【見えないカビの悲劇】「子は親を選べない、住まいも選べない」カビが奪う子どもの健康と未来、そして社会の責任
2025/07/29
プレモが警鐘:そのカビ、単なる汚れではありません。子どもの健康と未来を蝕む「見えない脅威」です。
埼玉県上尾市の実績20年の防カビ工事専門業者プレモです。
今回は「住まいを選べない方々の壁天井のカビ」について書きたいと思います。
「なぜ、うちの子だけいつも体調が悪いのだろう…」
「このカビ臭い部屋で、本当に安心して暮らせるのだろうか…」
「引っ越したくても、お金がないからどうすることもできない…」
そうお悩みの方はぜひプレモのブログをお読みいただきたく思います。
特に、賃貸大家さんは必須です。
カビは、単なる見た目の問題や不快な臭いだけではありません。目に見えないカビ胞子やカビ毒は、特にデリケートな成長期のお子さんの健康に深刻な影響を及ぼし、その未来さえも脅かす「見えない脅威」となり得ます。
私は長年、カビ対策の現場に立ち、様々なご家庭の「カビ問題」と向き合ってきました。その中で、特に心を痛めるのは、経済的・社会的な理由から、カビが蔓延する・カビが発生しやすい劣悪な住環境から逃れることができないシングルマザーのご家族、そして何よりもその中で育つお子さんたちの現実です。
「子は親を選べない」ように、子どもたちは自らの住まいを選ぶことはできません。そして、多くの場合「お金が無いから住まいも選べない」という厳しい現実に直面し、カビ発生リスクが高い住まいに住み続けざるを得ない状況があります。
今回は、私が実際に経験したシングルマザーのご家庭が直面した「悲惨」な事例を通して、カビ問題がもたらす健康被害の深刻さ、そして、住まいと健康の選択肢が限られるご家庭が直面する困難についてお伝えしたいと思います。この問題は、決して他人事ではありません。
※写真は市営アパートの壁紙カビです。
1. 「顔半分が湿疹に…」中学生を苦しめた最悪のカビ環境(埼玉県川口市の衝撃事例)
今から5年前、埼玉県川口市のアパートで、私は言葉を失うほどの現場に遭遇しました。部屋全体が凄まじいカビ臭に包まれており、特に和室は見るも無残な状態でした。
この部屋に住む中学生の息子さんが、和室で寝ていたところ、なんと顔に湿疹が発生。顔半分が湿疹で覆われ、みっともないからと学校にも行けないほど深刻な状況でした。お子さんは親が「ここが新しい住まい」と言ったら信じて使用します。その信頼が、カビによって裏切られてしまったのです。
畳には見るも無残なカビがびっしりと繁殖しており、シングルマザーであるお母さんが必死にカビ取りを試みたものの、その繁殖力は凄まじく、全く追いつかない状況でした。
畳をめくると、その下地や木材にも広範囲にカビが確認できました。
さらに衝撃的だったのは、新しく購入して3~4日しか経っていない新品のカラーボックスにも、すでに大量のカビが発生していたことです。
床や柱、壁にもカビが広がり、まさに家全体がカビの温床と化していました。
当然カビ臭も半端なく発生しています。「人が住む環境ではない部屋」であることを実感しました。
このご家庭はシングルマザーで、経済的な理由から簡単に引っ越しができる状況ではありませんでした。 しかし、大家さんは高齢で人の言うことを聞かず、お金の出所もないため、私は「こんなアパートに住んでいたら健康を害します。本来なら壊して作り直さないといけません。防カビ工事以前の話です」と伝えるしかなく、非常に辛い思いで現場を後にした記憶があります。
この事例は、カビが単なる汚れではなく、子どもの健康や教育、さらには家族の生活そのものを脅かす深刻な問題であることを痛感させられます。そして、住まいのカビ問題は、時に専門家でも対応が困難なほどの深刻な状況に陥ることがあるという現実を突きつけます。カビが繁殖している部屋で扇風機やサーキュレーターなど、風を発生させる機器を使用することは禁忌です。カビ胞子が大量に拡散され、住む人の健康を著しく害することになりますので、絶対に避けてください。
2. 「カビだらけの市営住宅」暖房器具が招いた悲劇(神奈川県横浜市の衝撃事例)
今から13年前、神奈川県横浜市の市営住宅でも、私は忘れられない「悲惨」なカビ問題に遭遇しました。
このご家庭は、お子さんが5人以上いらっしゃるシングルマザーでした。お母様は昼夜関係なく働き続け、娘さんが必死にカビ取りを試みるものの、カビはすぐに再発してしまう状況でした。
部屋の壁や天井は、コンクリート直張り壁紙で、冬から春にかけての寒さをしのぐためにガスファンヒーターや石油ファンヒーターを利用されていました。その結果、室内の暖かく湿った空気が冷たい壁に触れて大量の結露が発生し、写真のように壁や天井一面がカビに覆われてしまったのです。
部屋は半端ではないカビ臭さに包まれ、健康的に過ごせる環境とは程遠い状態でした。当時のプレモでは「防カビ結露対策工事」は行っておらず、同じ生活環境で生活し続ければカビが再発することは明らかでした。※市営アパートでしたので、結露対策用シートなどを貼ることは禁止されています。民間の賃貸でも大家さんの了解が得られないと出来ない工事でもあります。
お客様は一定額の費用は出せるとおっしゃってくださいましたが、ファミリータイプのほとんどの部屋がこの状態だったため、残念ながらお断りせざるを得ませんでした。この時のお客様は、プレモにとって「凄く悔いが残るお客様」として今も心に残っています。
この事例は、経済的な理由から住まいの選択肢が限られる中で、カビリスクの高い住環境に住み続けざるを得ないご家庭の苦悩、そして「お金が無いから住まいも選べない」という厳しい現実を改めて私に突きつけます。
