築古都営アパート左官天井のカビと健康被害:防カビ対策
2025/08/05
プレモの警鐘:天井のカビは、見えない健康被害のサインです!
埼玉県上尾市の実績20年の防カビ工事専門業者プレモです。
都営アパートにお住まいの皆さま、天井を見上げた時、黒い点々や広がるシミに気づいていませんか?特に築年数の経過した都営アパートでは、左官仕上げの天井にカビが繁殖しているケースが少なくありません。普段の生活では見過ごされがちですが、この天井のカビは、見た目の問題だけでなく、皆さまの健康を静かに蝕む「見えない脅威」となり得ます。※写真は、小平市の都営アパート左官天井のカビです。
「カビは拭けば落ちると思っていた」「どうせまた生えてくる…」そう諦めていませんか?しかし、都営アパートの左官天井に発生するカビは、その構造上、非常に厄介な特性を持っています。このブログでは、都営アパートの左官天井に特化したカビの発生メカニズムから、プレモが提供する専門的な防カビ対策、そして健康被害を防ぐための重要なポイントまで、詳しく解説していきます。
1. 都営アパート左官天井の「宿命」:カビが繁殖しやすい構造とは
なぜ、都営アパートの左官天井はカビが繁殖しやすいのでしょうか?その理由は、建物の構造と使用されている素材にあります。※写真は西東京市の都営アパート左官天井のカビです。
1-1. コンクリート下地と左官材の特性
都営アパートの左官天井は、コンクリート下地に直接左官材が塗られていることがほとんどです。この構造が、カビの発生に大きく影響します。
・結露の発生源:コンクリートは熱伝導率が高く、外気の影響を受けやすい特性があります。特に冬場、暖房で温められた室内の空気が冷たい天井のコンクリートに触れると、表面で結露が発生しやすくなります。
・結露に弱い左官材:左官材は、水分を吸収しやすい性質を持っています。結露によって発生した水分を左官材が吸い込むことで、常に湿った状態となり、カビにとって最適な繁殖環境を提供してしまいます。
このように、冷たいコンクリートと水分を吸いやすい左官材の組み合わせは、まさにカビが繁殖するための「宿命」とも言える環境を作り出しているのです。
1-2. 見過ごされがちなカビのサイン
天井のカビは、初めは小さな黒い点々として現れ、徐々に広範囲に広がっていきます。特に、部屋の隅や窓際、家具の裏側など、空気の循環が悪い場所に発生しやすい傾向があります。見た目の問題だけでなく、カビ特有の「カビ臭さ」を感じ始めたら、それはカビが相当量繁殖しているサインです。
2. 天井カビがもたらす「見えない健康被害」と建物の劣化
天井のカビを放置することは、ご家族、特に小さなお子さんの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。カビは単なる汚れではありません。
2-1. 健康を蝕むカビの脅威
カビが繁殖すると、目に見えないカビの胞子を空気中に大量に放出します。この胞子を吸い込むことで、以下のような健康被害を引き起こす、または悪化させる可能性があります。
・アレルギー症状:アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎などの症状が悪化することがあります。慢性的な咳や鼻水、目のかゆみなどが続く場合は、カビが原因かもしれません。
・呼吸器系の疾患:カビの種類によっては、肺炎などの重篤な呼吸器疾患を引き起こすこともあります。特に免疫力の低いお子さんや高齢者、持病をお持ちの方は注意が必要です。
・カビ毒:一部のカビは「カビ毒」を生成し、これを吸い込むことで頭痛、倦怠感、吐き気などの体調不良を引き起こす可能性も指摘されています。
カビ臭さが漂う空間で生活することは、知らず知らずのうちに健康を害していることになります。
2-2. 建物の劣化を加速させるカビ
カビは左官材を栄養源として繁殖するため、放置すれば天井の表面だけでなく、下地のコンクリートやその周辺の建材にも影響を及ぼす可能性があります。
・左官材の剥落:カビの繁殖や、それに伴う湿気の影響で、左官材が脆くなり、剥がれ落ちてくることがあります。
・構造材への影響:長期的に湿気が続くことで、天井裏の木材や配線などにも悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
3. 都営アパート左官天井の防カビ工事:プレモの専門技術
都営アパートの左官天井のカビは、その特性上、一般的なカビ取り剤やDIYでは根本的な解決が難しいのが実情です。プレモは、長年の経験と専門知識に基づき、左官天井に最適な防カビ工事を提供しています。
3-1. 繊細な作業が求められる左官天井の難しさ
左官天井のカビ取りは、非常に繊細な作業が求められます。
・水分過多のリスク:左官材は水分を吸いやすいため、過剰な水分を与えると、剥がれ落ちてしまう可能性があります。カビ取り剤の選定や使用量、拭き取りのタイミングなど、高度な判断が必要です。
・剥げのリスク:黒カビなどが強く繁殖している部分を無理に擦りすぎると、左官材の表面が薄くなり、剥げてしまうことがあります。天井全体の色のバランスを保ちながら、カビを徹底的に除去するには、熟練の技が不可欠です。
「カビが出ている部分だけやればいいじゃないか!」というお声もいただくことがありますが、天井全体の色のバランスを考えると、どうしても天井全体の防カビ工事が必要になります。部分的な施工では、カビが除去された箇所とそうでない箇所の色の差が目立ち、かえって不自然な仕上がりになってしまうためです。
3-2. プレモの徹底防カビ工事プロセス
プレモでは、都営アパートの左官天井の特性を熟知した上で、以下のプロセスで防カビ工事を行います。
1. 丁寧な養生:周囲の壁や床、家具などを徹底的に養生し、カビの胞子や薬剤が飛散しないように保護します。
2. カビ取り・殺菌消毒:左官材の特性に合わせた専用の薬剤を使用し、カビを丁寧に除去し、深部に潜むカビ菌まで徹底的に殺菌消毒します。水分量を厳密に管理し、剥落のリスクを最小限に抑えながら作業を進めます。
3. 防カビ施工:カビを徹底的に除去・殺菌した後、再発防止のために、強力な防カビ剤を天井全体にムラなく塗布します。これにより、カビの発生を長期間抑制し、清潔な状態を保ちます。
【施工例】板橋区都営アパート左官天井防カビ工事

