カビ臭が消えない家に注意|乾燥が菌を飛ばす季節
2025/11/14
冬になると“臭い”が戻ってくる家がある
寒くなってくると、どこからともなく漂う「カビ臭」。
実はこれ、夏の名残ではなく“冬の現象”です。
暖房で空気が乾燥すると、壁や天井に潜んでいたカビが乾き、その胞子が空気中に拡散しやすくなります。
カビは湿気が好きな生物ですが、乾燥時期ほど飛びやすいという
厄介な特徴を持っています。
冬は“成長が止まる”のではなく、“活動形態が変わる”時期なのです。
乾燥が進むと、カビの臭気が再び動き出す
たとえば、マンションのコンクリート直張り壁紙。
夏の結露でカビが発生し、冬の乾燥期にそれが乾いて胞子化すると、
暖房の対流とともに部屋中へ広がります。
とくに「臭いだけ残る」ケースでは、
壁内部に死んでいない菌糸が潜んでいる可能性が高い。
その状態で換気や芳香剤だけに頼ると、
かえって空気中に胞子を舞い上げてしまいます。
📷写真は、長年にわたる天井コンクリート直張り壁紙の結露を放置し続けた結果のカビになります。
このようなお部屋を使用されているご家族は天井から日々シャワーのようにカビ胞子が舞い降ります。
咳などの呼吸器疾患に罹らないように、早期に防カビ工事と結露対策を行うべきでしょう。
「防カビ工事=薬剤を塗るだけ」では止まらない
表面だけをカビ取り剤で拭き取る行為は、
一見きれいに見えても再発までの時間稼ぎに過ぎません。
冬の乾燥期に再び空気が動き、天壁が結露で濡れると、
カビの根(菌糸)は下地から息を吹き返します。
防カビ工事は本来、
カビ取り → 殺菌消毒 → 防カビ施工
という3段階で“菌を抑止して現象を止める”工事です。
ここを省略すると、どんなに良い薬剤でも結果は同じ。
結露対策まで行うと、カビ臭の再発が止まる
防カビ結露対策工事の最終工程「結露対策用シート貼り」。
コンクリート直張り壁面に“化学的防壁”を形成し、湿気の侵入を防ぎます。
📷写真は、天井コンクリート下地結露対策用シート貼りです。
防カビ工事だけでもカビ臭は止まります。
ですが、天井が結露で濡れやすいコンクリート直張り壁紙においては、
結露が防カビ剤を洗い流す危険性が高いので、二冬超えたら効果が落ちることがあります。
そのような危険を防ぐために、プレモ防カビ結露対策工事では、
防カビ工事を行ったあとで結露対策用シートを貼り、湿気の流入と温度差結露を抑えます。
この環境制御+化学的防御の組み合わせによって、
臭いの元となる再発条件を根本的に断つことができます。
乾燥期にカビ臭を感じる家こそ、
結露対策を含めた“再発を許さない防カビ工事”が必要です。
まとめ:カビ臭は「菌がまだ生きている」サイン
・冬の乾燥期は、カビが飛びやすい季節であることを知りましょう。
冬の季節はインフルエンザだけでなく、カビによる健康被害も注意しないといけません。
・臭いがある家=下地に菌糸が残っているサイン。
徹底的な防カビ工事によるカビリセットが必要であり、中途半端な対応だけはやめましょう。
同じことをいつまで繰り返しますか?
・防カビ工事は「菌を抑止して現象を止める」施工が本質。
壁紙コンクリート下地・石膏ボード下地などに直接作用し効果を発揮します。
・表面洗浄や芳香剤では、臭いも再発も止まらない。
壁紙の洗いや簡単なアルコール消毒や除菌ティッシュなどでの清掃は効果ありません。
カビには専門薬剤の浸透が一番効果があります。
・結露対策まで行うことで、“臭いの再発を止める家”へ変わる。
防カビ工事の最大の敵は【結露】です。結露は防カビ剤を洗い流す危険性があります。
防カビ剤を流出させないためにも、結露抑止が重要です。
防カビ結露対策工事を行うと三冬以上結露とカビを抑止し続けてくれます。
プレモ防カビ結露対策工事は、カビを止めるにはまず結露から!
を実践する防カビ工事よりワンランク上の工事だとも言えます。
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