【さいたま市】石膏ボード下地のカビ|交換すべきケースと防カビ工事で済むケース
2025/10/27
■はじめに
ここ数年、さいたま市内のマンションや戸建住宅で、壁紙を剥がすと石膏ボード下地にカビが見つかるケースが増えています。
湿気がこもりやすい構造や、冬場の結露が主な原因です。
「このボード、交換しないとダメですか?」──
そんなご相談を現場でいただくことが多くなりました。
実際には、すべての石膏ボードが交換対象というわけではありません。
ただし、判断を誤ると、壁の中のカビ臭や再発につながるため、現場での見極めがとても重要になります。
■石膏ボード交換が必要なケース
以下のような症状が見られる場合は、迷わず交換を推奨します。
・結露の影響でボードが「ふけて」いる(表面が膨らんで波打っている)
・壁紙を剥がした際に、石膏ボードの厚紙ごと剥がれてくる
・芯の石膏が見えている、あるいは崩れかけている
・大きな穴や欠損、変形(反り)が見られる
長年の結露で傷んだ石膏ボードは、再発リスクが高く、交換後に「結露対策用シート貼り」を一面だけでも行うことで、数年後に大きな差が出ます。
■防カビ工事で対応できるケース
一方、下地の強度が保たれている場合は、
カビ取り → 殺菌消毒 → 防カビ施工 の3工程で対応可能です。
・石膏ボード表面にうっすらとカビが見える程度
・結露跡はあるが、ボード自体は硬く崩れていない
・壁紙剥離後の下地が平滑で、再施工に耐えられる状態
このようなケースでは、交換せずに再生できることも多く、費用面でも大きなメリットがあります。
防カビ工事で対応可能な石膏ボードカビ 事例:
【石膏ボード交換しても防カビ効果は無い】
石膏ボードをカビに強くしなければいけません。耐水ボードに交換してもカビは発生します。
条件(空気+温度+湿度+栄養素+PH)が整えば、カビはどんな建材でも繁殖するのです。
そのため、新しく交換した石膏ボードだから大丈夫!ではなく、時間稼ぎにしかならず、カビに強い石膏ボードにしなければ同じような生活様式と断熱効果などが繰り返されれば、交換した石膏ボードはいとも簡単にカビが繁殖してしまいます。
カビに強い石膏ボードにしましょう。同じことを繰り返さないためにもぜひ!
■見極めの難しさと下見の重要性
特にさいたま市のマンションや鉄筋コンクリート造住宅では、
結露による下地カビの進行が見えにくく、壁紙を剥がして初めて状況が分かることもあります。
そのため、下見段階で「どこまで交換するか」を慎重に見極めることが大切です。
状況によっては、
・1回目の下見:私だけで調査
・2回目の下見:大工同行で交換範囲を確認
といった流れになることもあります。
慎重に見極めることで、最小限の交換+最大限の防カビ効果が得られます。
■それでも防カビ工事は必要
お客様の中には、解体して交換したのだから「防カビ工事は必要ないのでは?」と問われる事例も少なくありません。
新しい石膏ボードに交換したからといって安心はできません。
新しい建材や木材には「防カビ効果」はなく、言うなればノーガードでボクシングをするようなものです。
せめて“ガード”くらいはしておくべきです。
防カビ工事は、見えない下地を守る“守りの工事”。
カビに対して、ガードを厳しくすることは悪いことはありません。
カビに対してノーガードの場合、本当に短期間でカビが再発する現場を何度も見ていますので、建材や木材を交換したからOKではないことを知っていただければと思います。
カビに強くしたお住まいで快適さを維持することも大切なことです。
■まとめ
石膏ボードの交換か、防カビ工事で再生か──。
それは現場での正確な判断にかかっています。
そして、交換する場合も、防カビ結露対策工事を組み合わせることで、再発防止が現実的になります。
カビ取りだけで終わらせず、「殺菌消毒」「防カビ施工」まで行う。
これが、壁の中を長く清潔に保つ唯一の方法です。
これまで都内のご依頼も多くいただきましたが、現在はさいたま市を中心に、埼玉県内での防カビ工事・防カビ結露対策工事を主軸としています。
今後は、地元の実例をより多くご紹介していく予定です。
👉壁紙下地カビをさらに詳しくは、「壁紙カビ・壁紙下地のカビ」ページをご覧ください。
👉 対応地域を知りたい方は、「施工対応エリア」ページをご覧ください。
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有限会社プレモ
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