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原状回復工事で「臭いが残る部屋」が生まれる本当の理由

原状回復工事で「臭いが残る部屋」が生まれる本当の理由

原状回復工事で「臭いが残る部屋」が生まれる本当の理由

2026/01/16

賃貸マンションの退去後、
原状回復工事やハウスクリーニングを終えたにもかかわらず、

「まだ臭いが残っている」
「次の入居者が決まりにくい」

という相談を受けることがあります。

このとき、多くの方が
「工事が雑だったのではないか」
と考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。

実際の現場では、
原状回復工事の進め方そのものに問題があるのではなく、
判断のタイミングと工程の選択によって
結果が分かれている
ケースがほとんどです。


臭いは「見た目」では判断できません

臭いは「見た目」で判断できません。
嗅覚は個人差があります。

原状回復工事では、

・壁紙の張替え
・床材の交換
・ハウスクリーニング

といった工程が中心になります。

見た目はきれいに戻り、
室内も一見すると問題がないように見えます。

しかし、臭いの原因は
空気中ではなく、建材に染み込んでいる
ことが少なくありません。

床や壁の下地、
とくに木質系の材料は、
臭いを吸着・保持しやすい性質を持っています。

表面を新しくしても、
下地に残った臭いまでは
自然に消えることはありません。


担当者の嗅覚と経験に頼らざるを得ない現実

現場での判断は、
どうしても人の感覚に頼る部分があります。

・その日の体調
・臭いへの慣れ
・臭いの種類や強さ

によって、
「この程度なら大丈夫ではないか」
と感じてしまうこともあります。

また、経験が浅い担当者の場合、
社内の先輩や過去の事例に倣って
判断を行うことも珍しくありません。

その判断自体が間違いだったとは言えませんが、
結果として臭いが残ってしまう
ケースがあるのも事実です。


ペット臭は判断が特に難しい分野です

ペット臭、とくに猫のおしっこ臭などは、
原状回復工事において最も判断が難しい臭いの一つです。

・無断飼育
・規約違反の多頭飼い
・想定を超える汚損

といった事情が重なることもあり、
すべての費用を入居者に請求できない
と判断されるケースもあります。

その結果、

・解体を最小限にする
・除菌消臭工事を行わない
・見た目を優先して工事を終える

という選択がされることがあります。

この判断自体は、
現実的な事情を踏まえたものですが、
臭いは事情を汲み取ってはくれません。


「やらなかった工程」が結果を決める

原状回復工事で臭いが残る場合、
それは工事の失敗ではなく、

臭いを断つための工程を
選択しなかった結果

と考えるほうが分かりやすいと思います。

解体を行った場合でも、
下地が露出した段階で
除菌消臭工事を行わなければ、
臭いは建材の奥に残り続けます。

後から対処しようとすると、
できることは限られ、
費用もかえって増えてしまいます。


除菌消臭工事は「最後の手段」ではありません

除菌消臭工事は、
「何をやってもダメだった時の工事」
ではありません。

本来は、

・退去後
・解体中
・下地が確認できる段階

このタイミングで行うべき工程です。

順番を間違えないことが、
結果を大きく左右します。

📷イメージ画像は、フローリング剥がし後の下地除菌消臭工事。

除菌消臭工事は、
100の臭いを0にする魔法ではありません。

臭いの種類や染み込み方によって、
対応方法や施工時間は変わります。

それでも、
順番と判断を誤らなければ、
結果は大きく変わります。


大切なのは「知ったうえで選ぶこと」

臭いが残る部屋が生まれる背景には、
誰かの怠慢や失敗があるわけではありません。

判断材料が不足したまま、
現実的な線を引いた結果、
そうなってしまった、というケースがほとんどです。

だからこそ重要なのは、

・なぜ臭いが残るのか
・どの工程を行えば結果が変わるのか

これを知ったうえで、
どこまで対応するかを選ぶこと
です。

それができれば、
退去後の臭いトラブルは
確実に減らすことができます。



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