【埼玉】ペットと住まいのカビ
2025/09/19
住まいとカビはペットにどう影響する
犬や猫と暮らすことは、家族にとって大きな癒しです。しかし、住まいに「カビ」や「カビ臭」が潜んでいると、ペットや人間の健康を脅かします。埼玉県内で実際に寄せられるご相談の中には、ペットの存在がカビや臭気を招き、それが健康被害へとつながったケースが少なくありません。
📷イラストは、住まいのカビが犬猫に影響を与える可能性などを書いたものです。
カビ臭いと人間が感じる前に犬(人間の2万倍の嗅覚があると言われています)はかなり前にカビの危険を察知している可能性もあります。住まいのカビは人間だけでなくペットにも悪影響を及ぼす天敵です。
ペットがカビを招く4つの要因
① 呼吸やパンティングによる湿度上昇
犬のハッハッという呼吸(パンティング)や、猫や犬の日常的な呼吸からは、常に水分が放出されています。特に多頭飼いや大型のペットがいるご家庭では、人間だけの世帯よりも室内の湿度が上がりやすくなります。また、水飲み場周りで水をこぼすことも、局所的な湿度上昇の原因となります。
② フケ・毛・皮脂がカビの栄養源に
カビが繁殖するには、水分だけでなく栄養も必要です。ペットから出るフケ、抜け毛、皮脂、よだれなどは、カビにとって格好の有機物(エサ)となります。これらが部屋の隅やカーペットに溜まることで、カビの繁殖を手助けしてしまいます。
③ 粗相や水こぼれによる水分供給
トイレの失敗(粗相)は、特に深刻な問題を引き起こします。フローリングやカーペット、畳に染み込んだ尿は、単に臭いの問題だけでなく、床材の下や壁の内部にまで水分を供給し続け、見えない場所でのカビ繁殖の温床となります。
④ ケージや家具による通気不良
ペットベッドやケージ、トイレなどを部屋の隅や家具の裏などに設置すると、その場所の空気が滞留し、湿気がこもりやすくなります。これは、大きな家具を壁にぴったりつけて置くのと同じ状況で、結露やカビの発生リスクを高めます。
カビがペットの健康に与える影響
ペットも人間と全く同じように、あるいはそれ以上にカビやカビ臭による健康被害を受けます。
「それ以上」と考える理由は以下の通りです。
・発生源に近い:ペットは人間よりも床に近い場所で生活しているため、床や壁の下部、カーペットに生えたカビの胞子を吸い込みやすいです。
・体を舐める習性:体についたカビの胞子を、グルーミング(毛づくろい)によって直接体内に取り込んでしまう(経口摂取)リスクがあります。
・言葉で伝えられない:体調が悪くても、「カビ臭くて気分が悪い」と飼い主に伝えることができません。そのため、飼い主が気づいた時には症状が進行しているケースがあります。
具体的に、ペットに現れる可能性のある症状には以下のようなものがあります。
・アレルギー反応:人間と同じように、カビの胞子がアレルゲンとなり、執拗な皮膚のかゆみ、発疹、フケ、脱毛などを引き起こします。外耳炎を繰り返す場合も、カビが原因の一つとして考えられます。
・呼吸器系の問題:くしゃみ、鼻水、咳、ゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)など、人間の花粉症や喘息に似た症状が出ます。特に猫は喘息持ちの場合、カビが症状を悪化させる一因となります。
・消化器系の問題:カビに汚染されたフードを食べたり、カビそのものを舐めてしまったりすると、カビ毒(マイコトキシン)によって嘔吐や下痢、食欲不振を引き起こすことがあります。
・元気消失・行動の変化:特定の症状が出なくても、なんとなく元気がない、ぐったりしている、といった状態が続く場合、慢性的なカビの吸引による体調不良が隠れている可能性があります。
👉ペットが健康的に生活できる住環境を人間にも快適なはずです。
カビやカビ臭には十分お気を付けください。
埼玉での実例紹介
鴻巣市
ペット可アパートで猫の尿が石膏ボードに浸透。臭気と劣化が進み、壁紙剥がしと石膏ボード交換が必要となった案件でした。
越谷市
カーペットからフローリングへのリフォーム現場。大型犬のマーキングが10カ所近くあり、臭気がコンパネ下地まで浸透。本来は下地交換が必要な状況でしたが、施工直前に大工が「この臭いでは貼れない」と判断。SOSを受け、3時間超の除菌消臭工事でフローリングを貼れる状態にまで軽減しました。所有者・営業担当・大工が確認し「これなら施工可能」と判断したほどの難案件でした。
朝霞市
賃貸マンションで猫を隠れて飼育。フローリングに尿が浸透し強烈な臭気。お客様の要望で「フローリング目地への除菌のみ」を実施しましたが、効果は一時的。尿と薬剤が反応し異臭リスクを考え何度も行うことは断念、一週間ほどで臭いが戻り、根本解決には至らなかった事例です。※フローリングにはやってはいけない典型例です。
除菌消臭・防カビ工事で守るペットと住まい
当社の工事は、
1. 臭気やカビの徹底除去
2. 殺菌消毒によるリセット
3. 防カビ剤での再発抑制
という三段階で進めます。
ペットと暮らす住まいでは、湿度管理(50〜60%)や家具配置の工夫とあわせて施工することで、ペットと人の両方の健康を守ることが可能です。
ペットの尿臭は、フローリングやフロアタイルなどを剥がしていただいてからの除菌消臭工事になります。
まとめ
ペットと住まいのカビ・尿臭は「悪循環」を生みます。ペットが湿度や栄養源を供給し、その環境がペットを再び苦しめる…。
咳や皮膚炎は「長生きできないサイン」と考え、家族と同じペットを守るための除菌消臭・防カビ工事を選択することが大切です。
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有限会社プレモ
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