濡れた建売住宅はカビだらけの木材合板を使用され続けているのかも知れません。
機会があれば、建築中雨に濡れた建売住宅をじっくり見たいものです。


雨に濡れた建築中住宅でお困りの時は、プレモまでお気軽に問い合わせ
ください。

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