埼玉・東京|賃貸で止まらない結露とカビ|原状回復では解決しない理由と防カビ結露対策工事
2025/12/27
賃貸住宅の結露は、なぜ毎年止まらないのか
冬になると、賃貸住宅で必ずと言っていいほど起きるのが結露です。
特に多いのが、アルミサッシにびっしりと付く結露。
「賃貸だから仕方がない」
「窓の結露さえ拭けば大丈夫」
そう思われがちですが、実はそれだけでは済まないケースが少なくありません。
見落とされがちな本当の問題|天井と壁の結露
多くの賃貸住宅、特に築年数の経った物件では、
・玄関
・外壁に面した部屋
・北側の部屋
で、天井や壁のコンクリート直張り壁紙が使われています。
ここで起きているのが、
壁紙の裏側で発生する結露です。
表面からは分かりにくく、
乾くと何事もなかったように見えますが、
・壁紙裏では結露と乾燥を繰り返す
・下地にカビが定着する
・カビ臭(MVOCs)が室内に漂う
という状態が、静かに進行します。
📷は、天井外壁側の結露とカビです。
防カビパース(イメージ画像)を使用しています。
コンクリート直張り壁紙の外壁側は、寒暖差が激しく
結露を6ヵ月間発生させます。
原状回復工事では、なぜ止められないのか
賃貸の結露カビ対策として、よく行われるのが
・壁紙の張替え
・ペンキ塗り
・壁紙専用の塗装工事
といった原状回復工事です。
しかし、これらは
結露を止める工事ではありません。
あくまで「見えなくする」「一時的に整える」処置であり、
結露という原因が残っている限り、
次の冬に同じことが繰り返されます。
判断軸が違うという現実
ここで、はっきりさせておきたいことがあります。
判断軸が合わないため、
プレモはオーナー様直接のご相談を中心に対応しています。
これは、管理会社を否定しているわけではありません。
目的が違うのです。
・原状回復:短期・表面・コスト優先
・防カビ結露対策工事:原因除去・再発防止・長期視点
同じ「賃貸」でも、
求めているゴールがまったく異なります。
防カビ工事だけでは、結露は止まらない
ここで重要なのが、
防カビ工事=結露対策ではない
という点です。
プレモが行う防カビ結露対策工事では、
1. カビ取り
2. 殺菌消毒
3. 防カビ施工
4. 結露対策用シート貼り
5. 吸放湿壁紙仕上げ
という工程を踏みます。
特に重要なのが、
結露対策用シート貼りです。
これにより、
・コンクリートの冷えを緩和
・結露水の発生条件を抑制
・壁紙裏への水分供給を遮断
し、初めて「結露そのもの」を抑えることができます。
📷写真は、結露する天井外壁側に貼った結露対策用シートです。
結露を直接抑止するのは難しく、断熱材付き石膏ボードや
さまざまな断熱製品を利用して結露が止まれば良いのですが、
際廻りから結露が流れ、カビを繁殖させる事例が非常に
多く見られます。
賃貸でも「止める選択」はできる
賃貸住宅だから、
結露やカビは我慢するしかない。
そう思われがちですが、
実際には 止める方法は存在します。
ただしそれは、
・安さ優先
・見た目優先
ではなく、
・原因を理解する
・判断軸を変える
という選択をした場合に限られます。
まとめ|結露やカビは隠すものではなく、止めるもの
結露は、
・我慢するものでも
・隠すものでもありません。
止めるか、繰り返すか。
残る選択肢は、それだけです。
賃貸住宅で結露やカビ、カビ臭に悩まれている場合は、
一度「原状回復とは違う視点」で考えてみてください。
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