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防カビ工事の限界と、防カビ結露対策工事が必要な理由

防カビ工事の限界と、防カビ結露対策工事が必要な理由

防カビ工事の限界と、防カビ結露対策工事が必要な理由

2025/11/14

「防カビ工事で結露は止まりません。」これは間違いない事実です。

防カビ工事で結露は止まりません。
これは間違いない事実です。
だから、防カビ結露対策工事が必要なのです。

この言葉を理解している防カビ業者は、驚くほど少ないのが現実です。
多くの現場では、「カビが出ている=防カビ剤を塗れば良い」という認識で、
根本の原因である“結露”が置き去りにされたまま施工が行われています。


「菌を抑止する」だけでは現象は止まらない

防カビ工事は、あくまでも菌を抑止するための施工です。
カビ取り・殺菌消毒・防カビ剤塗布という三工程を丁寧に行えば、
壁紙や下地に存在していたカビ菌は確実に減少します。

しかし──
壁の中や天井裏で結露が起き続けていれば、
そこは常に“再発準備中”の状態なのです。

つまり、防カビ工事は 「結果への対処」 に過ぎません。
再発を止めるには、「原因=結露」 を止めなければならない。
そこに踏み込む施工が、防カビ結露対策工事です。


コンクリート直張り壁紙の落とし穴

特に問題が顕著なのが、「コンクリート直張り壁紙」の構造です。
これは、コンクリート下地の上に直接壁紙を貼っている状態で、
断熱層も空気層も存在しません。

冬になると、外気に冷やされたコンクリートが冷たくなり、
室内の暖かい空気が触れて結露します。
その水分が壁紙裏で滞留し、やがて黒カビへと変化していくのです。

防カビ工事をしても、
この「温度差+湿気滞留」という環境そのものを変えない限り、
再発を完全に防ぐことはできません。


防カビ結露対策工事は“上位施工”

防カビ結露対策工事は、単なる防カビ工事ではありません。
菌を抑止するだけでなく、
結露という現象を“抑制する環境”をつくる工事です。

具体的には、
1️⃣ カビ取り → 2️⃣ 殺菌消毒 → 3️⃣ 防カビ施工 を行ったあと、
天井や壁の下地に 結露対策用シートを貼り込みます。
このシートが断熱層の役割を果たし、
外気との温度差を緩和して結露を防ぐのです。

さらに仕上げには吸放湿壁紙を採用し、
室内湿度のバランスを整えることで、
再発率を大幅に下げることができます。


①【写真1】防カビ工事(通常)

天井壁の防カビ工事完了。カビは止まるが、結露は止まらない。
何故なら、コンクリート下地に直接壁紙を張る「直張り構造」では、
温度差による結露が発生しやすく、
再発リスクを完全には抑えきれません。

👉 この写真は、結露要因が残る「防カビ工事」の限界を象徴しています。


② 【写真2】防カビ結露対策工事(結露対策用シート貼り)

防カビ結露対策工事は、結露を抑えることで、再発を止める。
天井・壁に結露対策用シートを貼ることで、断熱層が生まれ、
外気との温度差を緩和し、結露を根本から抑えます。

👉 「菌を止める」だけでなく、「現象を止める」施工。
これが防カビ結露対策工事です。

見た目はどちらも“防カビ工事”ですが、構造はまったく異なります。  
防カビ工事は菌を止める施工、防カビ結露対策工事は現象を止める施工。  
たった一枚のシートが、再発率を大きく変えます。


二冬を越えるか、三冬を越えるかの違い

一般的な防カビ工事は、二冬を越える頃から結露が影響しカビが繁殖し始めます。
結露が影響するということは、カビが再び繁殖を始めるということ。

一方、防カビ結露対策工事は三冬を越えても安定します。
この「二冬」と「三冬」の差は、見た目以上に大きい。
一年を通して“呼吸する構造”を整えた工事だからこそ、
長期安定が実現できるのです。


賃貸大家さんは知らない防カビ工事・防カビ結露対策工事

賃貸大家さんは、防カビ工事すら知らない方がいます。
自ら検索することを諦めている方もいれば、賃貸不動産会社や原状回復工事会社などから今までのやり方で十分という間違った対応をし続けることで、大家さんはどれだけの出費をして来たのか!ということを理解するべきでしょう。

築年数の経過した賃貸や分譲賃貸マンション・団地では、結露を発生させるコンクリート直張り壁紙が多いと思いますが、解決策がなく部屋を狭くして貸している状況も目に付きます。

大家さんで自主管理物件を所有されている時で、天井壁のコンクリート直張り壁紙の結露でお困りの時は、防カビ結露対策工事を視野に入れることをおすすめします。


リノベーション工事では止められない現象

リノベーション工事の多くは、「見た目の再生」にとどまります。
結露が発生しやすく、カビも繁殖するコンクリート直張りの天壁に再度新規の壁紙を張り、“綺麗になった”と見せるだけの工事も多いのです。

しかし、防カビ結露対策工事は逆です。
目に見える形でカビや結露を止めていく工事です。
防カビ結露対策工事は、“綺麗になった”というだけの工事ではありません。


結露を抑えなければカビは止まらない

防カビ工事でカビは止まります。
しかし、防カビ工事で結露は止まりません。

その差を理解できるかどうかで、建物の寿命と住まいの健康が大きく変わります。

防カビ工事はカビの発育阻害環境を作ります。
防カビ結露対策工事は、防カビ工事の天敵である“結露”を止め、防カビ工事を活かす工事です。

カビを止める施工だけではなく、カビと結露を止める施工を選ぶことが、
コンクリート直張り壁紙のあるお部屋の未来を守る第一歩です。


👉 防カビ結露対策工事の詳細は、「カビと結露対策」をご覧ください。


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