医師から『家に戻らないで』と言われる前に ― 住宅カビと夏型過敏性肺臓炎
2025/09/06
夏型過敏性肺臓炎は、家の中のカビが原因となる病気です。
夏型過敏性肺臓炎:トリコスポロンが原因で罹る呼吸器疾患と言われています。
この病気は、夏の時期に咳き込むようになり、冬から春は咳が止まり夏になると咳が出始める厄介な病気です。旅行にや親戚の家に行くと咳き込むのが止まるのですが、自宅に戻るとまた咳込み始めるのです。
この症状を繰り返していると、肺が線維化して来ますので自発呼吸がし難くなり、最悪は死亡することもある病気です。
多くの方は、医師から「家に戻らないでください」と言われて初めて気づきます。
家に病気の原因があることを知ります。これは病気に罹らないと分からないことですが、その前兆を見逃さずにお住いのカビ予防やカビ点検を行うようにするべきでしょう。
今回は床下と壁紙表面の実例をもとに、防カビ工事でできる住環境改善をご紹介します。
床下のカビが夏型過敏性肺臓炎の原因に
床下は普段目に見えない場所ですが、そこに発生した黒カビは空気とともに家全体に広がります。
あるお客様(奥さま)は「この通気口周辺のカビが夏型過敏性肺臓炎の原因だった模様」と話してくださいました。
夏型過敏性肺臓炎に罹られたのは、ご主人です。夏型過敏性肺臓炎に罹り働けなくなりました。
それも一年近くですから、家計も大変です。そこで、床下の点検をしたところ『物凄いカビを発見してしまいました』そこで、防カビ工事です。
床下合板の黒カビは完全には落ちないことも
構造用合板に広がる黒カビは、7年~8年放置し続けると、カビ取りして除去するといっても色素が残るケースが多いのが現実です。
今回の現場は比較的上手くいきましたが、多くの場合は「薄くなるレベル」での仕上がりです。
大切なのは見た目以上に カビの活動を止めて再発を防ぐこと です。
壁紙表面の防カビ工事も有効
夏型過敏性肺臓炎に罹られたお客様のお部屋です。
天井や壁紙のカビは、呼吸器に直接落下するため床下以上に危険な場合があります。
壁紙張替え防カビ工事や『壁紙カビ3年保証防カビ工事』が理想ですが、予算や状況に応じて「壁紙表面防カビ工事」で対応することも可能です。
壁紙表面に防カビ工事をするかしないかで、大きな違いがあります。カビにくい住環境にするには、一般のリフォーム工事では実現できません。理由はカビの発育阻害環境がないからです。JIS規格では真の防カビ効果があるとは言えません。
まとめ:防カビ工事でカビに強い部屋に!
防カビ工事は、住環境をカビから守り、カビに強い部屋や床下にするのが目的です。
ただ、防カビ工事は薬ではありません。
医師から『家に帰らないで』と言われる住まいのリスクを減らすことはできます。
住まいの環境を防カビ工事で変えることで、安心して住める家にしましょう。
👉カビは健康上の天敵です。さらに詳しく知りたい時は、こちらを参照ください。
----------------------------------------------------------------------
有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
----------------------------------------------------------------------