壁紙張替えでは、結露カビは止まりません ― コンクリート直張り壁紙の限界と、防カビ結露対策工事という選択 ―
2025/12/22
築古マンション・団地で繰り返される結露カビ
築年数の経ったマンションや団地で、
コンクリート直張り壁紙の結露カビ に悩まされている方は少なくありません。
・壁紙を張り替えたのに、またカビが出た
・防カビ処理をしたはずなのに、冬になると再発する
・見た目はきれいでも、カビ臭が残る
こうしたご相談は、毎年冬になると増えていきます。
なぜ壁紙張替えでは結露カビが止まらないのか
結論から言うと、
結露の原因は壁紙そのものではない からです。
コンクリート直張り構造では、
梁・柱型・外壁側の壁・天井が
冬になると強く冷えます。
その冷えた躯体に、
室内の湿った空気が触れることで、
結露が発生します。
壁紙を新しくしても、
防カビ処理をしても、
温度差と湿気の流れが変わらなければ、
結露は繰り返されます。
再発までの「時間の違い」
現場経験から見ると、
対策ごとに“持つ期間”には違いがあります。
・壁紙張替えのみ
→ 一冬越えると再発
→ 結露が強い場合は、数日〜1週間で再発することもあります
・壁紙張替え防カビ工事
→ 二冬越えたあたりで再発する可能性
→ 住み方の工夫をしても、限界があります
これは施工の良し悪しではなく、
構造上の限界 です。
防カビ結露対策工事という考え方
結露カビを抑えるためには、
防カビ工事だけでなく、
結露そのものを抑える対策 が必要になります。
プレモが行う
防カビ結露対策工事 では、
1. カビ取り
2. 殺菌消毒
3. 防カビ施工
4. 結露対策用シート貼り
5. 吸放湿壁紙仕上げ
という工程で、
カビと結露の両方にアプローチします。
この方法であれば、
三冬以上越えても結露カビを抑止することが可能 です。
さらに、
換気や家具配置などの
住み方の工夫を併用することで、
効果はより安定します。
結露カビは「見える場所」だけの問題ではありません
結露カビは、
見えている壁紙だけの問題ではなく、
・壁紙裏
・下地
・躯体表面
で同時に進行しています。
表面だけをきれいにしても、
根本原因を断たなければ、
いずれ再発します。
まとめ
壁紙張替えは、
決して無意味ではありません。
しかし、
結露が原因のカビに対しては、
それだけでは足りないのが現実です。
「何度も張り替える」のか、
「原因から止める」のか。
結露カビ対策は、
選択の問題でもあります。
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有限会社プレモ
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