「探せばある断熱材」が、結露を止めない理由
2026/01/06
導入|なぜ「断熱材を貼ったのに結露が止まらない」のか
市販の断熱材やスタイロフォームは、
「貼れば寒さも結露も止まる」と思われがちです。
しかし現場では、
断熱材を貼っても結露が止まらないケースを数多く見てきました。
それは、断熱材の“性能”の問題ではなく、
結露の発生メカニズムを分断できていないことが原因です。
スタイロフォームは「点」ではなく「面」で効くもの
スタイロフォーム自体は、
断熱性能としては決して悪い材料ではありません。
ただし効果を発揮するには、
・壁全体を覆う
・天井・床との取り合いを切らない
・隙間や段差を作らない
といった 「面」での施工 が前提になります。
家庭で行うDIYでは、
この条件を満たすのが非常に難しいのが現実です。
📷写真は、寒い壁にDIYで市販スタイロフォーム貼りしたお部屋。
一見良さそうに見えますが、巾木や見た目などの収まりが悪く
断熱効果を逃がしています。
部分的なスタイロフォーム貼りも結構なことなのですが、
お部屋全体の断熱工事を検討されたほうが良いとプレモは
考える次第です。
少しの段差が「結露の逃げ場」になる
スタイロフォーム貼りで、
特に問題になりやすいのが次の部分です。
・壁:木巾木(MDF巾木)との取り合い
・壁:コンセント・スイッチ廻り
・天井:廻り縁との境目
・天井:照明・配線まわり
これらの わずかな段差・隙間 に、
・冷気が集中する
・湿気が滞留する
・そこで結露が発生する
という現象が起こります。
結果として、
「貼っていない部分から結露が続く」 状態になります。
「部屋を狭くしない断熱」は、結露を止めにくい
市販されている中には、
・非常に薄い断熱材
・いわゆる「探せばある断熱材」
も存在します。
これらは、
・部屋を狭くしにくい
・見た目を変えにくい
というメリットはありますが、
結露を抑止できるかどうかは別問題です。
断熱厚が足りなければ、
壁の表面温度は十分に上がらず、
結露条件は変わりません。
結果として、
結露は止まっていない
という状態になることがあります。
防カビ剤が流される「結露という環境」
たとえ防カビ剤が
非流出性の高い薬剤であっても、
・毎日
・数ヵ月
・じわじわ発生する結露
にはかないません。
結露水によって少しずつ流失し、
防カビ効果は確実に弱まっていきます。
これは薬剤の良し悪しではなく、
環境の問題です。
結論|結露を止めない限り、防カビは守れない
カビを止めたいのであれば、
・防カビ剤を選ぶ前に
・施工方法を考える前に
結露をどう抑止するかを考えなければなりません。
断熱材を「貼る」ことと、
結露を「止める」ことは同義ではありません。
だからこそ、
・壁紙張替え防カビ工事 ✖
・防カビ結露対策工事 ⭕
という判断が必要になるケースがあります。
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有限会社プレモ
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