防カビ工事にこだわらない防カビ工事|さいたま市の防カビ・結露対策専門プレモ
2025/10/16
■はじめに
防カビ工事と聞くと、「薬剤でカビを止める工事」と思われがちです。
しかし実際の現場では、防カビ工事だけで止まらないケースが多く存在します。
プレモが目指すのは、防カビ工事にこだわらないからこそ“止まる”防カビ工事です。
■さいたま市浦和区・マンション腰窓結露の事例
こちらは、さいたま市浦和区のマンション。
冬になると腰窓下に結露が発生し、壁紙が黒く変色していました。
調査の結果、石膏ボード内部が腐食しており、防カビ工事だけでは再発する状況でした。
結露や湿気が内部に侵入し続けると、
石膏ボードや木部を交換しても再発する恐れがあります。
そのため今回は、大工による解体復旧工事と同時に、防カビ工事を実施しました。

結露水はどこから来ている?
📷写真は、石膏ボード下地が崩れ、カビと結露水で傷んだ石膏ボード下地を一部撤去し、目視確認している状況です。この部分の結露水を止めるのは厄介で、結露を抑止することを検討しました。
【住み方の工夫】の実施を推奨。
■防カビ工事だけでは止まらない現実
カビの再発は、結露や構造的な要因が絡むことがほとんどです。
防カビ剤を塗るだけでは根本解決にならず、
「一時的にきれいになっただけ」で終わってしまいます。
プレモでは、まずなぜカビが発生したのかを徹底的に調べ、
必要に応じて大工工事+防カビ工事の複合施工を行います。
これが、「防カビ工事にこだわらない防カビ工事」という考え方です。
■住み方の工夫と結露コントロール
腰窓まわりの結露を減らすには、各部屋の温度差を小さくすることが基本です。
しかし今回の奥さまは典型的な寒がりタイプ。
冬はガスファンヒーターを常時使用し、
娘さんから「お母さん、結露が止まらないよ」と言われていたそうです。
同じことを繰り返す人の多くは、
「住み方の工夫」を知らないか、もしくは「実感できていない」だけです。
まずは結露コントロールができる暮らし方を知ってもらうことが重要です。
■防カビ工事を行う前に考えること
結露が止まらない場合、断熱不足や構造的な問題を見直す必要があります。
そのうえで防カビ工事を組み合わせることで、初めて“止まる現場”になります。
「そんなことまではできない」と思う方も多いでしょう。
その場合は、せめて石膏ボードの交換+防カビ結露対策工事を行うことで、
再発リスクを大幅に減らすことができます。
ただし、施工前に窓枠や巾木などの散りの状態を必ず確認してください。
防カビ工事は“魔法の工事”ではなく、
同じ失敗を繰り返さないための工事なのです。
■住み方の工夫でできること
「住み方の工夫」でまず思い浮かぶのが、キッチンの換気扇を回すことです。
たったそれだけでも空気が動き、湿気を外へ逃がす効果があります。
それでも「寒い」「音がうるさい」「電気代がかかる」と言って
換気を止めてしまう方が多いのが現実です。
これは24時間換気についても同じことが言えます。
「ホコリが入る」「音がうるさい」「寒い」「電気代がかかる」
似てませんか?副次効果として室内の湿度を10%下げてくれる換気を
止めることは、室内の湿度を上昇させ、カビを繁殖させることになります。
寒がりの人が住む部屋ほど、結露を放置しがちで、
気づかないうちに壁の内部までカビが進行します。
結果的に、健康被害や建材の腐食、そして高額な改修費に繋がるのです。
■マンションや団地に住む方へ
マンションや団地に住むということは、
“湿気が逃げない”鉄筋コンクリート製のビニールハウスに住んでいるようなものです。
だからこそ、覚悟を持って結露対策・湿気対策をする必要があります。
その第一歩が、「住み方の工夫」=結露コントロールです。
決して難しくなく、やる価値は十分にあります。
実際に結露発生時期に実践して、皆さんが自分の行動で結露を減らすことができる
自信を持ちましょう。
実施する時期は、12月から翌年5月のGW明けまで。
ぜひ、「結露が減ってきた」という実感を体験してみてください。
その実感こそが、カビを止める最初のサインです。
■まとめ
防カビ工事は“主役”ではなく、“止めるための脇役”。
プレモは、防カビ工事にこだわらない防カビ工事で、
住まいを長く、健康的に保つお手伝いをしています。
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有限会社プレモ
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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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