【埼玉】コンクリート直張り壁紙の断熱工事|壁紙カビ3年保証は付帯できるのか?
2025/10/22
1. コンクリート直張り壁紙は“断熱がない構造”
築30~40年のマンションでは、壁紙のすぐ裏がコンクリートという「直張り構造」が多く見られます。
この構造では、冬の外気温が壁紙裏に直接伝わり、結露が発生しやすくなります。
一見キレイでも、内部で黒カビが進行しているケースが少なくありません。
長年住んでいる方もいれば、分譲賃貸で生活している方もいます。
途中から中古マンション購入という方もおられるでしょう。
いずれも、コンクリート直張り壁紙の結露とカビには苦労されていると思います。
埼玉県上尾市で20年の工事実績を持つ防カビ工事専門業者プレモでは、コンクリート直張り壁紙の結露によるカビを解消するべく、中古マンションのコンクリート直張り壁紙にたいおうしている専門業者です。
2. 防カビ工事と防カビ結露対策工事と断熱工事の違い
防カビ工事は「カビを止める」ための工事。
一方で、断熱工事は「結露を減らす」ための工事です。
工事種類 | 内容 | 目的 | 保証の有無 |
壁紙張替え | 壁紙を新しくするだけ | 見た目改善 | ✕ |
壁紙張替え防カビ工事 | カビを殺菌・防止 | カビ抑止 | △一部条件付き |
防カビ結露対策工事 | 結露とカビを同時抑止 | 再発抑止 | ◎壁紙カビ3年保証 |
防カビ+断熱工事 | 結露原因を改善 | 環境再生 | ✕結露抑止保証無し |
※断熱工事はスタイロフォーム系断熱材貼りです。
出っ張りが25mm~35mmあります。(圧迫感を感じる部屋になります)
壁際からの結露が垂れる可能性があります。
※一般の断熱工事との組み合わせでは、保証付帯はできません。
※保証対象は「防カビ結露対策工事壁紙仕上げ」のみとなります。
3. 一冬超えた時のカビ繁殖状況はどう違うか?
ここで3つの工事が一冬超えた時の違いを比べてみましょう。
カビ抑止の持続期間の目安は以下の通りです。
工事名称 | 持続期間 |
壁紙張替え工事 | 3ヶ月(1冬で終わる) |
壁紙張替え防カビ工事 | 2年(2冬で終わる)+条件付き壁紙カビ3年保証 |
防カビ結露対策工事壁紙仕上げ | 3年以上(3冬以上継続)+壁紙カビ3年保証可 |
※条件付き壁紙3年保証は、結露を放置させ続けた状況を言います。
※コンクリート直張り壁紙の結露が激しく発生するような場合は、皆さまの管理が行き届かないと判断した場合は保証外になります。
※いずれの事例も、住み方の工夫を併用していただくと結露を減少させることができます。
実例③:コンクリート直張り壁紙に防カビ結露対策工事

壁紙下地からのカビやカビ臭
壁紙に下地からのカビが発生しているのを確認。
こちらは、築50年近い分譲賃貸でした。コンクリートに内装用パテがビッシリと塗られていました。凹凸で塗ったのか?カビ隠しで塗られたのか?は定かではありませんが、パテもカビますのでパテの多用はお止めください。

カビ取り含む防カビ工事でカビをリセット
📷写真のように、カビ取り含む防カビ工事でカビをリセットしています。じっくり時間をかけて浸透させるように施工しています。ただ、これも結露が発生すると洗い流される可能性があるので、カビを止めるには(防カビ工事を活かすには)まず結露から!です。
4. 壁紙カビ3年保証が付帯できる条件とは
防カビ結露対策工事や断熱工事を行えば、すべての物件で自動的に保証が付くわけではありません。
施工環境・構造・使用条件によって、保証可否が変わります。
主な付帯条件は以下の通りです。
1. 下地がコンクリート直張り構造であること
2. 下地処理(カビ取り → 殺菌消毒 → 防カビ施工)を実施していること
3. 結露対策用シート、または断熱ボードを併用していること
4. 吸放湿壁紙を採用し、壁紙糊に弊社指定防カビ剤を混入させること
住み方の工夫を行い、室内温湿度が大きく崩れないことも重要です。
これらを満たすことで、「防カビ結露対策工事壁紙仕上げ」が壁紙カビ3年保証の対象となります。
5. 費用と効果のバランス
築30~40年の築古マンションのコンクリート直張り壁紙の結露によるカビでは、壁紙張替えを何度も行いカビ臭い部屋で我慢して生活する人も大勢います。
例えば、3年の間に毎年のように壁紙張替えしたらその金額はかなりの金額になるでしょう。
※短期間でやり直すよりも、一度で確実に仕上げるほうが結果的に経済的です。
さらに、住んでいる皆さんが健康を害するようなことがあれば、その代償は大きなものになってしまいます。そうなる前にプレモ防カビ結露対策工事をご検討いただければと思います。
防カビ工事の業界の中では、3年それも結露が発生するコンクリート下地を止め続けるのは至難の業です。
運が良ければ止まることもあるでしょうが、ギャンブル性が高いのでお止めいただいた方が間違いありません。
壁紙張替えと比較すると格段に高い工事になりますが、皆さんが当たり前のように普通の生活ができるのはとても大きなことです。1日あたりの金額も少なく済みますので、ぜひご検討いただければと思います。
6. まとめ
コンクリート直張り壁紙は、構造的にカビが発生しやすい“宿命”を持っています。
防カビ工事だけでは結露を止められず、再発のリスクが残ります。
一方で、防カビ結露対策工事後に壁紙表面に防カビ施工を行えば、3年以上の長期安定と壁紙カビ3年保証の付帯が可能です。
「結露を止めるには、まず結露から」「防カビ工事で結露は止まりません」
築古マンションにお住まいの方は、冬を迎える前にぜひ一度ご相談ください。
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有限会社プレモ
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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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