有限会社プレモ

【埼玉・東京】コンクリート梁の結露カビをいつまで放置しますか?

【埼玉・東京】コンクリート梁の結露カビをいつまで放置しますか?

【埼玉・東京】コンクリート梁の結露カビをいつまで放置しますか?

2025/11/17

■ マンション特有の「梁だけ黒カビ現象」に心当たりはありませんか?

天井付近の出っ張り──いわゆる コンクリート梁(はり)
この部分だけ黒カビが広がる部屋を、プレモは何十件も見てきました。

「天井と梁の角が黒ずんでくる」
「梁の下面だけ黒い帯のようになる」
「冬になると梁の付近だけクロスが浮く、剥がれる」

こうした現象は、梁が結露の起点になっている証拠 です。

そして、壁紙張替えや表面のカビ掃除だけ繰り返しても──
来年も、再来年も、同じ場所が結露して、同じようにカビが出ます。

これは“使い方の問題”ではなく、
部屋の「構造上の理由」がはっきり存在するからです。


■ なぜコンクリート梁だけ冷えるのか?|熱橋という現象

まず最初に、一般の読者向けに分かりやすく説明します。

● 熱橋(ねっきょう)とは?

専門用語で 「熱が外へ逃げやすい部分」 を指します。

もっと簡単に言えば──

部屋の中で一番寒くなる鉄筋コンクリートの出っ張り。

これが梁です。

梁は外壁と一体になっているため、
冬になると外気の冷たさがそのまま伝わります。

壁よりも、天井よりも、
梁はダントツで冷える構造 になっています。


■ 冷えた梁に暖かい空気が触れるとどうなるか?

室内の暖かい空気には、水蒸気が含まれています。
冬は暖房で空気が暖められるため、水蒸気量はさらに増えます。

その暖かい空気が、
0〜10℃近くに冷えている コンクリート梁に触れた瞬間

空気中の水蒸気が液体(水滴)に変わります。

これが結露です。

何度も繰り返し起こることで、
梁の下面・側面・入隅(角)に水が溜まり、
黒カビが根を張り始めます。

梁1本だけ黒カビが集中するのは、
この「温度差による水滴化」が起きているからです。


■ 梁と壁・天井が合わさる角(入隅)は空気が動かず、さらに結露しやすい

梁だけが冷えるのに加えて──
角(入隅)は空気がほとんど動かない場所です。

・壁と梁の角
・天井と梁の角
・凹んだ部分の上部

こうした場所は空気が停滞し、一度濡れると乾きにくく、結露水が残り続けます。

つまり、

「冷たい梁」+「空気が動かない角」
 = マンションで最もカビが出る組み合わせ

これが梁まわりの黒カビが止まらない核心です。


■ 壁紙張替えではカビが止まらない本当の理由

プレモが最も伝えたいことがここです。

梁まわりの黒カビは壁紙が悪いのではありません。
梁が冷えているから再発する のです。

壁紙を張り替えても、梁は冷えたまま

表面がきれいになっただけで、
翌冬にはまた同じところが濡れます。

直張り壁紙は裏がすぐコンクリート

マンションの多くは直張り構造。
壁紙のすぐ裏が「冷たいコンクリート」で、
乾かないまま湿気を抱え込んでいきます。

“剥がす→張り替える” だけでは原因は同じ

黒カビは結果であり、
結露という「原因」はそのまま残ってしまいます。

だからこそ、
壁紙張替えは“中途半端な対応” になるのです。


■ 梁が結露の起点なら、梁を重点施工するだけで改善する

ここが今回のコラムの最も重要なポイントです。

部屋全体を施工しなくても、
梁が主原因であれば梁だけで結露を抑えられます。

梁は室内で「最初に濡れる場所」。
つまり、

梁の結露を止めれば、部屋全体の湿気バランスが落ち着きます。

これはプレモが現場で実際に見てきた事実です。

もちろん部屋によっては
天井や外壁側の壁も冷えているケースがあり、
追加施工が必要な場合もあります。

しかし──

梁1本だけが冷えている部屋

→ 9割以上が「梁重点施工」で改善

梁が明らかに結露の中心になっている部屋

→ 梁1本施工で黒カビが止まる

これが現実です。


■ プレモ式・防カビ結露対策工事(梁専用Ver.)

梁の結露カビを止めるための正式工程です。

📷写真は、コンクリート梁直張り壁紙で、梁の下側に結露水で黒カビが発生している状態。

📷写真は、壁紙を剥がし下記の3工程を終えた直後です。

カビ取り作業

カビの根を分解し、黒カビの増殖力をゼロに近づける。

殺菌消毒

目に見えない菌や胞子まで死滅させる。
「殺菌消毒」は略さないのがプレモの技術基準。

防カビ施工

再発を防ぐ化学的防壁。
これは“予防接種”のような役割です。

📷写真は、防カビ工事を終えたコンクリート梁を乾燥させ、
結露対策用シート貼りをしている状態です。

結露対策用シート貼り

梁の冷たさを直接室内に伝えない「断熱層」。
結露の発生そのものを抑える要となる部分。

最後に、壁紙張りです。

吸放湿壁紙張り

湿気を吸って吐く壁紙。
量産品壁紙では絶対にできない役割。
「結露対策シート」が吐き出す湿気を受け止め、再放出する際に
調湿効果のある吸放湿壁紙が必要になります。


■ 梁1本の施工が効く部屋・効かない部屋

梁だけが冷えている部屋

→ 梁施工だけでほぼ改善
(今回の練馬区写真がこのパターン)

天井全体が冷える部屋

→ 梁+天井の部分まで施工範囲を広げる必要あり

外壁側の壁も冷えている部屋

→ 梁1本では不十分。外壁側の壁も対策が必要。

大切なのは
“どこが冷えているか”
“結露がどこで起きているか”
の診断が必要です。

そのためにも、ありのままを見せてください。
見せる前にカビ取りなどを皆さんが行うと、
間違った答えに辿り着きますので回避願います。


■ まとめ|結露を止めることは、健康と建物を守ること

梁の黒カビは、壁紙の問題ではありません。
生活習慣の問題でもありません。

「冷たい梁に暖かい空気が触れる」
という物理現象が原因
です。

そして結露は、放置しても自然には止まりません。
冬が来ればまた発生します。

壁紙張替えを何度繰り返しても、
根本原因が同じなら再発します。

だからこそ──

結露を止めることは、健康と建物を守ること。
それには、防カビ結露対策工事が有用です。

この一文を胸に、
梁の黒カビで困っている方に、
正しい知識と正しい工事を届けたいと思っています。


👉 防カビ結露対策工事をさらに知りたい方は、「カビを結露対策」ページをご覧ください。


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