防カビ工事専門業者プレモが解説|壁紙カビの種類と特徴【埼玉対応】
2025/09/23
壁紙表面に見えるさまざまなカビ
壁紙に発生するカビは、単なる汚れではありません。
プレモは埼玉県を中心に20年以上防カビ工事を行ってきましたが、現場で最も強く感じるのは「健康被害の深刻さ」です。
マンションや団地では、多いのがコンクリート直張り壁紙の結露と漏水事故後の対応の甘さによる咳などの呼吸系疾患とアレルギー疾患による持病の悪化などです。
これは、埼玉の集合住宅や戸建住宅に限る話ではありませんが、プレモは埼玉県上尾市の事務所から片道30kmを中心対応エリアとして活動していますので、どうしても埼玉県内の話として書きたくなります。
カビで怖いのは、カビ臭です。また空気感で皮膚に異常をきたすヒリヒリ感も厄介です。
住んでいる人は気づきませんが、初めて訪れる部屋では強く感じるものです。
カビの中でも、黒カビの胞子は呼吸器に入り込み、喘息や鼻炎を悪化させます。さらにスタキボトリス属の一部はマイコトキシンという毒素を産生し、WHOの報告では免疫抑制や発がん性リスクが示されています。厚生労働省の建築衛生基準でも「室内湿度は60%以下が望ましい」とされますが、結露が発生する住まいではこの条件を満たせないことが多いのです。
ここからご紹介するカビに関連した写真は、過去に伺ったことがある地域での住まいのカビです。地域名もしっかり書き込んでおりますのでぜひ見ていただければと思います。
壁紙に発生する代表的なカビと健康リスク
黒カビ:クラドスポリウム属、オーレオバシディウム属、スタキボトリス属、アルテルナリア属
埼玉県内の現場でもっとも多く見られるのが黒カビです。コンクリート直張り壁紙のマンションで特に頻発します。
📷写真は、東京都墨田区のマンションです。
見て分かる通りの壁紙カビ、それもコンクリート直張り壁紙の結露によるカビでした。
石膏ボード下地と違い、コンクリート下地に目視出来るカビはありませんでしたが、それで「良かった」では済まされないのがカビ対策と言えるでしょう。
防カビ工事して、理想は結露対策工事まで行う(プレモでは防カビ結露対策工事を呼んでいます)ことを強く推奨しています。この工事はコンクリート下地からの結露を抑止するための工事で、防カビ効果を活かしています。
【健康リスク】
・咳、喘息、鼻炎、気管支炎
・スタキボトリス属による免疫抑制・発がんリスク
・慢性咳による循環器負担(高齢者は特に注意)
白カビ:ペニシリウム属、アスペルギルス属
別荘や押入れなど、長期間閉め切った空間で見られることが多い白カビ。軽視されがちですが、空気中に大量の胞子を放出します。
もっと書くと、建材種類により発生の仕方が変わります。カビの厄介な点と言えるしょう。
📷写真は、長野県軽井沢町の別荘のカビです。もう伺う地域では無くなりましたが、湿度が多い場所でもありますので、白カビや黄色いカビが多発する地域でもあります。
【健康リスク】
・大量胞子による鼻炎・頭痛・倦怠感
・アスペルギルス症(免疫力の弱い人では肺炎に進行)
赤・ピンク系:フザリウム属、セラチア属※細菌
漏水事故などで、水分過多になっている場所にはこの赤・ピンク系が非常に多く見られます。
特に漏水事故現場(自室)はとても多いと感じます。
📷写真は、埼玉県蕨市のマンションでの食洗機漏水が原因で発生したカビです。
この時は食洗機を取り付けた会社が文句を言って来た!ので救いようが無いと思ったほどです。自分のミスを認めないのは業者として失格ですね。かなりの広範囲に被害及んでいました。食洗機にはご注意を!
【健康リスク】
・フザリウム属:アレルギー・皮膚炎
・セラチア属:皮膚や呼吸器への二次感染リスク
・悪臭による生活環境ストレス
黄色カビ:アスペルギルス属の一部 等
黄色いカビも湿気が充満している場所に発生します。湿度が65%を超えると繁殖しやすくなります。
漏水事故や、結露がひどい腰窓下の壁紙、別荘の閉め切った押入れ内などは要注意です。
📷写真は、首都圏内のマンションで洗濯機排水管が外れての漏水事故後の壁紙カビです。
正確に書くと住んでいられないレベルのカビ臭が発生していました。そこに可愛い赤ちゃんが人懐っこく笑っているので、良心の呵責に耐えかねて「ここには住まないで」と奥さんに話した記憶があります。N-95マスクを二重にしても厳しいカビ臭でした。
【健康リスク】
・喘息・アレルギー症状の悪化
・アフラトキシン産生の可能性(発がん性物質)
・強い臭気による居住環境ストレス
番外編:珪藻土壁紙のカビ
自然素材で人気の珪藻土ですが、現場では強烈なカビ臭を確認しました。湿気をため込みやすく、下地まで浸透してしまうのが特徴です。個人的には珪藻土壁紙・珪藻土はお客様におすすめしていません。アフターメンテナンスが大変な上に、健康を損なうカビやカビ臭が発生するからです。そんな自然素材を誰が望みますか?
📷写真は、東京都北区のRC住宅の地下室の珪藻土壁紙のカビです。目を開けるのが厳しいくらいカビ臭に参りました。お客様がそのカビ臭を感じていないことに強い違和感を感じたいものです。
【健康リスク】
・強い臭気による頭痛や倦怠感
・胞子飛散によるアレルギー悪化
・下地まで広がり居室全体に影響
プレモ防カビ工事
プレモはさまざまな壁紙及び壁紙下地に防カビ工事を20年にわたり行って来ました。
・目視できるカビが発生している時は、「3段ロケット」目に見えないカビの時は、「2段ロケット」で対応しています。
1. カビ取り作業:漂白がメインでやや殺菌効果アリ
さまざまなカビ取り剤を使用しますが、臭いがきついものもあり、私が嫌いなので長時間放置することは絶対にありません。
2. 殺菌消毒:できる限りカビを死滅させる
カビが漂白されたら、あるいは目視するカビが無い時は、殺菌消毒を壁天井などに行います。
一定時間のオープンタイムを置き、次の作業に入ります。
3. 防カビ施工:人体に安全性の高い複合抗菌剤による抗菌コーティング
建物内外の57種類のカビを含む200菌以上に効果があります。結露にも強いのですが、コンクリート下地の結露には敵いません。防カビ工事で結露を止めることはできないからです。
※防カビ工事が終わった時は、カビ取り剤の臭いも一掃されます。ご安心ください!
4. 防カビ結露対策工事:コンクリート直張り壁紙の結露抑止が対象
コンクリート直張り壁紙が対象になります。下地を防カビ工事でリセットさせ、乾燥後結露対策用シートを貼り、最後に吸放湿壁紙張りをすれば完了です。6帖で工事は3日~となります。
まとめ
壁紙カビは黒・白・赤・黄色、そして珪藻土壁紙など多様に発生しますが、共通するのは健康被害のリスクが高いことです。特に黒カビと黄色カビは毒素の問題もあり、放置すれば住環境全体に悪影響を及ぼします。
埼玉県を中心に20年以上、多くの施工実績を持つプレモは、防カビ工事・壁紙カビ3年保証防カビ工事や防カビ結露対策工事で安心できる住空間を提供しています。
気になるカビを見つけた際には、ぜひ早めにご相談ください。
----------------------------------------------------------------------
有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 048-793-7148(担当:山田)
----------------------------------------------------------------------