【築30年以上は要注意】天井の結露カビ、根本解決は壁紙交換だけでは不十分です
2025/08/09
天井壁紙カビは気になりませんか?
埼玉県上尾市の実績20年の防カビ工事専門業者プレモです。除菌消臭工事は10年の経歴があります。
ふとリビングの天井を見上げた時、クローゼットの奥、寝室で横になった時、天井の隅に黒い点々としたシミが広がっているのを見つけ、「またか…」と深いため息をついた経験はありませんか?
特に、築30年以上のマンションや団地にお住まいの方、あるいは建物の構造上、外に面している「角部屋」や日当たりの悪い「北側の部屋」で、この現象は頻繁に発生します。薬局で買ってきた塩素系のカビ取り剤で必死に拭き取っても、数週間から数ヶ月もすれば、また同じ場所に、まるで生き物のようにカビが蘇ってくる。この終わりなき戦いに、「もうどうしようもない」と多くの方が心を痛め、諦めかけています。
実はそのカビ、単なる表面上の汚れではありません。建物の構造に起因する根深い問題、「天井コンクリート直張り壁紙の内部結露」が原因である可能性が非常に高いのです。
※写真は、神奈川県座間市のマンション天井壁紙カビです。カビがひどいので壁紙を部分的に張替えしたのですが、結露で黒カビが再発したという事例です。(エアコン上は特にご注意ください)
壁紙を張替えるだけでは、なぜ意味がないのか?
「カビが生えたなら、壁紙を新しくすれば綺麗になる」と考えるのは自然なことです。リフォーム会社に相談すれば、多くの場合「壁紙を張り替えましょう」と提案されるでしょう。ですが、この天井のカビ問題においては、それは根本的な解決にはなりません。例えるなら、それは痛み出した虫歯を削らずに、上から高価なセラミックの被せ物をするようなものです。見た目は一時的に真っ白で綺麗になっても、被せ物の下では虫歯が静かに進行し続け、いずれ神経を侵し、耐え難い痛みとなって現れます。
問題の核心は、壁紙の表面ではなく、壁紙の裏側にある「コンクリート下地」にあります。
冬場、外気によってコンクリートはキンキンに冷やされます。その冷たいコンクリート面に、室内で私たちが生活することで生まれる暖かく湿った空気が触れることで、壁紙の裏側、つまりコンクリートの表面に水滴が発生します。これが「内部結露」です。(例えで言えば、ギンギンに冷やしたビールジョッキに購入したばかりの冷えてないビールを注ぐとジョッキ表面に水滴が発生します。これが結露になります)
壁紙の裏は、カビにとってまさに天国のような環境です。(壁紙裏は紙です)
湿度:結露によって常に80%以上の高湿度が保たれる。
温度:室内の暖かさが伝わり、カビが最も活発に活動する20℃〜30℃の温度帯が維持される。
栄養:壁紙を貼るための「糊(のり)」に含まれるデンプン質が、カビにとって格好のご馳走となる。
この「湿度・温度・栄養」という三拍子が揃った暗く空気の動かない環境で、カビは胞子から菌糸を伸ばし、コンクリートや壁紙の裏に深く根を張ってコロニーを形成します。私たちが天井の表面に見ている黒いシミは、壁紙の裏側で巨大に成長したカビという氷山の、ほんの一角が表面に顔を出しているに過ぎないのです。だからこそ、表面だけを対処しても意味がないのです。
※写真は、東京都大田区のマンション天井です。壁紙張替えしたのに結露水が落ちるほど状況でしたので結露防止テープを貼り付けていました。
「たかがカビ」ではない。放置が招く、健康と建物への深刻なリスク
「少しのカビくらい、我慢すればいい」と考えるのは大変危険です。 カビは、目に見えないサイズの胞子を常に室内に飛散させています。その胞子を日常的に吸い込むことで、私たちの身体は静かに蝕まれていきます。
・アレルギー疾患:カビの胞子は強力なアレルゲンです。アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎といった症状の発症や悪化に繋がります。「最近、家族の咳が止まらない」「家にいると目が痒くなる」といった不調は、カビが原因かもしれません。特に、体の抵抗力が弱い小さなお子様やご高齢者、アレルギー体質の方がいるご家庭では、より深刻な影響が懸念されます。
・シックハウス症候群とカビ毒:近年、建材などから発生する化学物質が問題視されていますが、カビもシックハウス症候群の主要な原因の一つです。さらに、黒カビの一種である「スタキボトリス」などは、「カビ毒(マイコトキシン)」を産生することが知られています。このカビ毒は非常に厄介で、免疫力の低下や呼吸器系の疾患、皮膚炎など、様々な健康被害を引き起こす可能性があると指摘されています。
