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家庭で出来ないカビ対策【後編】 ― カビを止めるには、まず結露から ―

家庭で出来ないカビ対策【後編】 ― カビを止めるには、まず結露から ―

家庭で出来ないカビ対策【後編】 ― カビを止めるには、まず結露から ―

2026/01/08

導入|なぜ「家庭では出来ない」のか

家庭で出来るカビ対策は、
どうしても 局所的な対応 になります。

・カビ取り
・一時的な乾燥
・再発したら、またカビ取り

この繰り返しを覚悟する必要があります。

一方、プロが行うカビ対策は
カビ取りだけで終わりません。
再発を抑止する「防カビ」まで含めて考えます。

そして築30年以上の集合住宅では、
さらに 結露という環境要因 を無視できません。


家庭対策とプロ対策の決定的な違い

家庭で出来るカビ対策は、
「見えているカビ」への対応が中心です。

しかしプロの専門家が向き合うのは、

・壁紙の裏側(裏打ち紙)
・下地内部
・継続的に湿る環境そのもの

です。

特に コンクリート直張り壁紙 では、
コンクリート下地の結露が
カビ繁殖の大きな原因になります。


壁紙は2層構造であるという現実

壁紙は、

・表面:プラスチック(ビニール)
・裏側:紙(裏打ち紙)

という 2層構造 です。

家庭で出来るカビ対策は、
この 表面側のカビ にしか対応できません。

裏打ち紙側にまでカビが進行している場合、
表面をいくら拭いても、

・墨汁をにじませたようなシミ
・輪郭が残る黒ずみ

は除去できません。

この段階では
壁紙張替え防カビ工事が必要 になります。


結露という「長期環境」が防カビを壊す

防カビ剤は万能ではありません。

非流出性の高い薬剤であっても、
日々発生する結露 にはかないません。

・毎日少しずつ濡れる
・半年〜1年かけて流失
・防カビ効果が弱まる

結露がひどい場合は、
1年程度で限界 が来ることもあります。

つまり、

防カビ工事を守るために
結露を抑止する必要がある

という結論になります。

ソフト巾木も結露するコンクリート下地壁

築30年以上の築古マンションの一室です。
コンクリート直張り壁紙の結露がひどい状況。
この壁に防カビ工事を行っても結露は止まらず
せっかくの防カビ効果も1年もたないことに。

結露が止まらない天井コンクリート下地

激しく結露する天井コンクリ直張り壁紙です。
このような状態で壁紙張替え防カビ工事しても
1年もたずに防カビ剤が流出してしまう可能性が
あります。


壁紙張替え防カビ工事✖防カビ結露対策工事

コンクリート直張り壁紙が絡む場合、

・壁紙張替え防カビ工事だけ ✖
・防カビ結露対策工事の併用 ⭕

となります。

防カビ結露対策工事では、

・結露対策用シート
・吸放湿壁紙
・温度差を緩和する構造

を組み合わせ、
結露が発生しにくい環境 を作ります。

コンクリート直張り壁紙のカビ

壁のコンクリート直張り壁紙のカビです。
一カ所だけがコンクリート直張り壁紙である場合、防カビ結露対策工事が最適解であるのは間違いありません。

防カビ結露対策工事を行ったら

壁のコンクリート下地に防カビ結露対策工事を行った場合は、防カビ工事パース(イメージ画像)です。コンクリート下地の防カビ工事を活かし、
結露抑止もします。翌日吸放湿壁紙張りで完了。


スタイロフォームDIYは「隠す対策」になりやすい

市販のスタイロフォームを
壁に貼るDIYを見かけることがあります。

確かに一時的に

・冷たさ
・表面結露

は和らぐかもしれません。

しかし、

・結露が止まったかは分からない
・カビを隠しているだけの可能性
・湿気の逃げ場を奪う危険

があります。

気密性を上げる=
湿気が逃げにくくなる
という側面も忘れてはいけません。

📷は、イメージ画像です。
スタイロフォームはさまざまな厚みがありますが、
画像はかなり薄いもので、厚み30mm無い
と断熱効果は認められないのですが、
部屋が狭くなるので扱いにくい厚さである
ことは間違いありません。
 


プレモが考えるカビ対策

プレモが行うカビ対策は、

・カビ取り
・防カビ
・結露対策
・住み方の工夫

セットで考える ことです。

「カビを止めるには、まず結露から。」

この考え方を
現場で具現化するのが
防カビ結露対策工事 です。


まとめ|森を見て、木を見る

家庭で出来るカビ対策は、
即効性のある 局所療法 です。

一方、
家庭で出来ないカビ対策は、

・環境
・構造
・結露

を含めた 全体設計 になります。
いわば、即効性があり持続性のある療法
でもあります。

森を見ずに木を見るだけでは、
カビは止まりません。



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