有限会社プレモ

「乾燥させれば大丈夫」は大きな誤解!漏水事故後に広がるカビのリスク

「乾燥させれば大丈夫」は大きな誤解!漏水事故後に広がるカビのリスク

「乾燥させれば大丈夫」は大きな誤解!漏水事故後に広がるカビのリスク

2025/08/26

「乾燥させれば大丈夫」は危険な思い込み

漏水事故後、建築会社や管理会社から「とにかく乾燥させれば大丈夫」と言われた方は多いのではないでしょうか。
しかしこれは大きな誤解です。カビは表面が乾いたからといって死滅するものではありません。菌糸はコンクリートや下地に根を張り、湿気が戻れば再び繁殖を始めます。


漏水事故後に広がるカビのリスク

特に地下室や床下などでは一度漏水すると、コンクリート躯体やベニア、断熱材などに水分が残ります。
その状態で小型送風機を回しても、カビ胞子を空間中にまき散らすだけで、部屋中が「カビ臭い」環境になってしまいます。

📷写真は、防カビ工事後の小型送風機利用の乾燥作業です。
防カビ工事前に、このような小型送風機を利用して乾燥させるのは大問題です。


漏水後のカビ対策を行わないと住めなくなる

実際にプレモの地元・上尾市でも、漏水事故後被害は増えつつあります。昔ながらに小型送風機で風を送り乾燥させたらOKなのでしょうか?

過去に「乾燥させたから大丈夫」「濡れても乾燥させたら問題無い」と判断されたケースがありました。
しかし数年後、天井や壁からカビ臭が広がり、再度大規模な工事が必要になる事態に。
11年前に正しい防カビ工事を行っていれば、こんな大きな被害にはならなかったのです。

「乾燥させればカビは死滅するか?」は大きな間違いです。
この言葉に踊らされてはいけません。

階上漏水で発生した天井材のカビ

天井は濡れ、ジプトーン天井のカビが目立ちますので交換するのは当然です。ところが、壁の化粧ベニア合板の裏に漏水が回っているのに気付かず、カビ対策せずに気付かないととんでもないことになります。(実際に物凄いカビが繁殖することになります)

コンクリート躯体の漏水跡とカビ

天井の一部ジプトーン天井外し後から見た、コンクリート躯体の漏水跡とカビです。
見えない場所ではこのようなことが当たり前のように起こっています。濡れたら乾燥させれば大丈夫?それで良いはずがありません。


保険対応と防カビ工事の重要性

漏水事故は保険で対応できる場合があります。
もし保険が使えるなら、「広めに解体」し「防カビ工事を併せて実施」するのがベスト。
中途半端に開口して乾燥だけで済ませてしまうと、後々さらに高額な工事が必要になることが多いのです。


まとめ ― 専門業者の正しい対策を

「乾燥すれば大丈夫」という常識は、カビの現場から見れば非常識。
目視でき、手の届く範囲をしっかり防カビ処理することが、再発防止への第一歩です。
そのためには、広め広めに解体し、確実に防カビ工事を行い、薬剤の浸透などを目視できる状態にしなければ、効果は期待できないと判断するべきでしょう。

漏水事故後数年後、カビ臭い・壁や天井からカビが発生して来た!などの二次被害に遭遇しないためにも初期対応を間違わないようにするべきです。

直ぐに復旧していつもの生活に戻りたい気持ちは分かりますが、その前にちょっとひと手間を加えましょう。それが防カビ工事です。
中途半端な漏水事故後の工事で、二次被害は全て自腹になるようなことは避けないといけません。
保険対応できるなら、しっかりやりましょう。

 

マンションでは、写真のような狭い場所から「防カビ工事をやってくれ」と言われる時がありますが。これは典型的なパフォーマンス工事ですので、ご理解ください。

もし漏水後のカビやカビ臭でお困りなら、専門業者への相談を強くおすすめします。



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〒362-0062
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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)

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