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マンションリフォーム済み物件の天壁に注意|一冬越えたら結露カビが発生?

マンションリフォーム済み物件の天壁に注意|一冬越えたら結露カビが発生?

マンションリフォーム済み物件の天壁に注意|一冬越えたら結露カビが発生?

2025/12/29

リフォーム済み中古マンションは本当に安心でしょうか

中古マンションを購入する際、
「リフォーム済み」という言葉に安心される方は少なくありません。

壁紙や床が新しく、水回りもきれい。
すぐに住める状態に整っていると、
見た目では問題が無いように感じます。

しかし、実際の相談で多いのは、
入居後、一冬を越えた頃に発生するカビや臭いのトラブルです。

📷写真は、リフォーム工事済み中古マンションを購入後の天井結露カビです。
(購入2年で発覚)
このような事例は非常に多いので、コンクリート直張り壁紙には注意が必要です。


一冬越えた頃に増える天井・壁のカビ相談

特に多いのが、

・天井
・外壁側の壁
・梁や柱型の周辺

といった、いわゆる壁天井部分でのトラブルです。

冬を越えた後、
「なんとなくカビ臭い」
「天井がひんやりする」
といった違和感から相談につながるケースが増えます。


壁天井で起きているのは「壁紙の問題」ではありません

このようなケースで起きているのは、
壁紙そのものの問題ではありません。

多くの場合、
壁紙の下にあるコンクリート下地で結露が発生し、
その結露水によって、
壁紙裏や下地でカビが繁殖しています。

見えない場所で進行するため、
表面がきれいなうちは気づきにくいのが特徴です。


コンクリート直張り壁紙が結露カビを招きやすい理由

築年数の経ったマンションでは、
コンクリートに直接壁紙が張られている
コンクリート直張り壁紙の構造が多く見られます。

この構造では、

・冬場にコンクリートが冷える
・室内の水蒸気が壁紙裏で結露する
・結露水が乾ききらずに残る

といった条件が重なり、
壁紙下地でカビが発生しやすくなります。

購入2年で発生するコンクリート下地カビ

リフォーム工事済み物件を購入後2年でカビ
が発生した事例で、壁紙剥がし後の天井下地
(コンクリート下地)カビになります。
如何に結露が凄まじいか!が分かる一枚。

プレモ防カビ工事でキレイな環境に

カビ取り・殺菌消毒・防カビ施工を行い、
コンクリート下地をキレイにし、カビ再発を
抑止しています。

結露がひどいコンクリート下地の場合、
別途結露対策が必要であることを知って
いただければと思います。


壁紙を張替えても再発してしまうケース

結露が原因の場合、
壁紙を張替えるだけでは、
根本的な解決にはなりません。

見た目は一時的にきれいになりますが、
結露条件が変わらなければ、
再び同じ場所でカビが発生する可能性があります。

「一冬で再発した」
「一冬越えずにカビが再発」
したという相談は、決して珍しいものではありません。

📷写真は、結露する天井・梁・梁下壁
などに防カビ結露対策工事を施工中です。

これで、結露を抑止し、カビを抑止すること
ができます。
カビを止めるにはまず結露から!を具現化
しなければ再発を繰り返します。


分譲賃貸でも同じことが起きています

築古マンションを分譲賃貸として貸し出しているケースでも、
同様の相談は少なくありません。

専有部はリフォームされていても、
建物の断熱性能や結露条件は、
建築当時のままということが多いためです。

見た目の新しさと、
建物の中身の状態には差があることを理解しておく必要があります。


削らず・壊さずに考える現実的な対策

結露カビの対策は、
必ずしもコンクリートを削ったり、
大掛かりな工事を行う必要はありません。

過去においては、
・リノベーション工事の際の解体後のコンクリート躯体カビ
・床下漏水事故後のカビ
・浸水現場のカビ
において、肉厚なカビを削ったことがありますが、
これは薬剤より手早いと判断した時だけです。

防カビ工事専門業者20年の経験でも
積極的にカビを削るようなことは
行っておりません。

重要なのは、

・カビを止めること
・結露を抑えること
・乾燥をしっかり管理すること

これらを前提に、
構造に合った対策を選択することです。

📷写真は、コンクリート下地に糊を塗っているところです。

プレモ防カビ結露対策工事は、
コンクリート下地をいじめるようなことは一切しておりません。

穴を開ける削るような行為もいたしません。
大きな音を立てずに工事を行います。
※インパクトドライバー使用時は音がします。


一気に工事をしないほうが良い場合もあります

結露カビ対策では、
施工後の乾燥管理が非常に重要になります。

複数の部屋を一度に施工すると、
乾燥が不十分になることもあるため、
部屋ごとに分けて行う判断が必要な場合もあります。

工期を急ぐより、
確実に止めることを優先することが、
結果的に再発防止につながります。


まとめ|購入前・購入直後に知っておいてほしいこと

中古マンションを購入する際は、
コンクリート直張り壁紙の箇所がどこにあるかを、
できる範囲で把握しておくことが大切です。

また、入居後に一冬を越えたタイミングで、
天井や壁の内部で結露が起きていないか、
壁紙下地からのカビ繁殖の有無を確認してみてください。

もし、壁紙の裏側でカビが繁殖し始めている場合は、
表装の問題として片づけるのではなく、
結露を含めた環境そのものへの対策を検討する必要があります。

早い段階で状況を把握し、
必要に応じて専門家に相談することが、
将来的な再発やトラブルを防ぐ一番の近道になります。


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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)

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