・建物の劣化と資産価値の低下:カビは人の健康だけでなく、建物そのものも蝕みます。結露による湿気は、コンクリートの中性化を早め、建物の強度を徐々に低下させます。壁紙や石膏ボードはもちろん、木製の家具や衣類にまでカビ臭が染み付いてしまうと、それらを全て買い替えることにもなりかねません。将来、その物件を売却・賃貸する際に、カビの存在は大きなマイナス査定となり、資産価値を著しく損ないます。
プレモだからできる「根本解決」の専門防カビ工事
では、どうすればこの負の連鎖を断ち切れるのでしょうか。 プレモでは、20年の経験に基づき、その場しのぎではない「根本解決」のための専門工事を行います。
1. 現状の壁紙を丁寧に剥がす
まず、カビの温床となっている壁紙を全て剥がし、問題の核心であるコンクリート下地を露出させます。この際、カビの胞子を室内に飛散させないよう、細心の注意を払って作業を進めます。この時点で、長年蓄積されたカビや湿気が姿を現し、問題の深刻さが明らかになります。
2. 徹底した殺菌消毒と防カビ処理
薬局などで手に入る市販のカビ取り剤とは殺菌レベルが全く異なる、高濃度の専用薬剤を使用します。コンクリート面にカビ取り作業を行った後に、深く根を張ったカビの菌糸まで浸透させ、徹底的に殺菌・消毒します。その後、人体に安全性が高く・非流出性の建物内外に頻発する57種類のカビを含む200菌以上のカビを抑止する複合抗菌剤による防カビ施工を刷毛や噴霧器を使って塗布します。これにより、カビが再発と当たらなカビを抑止する、カビの発育阻害環境をコンクリート表面に形成します。この工程こそが、20年の経験と知識が凝縮された、プレモの工事の心臓部です。
3. 結露を抑制する断熱対策と仕上げ
防カビ処理を施したコンクリート下地乾燥後、結露の発生そのものを物理的に抑制するための「結露対策用シート」を貼ります。これは、コンクリートの冷たさが室内の空気に直接伝わるのを防ぐ「断熱バリア」の役割を果たします。これにより、結露が起こりにくい環境を根本から作り出します。その上で、調湿機能を持つ「吸放湿壁紙」など、お客様のご要望に応じた新しい壁紙で美しく仕上げて、工事は完了です。
※結露対策用シートを持続させるために、「住み方の工夫」として据え置き型除湿機を稼働させていただければシートが長持ちします。シート以外の場所の結露も減少しますので冬から春にかけてぜひ実践してみてください。
「小さなカビでも…」と悩まず、ご相談ください
「天井の隅に少し黒いシミがあるだけなのに、こんな大掛かりな工事を頼むのは気が引ける…」 そう思われるかもしれません。先日も、「手のひらくらいのカビでも見に来てくれるんですか?」と恐縮しながらお電話をくださったお客様がいらっしゃいました。
ご安心ください。プレモでは、そのような手のひらサイズの小さな防カビ工事から、よろこんでご相談を承ります。私一人が現地調査からお見積もり、施工まで責任を持って担当するため、お客様一人ひとりの状況に合わせた、最適なご提案が可能です。
カビ問題は、早期発見・早期対策が何よりも重要です。被害が小さいうちに対策すれば、工事の規模も費用も抑えられます。
天井のカビは、決して諦める必要のない問題です。 長年の悩みから解放され、ご家族と安心して深呼吸できる、健康的で快適なお部屋を取り戻すために、まずはプレモまでお気軽にご連絡ください。専門家の視点から、最善の解決策をご提案させていただきます。
【対応エリア】
埼玉県(深谷市・本庄市・神川町・上里町・美里町・寄居町・秩父地域などを除く)
東京都(島しょ部を除く)
千葉県(埼玉寄りのエリア)
神奈川県(東京寄りのエリア)
※上記以外の地域の方も、まずはお気軽にご相談ください。
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有限会社プレモ
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電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
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