なぜ、プレモは派手なカビ測定をしないのか?
2025/08/12
大切なのは「1年後に再発しない」という、当たり前の結果です。
埼玉県上尾市で防カビ工事専門業者として20年、お客様の住まいと向き合ってきました、プレモの山田です。
今日は、私が常々、この業界に対して感じている一つの大きな「疑問」について、そして、プレモが決して行わない「あること」について、少し正直にお話しさせてください。
それは、パーティクルカウンターなどの派手な測定機器を使った、劇場型のパフォーマンスです。
※【解説】パーティクルカウンター(微粒子計測器)とは、空気中や液体中にある埃や不純物などの微粒子を計数する計測器のことです。レーザー光を微粒子に照射し、散乱光の強さから粒子の大きさと個数を測定します。その結果、空気中の塵や花粉、PM2.5やカビの胞子などの微粒子を計測することが出来ます。ただ、カビ胞子数だけをピックアップすることは出来ません。
※写真は、千葉県我孫子市のマンション和室です。カビ臭いと言うことで本来は壁紙を剥がして下地からの防カビ工事をおすすめするのですが、諸般の事情で出来なく壁紙や襖の上からの防カビ工事になりました。持続効果は望めませんでした。壁紙下地からの防カビ工事が一番だと痛感した現場でもありました。
「ある機械が示した数字」に、仕事も、お客様の健康も奪われた、ある日の記憶
大分前の話ですが、今でも忘れられない、悔しい記憶があります。 川崎市のあるお宅で、私は長年の経験から「カビの根本原因はここです。この部分を中心に防カビ工事をすれば、問題は解決します」と、明確な答えをお客様にご提示しました。
しかし、そこに現れた若い同業者は、一台の機械(パーティクルカウンター)を取り出し、こう言ったそうです。 「奥さん、この場所から高い数値が出ています。ここが一番汚れていますから、対策が必要ですね」
お客様は、私の「経験」よりも、目の前で示された「数字」を選ばれました。 結果、私はその仕事を失いました。
悔しくなかった、と言えば嘘になります。 しかし、それ以上に私が感じたのは、強い「危機感」でした。 このままでは、本当に困っているお客様が、見せかけの数字に惑わされ、根本的な解決から遠ざかってしまう、と。※カビ臭が気になる部屋は、写真のような壁紙張替え防カビ工事を必ず行いましょう。理想は壁紙張替え後の新規壁紙表面に防カビ施工まで行うことで「壁紙カビ3年防カビ保証工事」になります。カビ臭い部屋には効果的です。
その「数字」、本当に信じて大丈夫ですか?
「カビ測定」と聞くと、いかにも科学的で、信頼できるように聞こえるかもしれません。 しかし、その裏側には、専門家だけが知る、いくつかの「不都合な真実」が隠されています。
・真実①:パーティクルカウンターは「カビ専用測定器」ではない
あの機械が計測しているのは、カビの胞子だけではありません。ホコリ、ダニの死骸、PM2.5といった、空気中のあらゆる微粒子(ハウスダスト)を、全て合算して数値化しているのです。掃除をすれば、数値が下がるのは当たり前です。それは、カビが解決した証明には、全くなりません。
・真実②:「報告書」は、解決策ではない
青森のある建築会社の社長は、カビ問題である調査機関に調査を依頼し、電話帳のように分厚い報告書と、100万円の請求書を受け取ったそうです。しかし、その報告書には、カビの難しい名前が並んでいるだけで、「では、どうすればこのカビを止められるのか?」という、最も重要な「答え」は、どこにも書かれていませんでした。(そこからまた多大な費用がかかることになります)
・真実③:一番大切な問い「で、1年後はどうなのですか?」
掃除をして、一時的に数値を下げて見せる。それは、誰にでもできるパフォーマンスです。 しかし、私たちが本当に問うべきは、その一点に尽きます。「その場の空気の汚れの見える化対策で、1年後、2年後も、本当にカビは再発しないのですか?」と。
※カビ臭さを感じる地下室やコンクリート打ち放しの地下室にも、防カビ工事は有効であり、カビ臭を抑止することが可能です。(写真は、東京都港区の戸建住宅地下室防カビ工事)
プレモの「測定器」は、20年の「経験」と「結果」です
だからこそ、プレモは、派手なカビ測定をしません。 私の「測定器」は、お客様の家の壁紙の色、シミの広がり方、部屋のニオイ、そしてお客様からお聞きする、日々の暮らしの物語です。
その情報と、20年間、現場で培ってきた経験を組み合わせれば、カビの根本原因が「結露」なのか、「漏水」なのか、あるいは他の何かなのか、自ずと答えは見えてきます。
私たちがご提供するのは、お客様を不安にさせるための、見せかけの「数字」ではありません。 私たちがご提供するのは、「このカビは、こうすれば止まります」という、20年の経験に裏打ちされた、「揺るぎない結果」だけです。
もし、あなたが、分厚い報告書や、その場の数字のパフォーマンス見える化だけでなく、ご自身の、そしてご家族の、「1年後の安心」を本気で手に入れたいとお考えであれば、ぜひ一度、プレモにご相談ください。
私が責任を持って、その悩みの根本原因から、解決させていただきます。
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有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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