【練馬区の賃貸でも発生】天井直張りと大きな梁がつくる冬の結露カビ【後編】
2025/11/24
■ 練馬区の賃貸マンションで起きた“天井直張りの落とし穴”
前編では横浜市中区の分譲マンションを紹介しましたが、
天井コンクリート直張り壁紙の結露カビは、都内の賃貸マンションでも“日常的に起きている問題”です。
今回取り上げるのは、練馬区で2019年に下見した賃貸マンション。
天井の一部が湿気で膨らみ、断熱材まで剥がれ落ちてしまったケースです。
■ 断熱材が剥がれ落ちるほどの結露カビ
■ 天井コンクリート直張り壁紙の“宿命”
天井がコンクリート直張り壁紙の場合、
冬になると以下の現象が同時に発生します。
・天井が冷え切る
・室内の湿気が上昇する(暖房・生活動作)
・冷たいコンクリート直張りに触れた湿気が結露
・結露水が黒カビを発芽させる
・再び湿気が当たり、再発する
・カビ臭が発生し健康を損なる原因に
つまり、
「結露を止めなければカビは止まらない」構造
になってしまっているのです。
断熱材が進化しても、直張り天井では
効果が限定的。
根本原因である “天井そのものの冷たさ” が解消されないからです。
■ 再発を防ぐために必要な“5工程セット”
練馬区のような構造では、
表面洗いレベルでは絶対に再発します。
再発を止めるには、
プレモが行っている 5工程セット が必要です。
① カビ取り
② 殺菌消毒(省略不可)
③ 防カビ施工
④ 結露対策用シート貼り
⑤ 吸放湿壁紙仕上げ(量産壁紙不可)
📷写真は、練馬区賃貸マンションに、
防カビ結露対策工事を行った時の結露対策用シート貼りまでのイメージ画像です。
特に天井の結露対策は難易度が高く、
“直張り+梁” の組み合わせでは、
結露対策用シート貼りと吸放湿壁紙の組み合わせが必須になります。
イメージ画像の後に吸放湿壁紙張りで仕上げという段取りになります。
■ 分譲賃貸オーナーが直面する“冬の天井問題”
都内・川崎・横浜では、
この “大梁+直張り天井” の組み合わせが非常に多く、
築20年を過ぎると一気にカビ被害が増えてきます。
人口減少で中古マンションの需要が増え、
リフォーム前提で購入するケースが増えるほど、
こうした コンクリート直張り壁紙結露水による天井カビ が顕在化します。
冬の天井カビは、もはや「珍しい現象」ではありません。
見えないところで繰り返し起きている“冬の宿命”なのです。
■ まとめ
天井コンクリート直張り壁紙は、
「冬の結露カビが止まらない構造」を抱えています。
梁による空気だまり、結露水、黒カビの再発——
どれも一度始まると止まりません。
普通の天井断熱工事では止まりません。
壁紙張替え防カビ工事でも結露は止まりません。
ですが、防カビ結露対策工事なら抑止することが可能です。
結露を止めることは、健康と建物を守ること。
ぜひ、賃貸大家さんで本当に困っている時は、前向きにご検討ください。
👉 コンクリート直張り壁紙の結露とカビなら、「カビと結露対策」ページをご覧ください。
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