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この冬に起きている結露とカビの話|コンクリート直張り壁紙という構造

この冬に起きている結露とカビの話|コンクリート直張り壁紙という構造

この冬に起きている結露とカビの話|コンクリート直張り壁紙という構造

2025/12/31

年末になると、
結露やカビ、カビ臭に関する相談が一気に増えてきます。

床が濡れている。
天井に水滴が付く。
部屋がカビ臭い。

こうした現象は、
決して特別な出来事ではありません。

この冬も、
例年と同じように、
同じ場所で、
同じ問題が起きています。


床・天井・臭いは、別々の問題ではない

現場を見ていると、

・床に結露水が溜まる
・天井から水滴が落ちる
・部屋全体がカビ臭い

これらは、
別々のトラブルのように見えて、
実は同じ原因から起きていることがほとんどです。

原因は、
室内と外との温度差と逃げない湿気。

そして、
その影響を強く受ける構造が、
コンクリート直張り壁紙です。


コンクリート直張り壁紙の特徴

コンクリート直張り壁紙は、
下地のコンクリートに直接、
壁紙が施工されている構造
です。

この構造では、

・外気の影響を受けやすい
・壁や天井が冷えやすい
・湿気の逃げ場が少ない

といった特徴があります。

冬場、室内を暖房で暖めると、
冷えた外気温の影響を受けた冷えた
コンクリートとの温度差で
結露が発生しやすくなります。

その結露が、壁紙の裏側や天井裏で
繰り返し起きることで、
カビやカビ臭として表に出てきます。

湿気は夜から朝にかけてこもりやすく、
強制的に除湿または換気を行わないと
家具や衣服、収納されている物にも
カビが繁殖しやすくなります。


「たまたま」ではなく「起きる条件がそろっただけ」

結露やカビは、
偶然に起きるものではありません。

・外気温が下がる
・暖房を使う
・湿気が室内に溜まる

この条件がそろえば、
必ず発生します。

今年だけ特別なのではなく、
条件が毎年同じであれば、
同じ現象が繰り返されます。


壁紙を張替えても止まらない理由

結露やカビの相談で、
壁紙張替えを検討される方は多くいます。

ただ、
壁紙を新しくするだけでは、
結露そのものが止まるわけではありません。

そして、カビを内装職人が製品でカビ取り
などを行ったり、削ったりしてもカビは
再発して来る真菌類と言う微生物である

ことを知らないといけません。

見た目はきれいになっても、
下地や構造が変わらなければ、
次の冬に
同じ場所で結露が起きる可能性は残ります。

「きれいになったのに、また出た」
という相談が多いのは、
このためです。
※カビ処理をしたようでも、実はかなり
甘いカビ処理だったりします。


本当に結露が発生する場所に防カビ結露対策工事

プレモでは、コンクリート直張り壁紙の
結露カビが発生する場所に、
「プレモ防カビ結露対策工事壁紙仕上げ」
をおすすめしています。

特徴は、
部屋を狭くせず
余計なリフォーム工事をせず
工事中に大きな音を立てず
結露とカビを抑止する工事
です。

分譲や賃貸に限らず、毎年の天井壁の結露
やカビで困った時は、ぜひ検討いただきたい
工事
だと考えています。

天井コンクリート直張り壁紙の結露

📷写真は、小平市の賃貸天井コンクリート直張り壁紙の結露です。

このような結露を止めようとすると分厚い断熱材付き石膏ボードを貼るようになりますが、
プレモの防カビ結露対策工事は、部屋を狭くせず・余計な工事をせず仕上がりも安心していただける天井になります。

防カビ工事とシート貼り後結露止まる!

📷写真は、コンクリート下地防カビ工事後に結露対策用シート貼りをした段階になります。

最後に吸放湿壁紙張りをして完了しています。
写真の段階で結露は止まりました。
シートを触っても湿り気を感じることもありません。


この冬をどう捉えるか

この冬に起きている結露やカビは、
住み方が悪いから起きている、
という単純な話ではありません。

住み方で抑えられる範囲もありますが、
建物の構造や下地条件によっては、
限界があります。

だからこそ、
結露やカビが出たときは、

・なぜこの場所で起きているのか
・どこまで住み方で対応できるのか
・建物側の要因はないのか

一度、
冷静に整理して考えることが大切です。


年末のまとめとして

天井や壁の結露やカビは、
突然現れる問題ではありません。

条件がそろえば、
必ず起きる現象です。

特に、築30年前後からのマンション
や団地に発生する傾向が強い
と感じ
ています。

この冬に起きていることは、
来年の冬にも起きる可能性があります。

年末という区切りの時期だからこそ、
一度立ち止まって、
「なぜ起きているのか」
を考えてみる。

それが、
同じ悩みを繰り返さないための
第一歩になると感じています。


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