6帖の左官天井全体に広がるカビとカビ臭
東京都板橋区の都営アパート左官天井のカビが酷いという連絡をいただき下見に伺ったところ、過去の都営アパート左官天井では間違いなくNo.1クラスのカビと息苦しくなるほどのカビ臭を感じました。

左官天井の息苦しいカビ臭
防カビ工事を行うにあたり、どうしてもカビ取り剤の臭いが部屋中に広がりますので、窓を開けて換気しながらの作業になります。臭いの中和分解をしても限界があります。それくらいカビが繁殖し過ぎた左官天井でもあります。

カビ取り作業開始
左官天井のカビ取り作業のスタートです。養生をかなり入念に行い、一気にカビ取り作業を進めます。
この作業では漂白を目的にしています。カビ取り作業後は殺菌消毒の濃度を弱めて作業しています。
途中で乾燥時間を設けるなど、皆さんが思っている以上に時間がかかる作業でもあります。
【施工例】足立区都営アパート左官天井防カビ工事
4. 防カビ工事の限界と都営アパートの現状
残念ながら、防カビ工事を行っても、結露が根本的に止まらない限り、カビの発生を完全に抑え込むことは難しい天井も存在します。特に、建物の構造や断熱性能に起因する結露は、防カビ工事だけでは解決できない場合もあります。
都営アパートの住環境は、長年住み続けている方々にとって、決して快適とは言えない状況にあることが少なくありません。特に浴室などの水回りでは、カビが蔓延し、「髪の毛を洗っても、直ぐにカビ臭くなる」といった深刻な声も聞かれます。
このような状況に対し、都営アパートを管理するJKK(東京都住宅供給公社)の対応には疑問符がつくことがあります。例えば、カビの生えた浴室に対して「塗装職人を手配しましょうか?」と提案し、実際に来た職人からは「作業は1日。4万円ですね。安くていいでしょ?」と言われたという話も耳にします。さらに「カビはどうするの?」と尋ねると、「カビの上から塗装するから大丈夫」「2~3ヵ月はもちますよ」といった、耳を疑うような回答が返ってくることもあるようです。
これは、カビ問題を根本的に解決するものではなく、一時的に隠蔽するだけの対処法に過ぎません。カビは塗装の下で繁殖を続け、やがて再び表面に現れるでしょう。そして、その間もカビの胞子は空気中に放出され、入居者の健康を脅かし続けることになります。
都営アパートの中には、天井にパネルのようなものをはめ込んでいるケースも見受けられます。これも、カビの発生を一時的に隠す、いわば「臭いものに蓋」をするような対処法であり、根本的な結露やカビの解決には至っていません。見た目はきれいになりますが、パネルの裏側でカビが進行している可能性も否定できません。
プレモの防カビ工事は、あくまでカビの除去と再発抑制に特化したものです。結露対策と合わせて行うことで、より効果的なカビ対策が実現できます。JKKには、入居者の健康と安全を守るため、カビ問題に真摯に向き合い、根本的な解決策を講じる姿勢が求められています。
5. 費用とご依頼について:年金暮らしの方へも配慮
都営アパートにお住まいの皆さまは、年金暮らしの方も多くいらっしゃるかと思います。そのため、費用面でのご不安も大きいことと存じます。
プレモの都営アパート左官天井防カビ工事は、カビの繁殖状況や天井の劣化具合によって費用が変わります。一般的な6帖の天井で、カビの繁殖状況にもよりますが、基本的には、5万円~8万円(税抜・諸経費込み)が目安となります。工事は1日です。
「費用を抑えたい」というお気持ちは重々承知しておりますが、天井全体の色のバランスと、カビの再発防止を考慮すると、格安での部分対応は難しいのが現状です。これは、お客様に長期的な安心と満足を提供するための、プレモのこだわりでもあります。
都営アパート(JKK)側も、入居者による専有部分の改修については「入居者がやる分にはどうぞ」という基本対応です。ご自身の判断で、健康と快適な住環境のために、専門業者への依頼をご検討いただけます。
6. まとめ:都営アパートの天井カビ、プレモにご相談ください
都営アパートの左官天井に発生するカビは、その構造的な特性から、放置すればするほど健康被害や建物の劣化を進行させる可能性があります。特に、カビ臭さを感じている場合は、早急な対策が必要です。
「本当にプレモっていう会社に任せて大丈夫なの?」
「都営アパートの天井を何ヵ所もやってるみたいだから、一度下見に来てもらおうか?」
「家族が退院する前に何とか左官天井をキレイにしたい!」
「左官天井のカビがひどくなり、家族が咳き込むことが増えて来た…」
そう思われる皆さま、どうぞご安心ください。プレモは、長年の経験と専門知識で、都営アパートの左官天井のカビ問題に真摯に向き合います。まずは無料の現地調査と詳細な見積もりを通じて、お客様の不安を解消し、安心して工事を進めていただけるよう、全力でサポートさせていただきます。
天井のカビは、決して諦める必要はありません。プレモがお力になりますので、どのような些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆さまからのご連絡を、心よりお待ちしております。
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有限会社プレモ
〒362-0062
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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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