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冬の結露カビは初動が命|自主管理大家さんの再発防止策

冬の結露カビは初動が命|自主管理大家さんの再発防止策

冬の結露カビは初動が命|自主管理大家さんの再発防止策

2025/11/18

結露カビほど、“初動対応の間違い”が再発を呼ぶトラブルはありません。

特に、自主管理の大家さんが抱える冬のクレームは、
実は “やるべき順番を間違えているだけ” というケースが非常に多いのです。

今日は、小平市で実際に起きた
「天井の結露カビ」→「初動対応の誤り」→「再発」 という事例をもとに、
正しい初動と、再発を止めるための現実的な解決策 を解説します。


天井コンクリート直張り壁紙の結露

📷写真は、東京都小平市(ご相談エリア)賃貸マンション天井壁紙結露です。


■ 1|冬の結露カビは“見えないところ”で進行する

壁紙表面が真っ黒になるケースは少なく、
多くは 「一見キレイ」なのに内部ではカビが広がっている という怖い進行をします。

特にコンクリート直張り壁紙は、
壁紙裏でカビ→湿気→再発 が繰り返され、外からでは分かりません。

結露は 見える水滴より、見えない湿気のほうが問題 なのです。


■ 2|間違った初動対応が “無限ループ再発” をつくる

天井結露が発生すると、大家さんの多くは「階上からの漏水事故」を疑います。
次に疑うのは「雨漏り」です。
天井コンクリート直張り壁紙の結露がこれだけひどいと疑いたくなる気持ちは分かります。

そこで、多くの大家さんが最初に頼るのは、
・付き合いのある内装職人
・原状回復のリフォーム会社
・管理会社

しかし、ここに 大きな落とし穴 があります。

よくある間違った初動

・壁紙を張替えて終わり
・カビの上から軽く薬剤を吹くだけ
・乾燥不十分のまま仕上げ
・結露原因を調査しないまま表面処理で完了
・結露拭き取ってドライヤーで乾燥させて終わり

この中でも特に危険なのが、

「表面だけキレイにして終わる」

という対応です。

こうなると、2〜3ヵ月後に再発 → 再クレーム → 再工事
という、大家さんにとって地獄の無限ループが始まります。


コンクリート下地のカビ処理が大事

📷写真は、天井カビ取り➡殺菌消毒➡防カビ施工(防カビ剤塗布)
目立ったカビは繁殖していませんでしたが、結露を止めるのが先ではなく、
結露が発生するコンクリート下地にはカビ処理が必要不可欠です。


■ 3|小平市の事例:相談相手を間違えると、結露は止まりません

小平市の大家さんも、最初の相談相手は 工務店でした。
ですが、下見に来る日程が合わないなどの理由で二の足を踏む間に、
入居者の不安が大きくなるにつれ、別の選択肢としてプレモに声をかけてくれました。

もし、工務店がそのまま工事したら結露は止まらず、大家さんは大きな出費をすることになったはずです。

しかし実際には…

壁紙下地に目視できないカビの可能性大
理由はカビ臭が半端なかった点です

天井コンクリートは完全に冷え、結露水の垂れ多数

クロス交換だけでは再発する環境

「結露カビは、表面だけ直しても止まらない」
という典型的なパターンです。

ここでプレモに相談をいただき、
天井の防カビ結露対策工事+クローゼットの湿気対策工事 を行いました。

結果として、湿度が安定し、再発リスクが下がり安定稼働 に戻ったわけです。


■ 4|結露カビは“結露を止める前”にやることがある

誤解が多いのですが、結露カビは

いきなり結露を止めても意味がありません。
結露を止める前に、カビを止める必要があります。

何故なら、カビ臭の原因を無くす必要があるからです。
順番は必ず以下です。


【正しい初動の順番】

カビ取り作業
 壁紙裏の菌まで除去する工程。
 表面だけ白くしても「草むしりの葉っぱ取り」と同じで根は残ります。

殺菌消毒
 目に見えない胞子を死滅させる工程。
 ここを省くと、どれだけ良い仕上げをしても再発します。

防カビ施工
 再発を抑える“予防接種”。
 菌密度を下げ、環境変化に強くするための必須工程。

結露対策用シート貼り
 温度差を緩和し、結露そのものを抑える層を作る。

吸放湿壁紙仕上げ
 湿度の波をコントロールし、再発リスクを最小化する。


結露を抑止する防カビ結露対策工事

📷写真は、結露抑止の結露対策用シート貼りになります。
一枚目写真の結露をピタッと止める効果があります。

吸放湿壁紙張りで仕上げ

📷写真は、最後の吸放湿壁紙張りで仕上げです。
量産品壁紙より高い壁紙ですが、サンゲツ製品の吸放湿壁紙では、
コップ6杯分の湿気を吸収・放出してくれます。

下地が石膏ボードでの測定ですので、コンクリート直張り壁紙の結露
とは大きな違いがありますが、結露対策用シートも調湿効果があり、
放出した湿気を吸放湿壁紙がさらに放出してくれる効果を期待しての採用
です。

結露が発生している天井などには幾重にも湿気対策がなされていなければいけません。


■ 5|大家さんがやるべきは「正しい相談先」を選ぶこと

自主管理の大家さんは、
工事費の無駄を一番恐れています。

しかし、本当に避けるべきは

“誤った初動” による、同じトラブルの再発

です。

正しい相談先を選ぶ基準

・表面だけでなく「下地の菌」まで見る業者か
・カビ取り→殺菌消毒→防カビ の3工程を説明できるか
・結露原因を調査し、対策を提示できるか
・再発リスクを正直に伝えるか(都合の良い話だけしない)


■ 6|冬の結露カビを止めるために必要なこと

冬の結露カビは、
初動の間違いがすべてを決めるトラブル です。

小平市の事例のように、
表面処理で終わらせてしまった結果、
無限ループに陥るケースは本当に多いです。

もし今、

・天井に結露筋が出ている
・壁紙が部分的に黒くなる
・クローゼット内がジメジメする
・入居者から「臭い」と言われる
・毎年冬に同じクレームが来る

という悩みがあれば、
それは間違った初動のサイン です。


■【まとめ】

冬の結露カビは初動が命

表面処理では必ず再発する

カビ取り→殺菌消毒→防カビが最優先

結露は“後から”止める

正しい相談先を選ぶことが最大の防御

結露カビでお困りの大家さんは、
一度プレモにご相談ください。

現場を見て・嗅いで・判断して、
再発しないための“正しい初動”をご提案します。


👉 コンクリート直張り壁紙の結露でお困りの時は、「カビと結露対策」ページをご覧ください。

👉 天井コンクリート直張り壁紙の結露でお困りの時は、「こちらのページ」をご覧ください。


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