3. なぜこのような「悲劇」が繰り返されるのか?構造と社会の課題
これらの事例は、カビ問題が単なる個人の「住み方の工夫」で解決できる範囲を超え、建物の構造的な問題や、社会的な課題が複雑に絡み合っていることを示しています。※ここでいう「住み方の工夫」は弊社のいう「住み方の工夫」とは少し違います。
建物の構造的欠陥と老朽化:特に古い賃貸物件や市営住宅では、断熱不足や換気設備の不備など、カビが発生しやすい構造的な問題が根深く存在します。
・市営・県営・都営住宅の難しさ:市営や県営、都営などの公営住宅では、建物の規定により、結露対策用 シートのような断熱・防湿効果のある建材を貼ることができません。これにより、カビ対策の難易度が格段に上がり、根本的な解決が困難になることがあります。特に築年数が経過しているお住まいではコンクリート直張り壁紙や断熱効果の乏しい結露防止板(スタイロベニア=合板にスタイロフォーム系断熱材が最初からくっ付いている建材)を貼り対応していることが多いのですが、多くは結露が発生しカビを繁殖させてしまっています。
・経済的弱者が直面する選択肢の少なさ:特にシングルマザーのご家庭など、経済的な制約がある場合、「お金が無いから住まいを選べない」という現実は、劣悪な住環境に甘んじざるを得ない人々を生み出しています。
・カビの健康被害への認識の低さ:カビが引き起こす健康被害の深刻さが十分に認識されていないため、問題が軽視され、放置されがちです。
・大型家具の配置によるカビの繁殖激化:大型家具を長期間同じ場所に置き続けると、壁と家具の間に空気が滞留し、湿気がこもりやすくなります。その結果、壁一面に激しいカビが発生するような事例も多く見られます。これもまた、住み方の工夫だけでは解決が難しい、構造的な問題と複合したカビの発生要因です。
「住み方の工夫」は確かにカビ予防に有効ですが、根本原因が建物側にある場合や、経済的な制約がある場合には、その効果は限定的です。
4. カビ問題に立ち向かうプレモの使命と提案
私は、このような「悲劇」を少しでも減らしたいと強く願っています。カビ対策専門業者として20年のキャリアを持つプレモは、単なるカビ除去に留まらず、お客様の健康と安心を取り戻すことを使命としています。
・徹底した原因特定と診断:目に見えないカビの発生源、湿気や結露の状況、建材への影響をプロの眼で正確に見極め、根本原因を解明します。
・プロ専用の「特殊薬剤」による根本解決:カビ取り作業(カビの色素除去と殺菌効果)を実施します。このカビ取り作業では、主にカビの色素を除去し、見た目をきれいにするとともに、ある程度の殺菌効果も期待できます。その後、殺菌消毒を改めて行います。この殺菌消毒は、カビ取り作業で使用する薬剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)の数十倍もの殺菌効果があり、漂白効果はありませんが、目に見えないカビの根(菌糸)まで強力に死滅させる力があります。この慎重な二段階の作業こそが、その後の人体に非常に安全性が高く非流出性の複合抗菌剤(建物内外に頻発する57種類のカビを含む200菌以上のカビを抑止する防カビ剤)による再発防止のための防カビ施工を最大限に活かす鍵となります。カビ取り作業と殺菌消毒でカビ臭はかなり消失し、その後の防カビ施工が重要になります。
・建物の解体を伴わない施工:お客様の手間を最小限に抑え、スピーディーかつ確実に、そして安心の品質で、清潔で快適な住空間を取り戻します。
カビやカビ臭は健康を害す真菌という微生物ですが、必要以上に怖がらず、適切なカビ対策・結露対策をすることで解決できます!
私は、誰もが健康で安心して暮らせる住まいを実現するために、これからもカビ問題と真摯に向き合い、専門家としての知識と技術を提供し続けます。※写真は、市営アパート天井カビです。
まとめ:カビ問題は個人の問題ではない。社会全体で取り組むべき課題です。
「子は親を選べない、住まいも選べない」という現実は、カビ問題の背景にある深い社会課題を浮き彫りにします。カビ臭は「危険だよ!」と私に教えてくれているサインです。このサインを放置せず、適切なカビ対策を行うことが、ご家族の健康と大切な住まいを守る一番の道です。
カび問題は、個人の努力だけで解決できるものではありません。大家さん、管理会社、そして社会全体がその深刻さを認識し、協力して解決に取り組む必要があります。
諦めていたそのカビとカビ臭、ぜひプレモにご相談ください。私専門家との連携で、カビ問題を「負」から「正」へと変え、健康で快適な住空間を取り戻しましょう。
※写真は、お客様が行ったカビ取り後プレモが再度行ったカビ取り作業後になります。
無料相談のご案内:カビの不安を抱え込まず、今すぐプレモへご相談ください!
「部屋がカビ臭いけど、どこに原因があるのか分からない…」
「押入れのカビ臭がひどくて困っている…」
「子どもの健康が心配…」
「賃貸物件の空室期間を短縮したい」
「物件の資産価値を守りたい」
カビ臭の問題でお悩みの大家さん、そしてカビに苦しむ入居者の皆様。どんなカビに関するお悩みでも、プレモがお力になります。
専門家による無料相談で、あなたの住まいのカビ問題を徹底的に解決し、安定した賃貸経営と入居者様の快適な暮らしを実現しましょう。
【対応エリアについて】
プレモの防カビ工事は、確実な効果と丁寧なアフターフォローを提供するため、対応エリアを限定させていただいております。
埼玉・東京(島しょ部除く)を中心に埼玉寄りの千葉・東京寄りの神奈川に対応します。
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