建築会社の常識は、防カビ工事の非常識。|見た目のきれいと現象を止める施工の違い
2025/11/06
📷写真は、解体後のコンクリート躯体カビです。
壁の中の断熱材が無い築古マンションで良く見られる光景です。
壁内結露が発生していますので、解体時に防カビ工事を入れておく必要があります。
長年住まわれたお客様がよく口にする言葉があります。
「冬になると結露がひどくて困っていたんです。」
玄関ドア周り、共用外廊下側の壁天井、押入れの奥、出窓や掃き出し窓まわり──。
どれも、冬場の冷気と湿気がぶつかる典型的な“結露カビエリア”です。
カビは見た目の問題だけでなく、家族の健康や建物の寿命にも直結します。
プレモでは「菌を止めることで現象を止める」施工を続けてきました。
皆さまは、リノベーション工事の際に「適切な対応」をされましたでしょうか?
| 部 位 | 状 況 | 適切な対応 |
| コンクリート躯体 | 湿気を吸着しやすく、毛細管内部に菌糸が残る | カビ取り+殺菌消毒で“根”を断ち、防カビ施工でカビの発育阻害環境を作る |
| 断熱材(発泡ウレタンなど) | 湿気を取り込みやすく、内部で菌糸が生き続ける | 原則、再利用せず交換が基本 (カビ繁殖状況次第で)防カビ工事で対応も可能 |
| コンクリート下地(直張り壁紙) | 壁紙を剥がしても、接着層に胞子が残存 |
カビ取り→殺菌消毒→防カビ施工が必須 |
新しいお住まいにする時に、カビは気になりませんか?
カビをリセットして、見えないコンクリート躯体のカビを再発しにくい環境にしませんか?
■ 建築会社の「キレイ」と防カビ工事の「キレイ」は違う
建築会社は、「解体して新しい材料にすればカビなんて出ない」と考えがちです。
しかし、今の建材や木材合板そのものが湿気を含むとカビを発生させる構造です。
真の防カビ効果なんてありません。
ですので、一度結露・湿気・雨漏りや漏水などが発生してしまい、水分含有量が上昇するとカビが発生してしまいます。これはコンクリート躯体やコクリーと下地にも言えることです。
カビに弱いのが今の建材であり、木材合板、コンクリート躯体やコンクリート下地なのです。
■ カビは“見た目の汚れ”ではない──健康を脅かす生きた真菌類
カビは「汚れ」ではなく真菌(=生きた菌)です。
見た目が黒くても白くても、その胞子は空気中を漂い、吸い込めばアレルギー・喘息・過敏性肺炎などの原因にもなります。
そしてカビは、人の体だけでなく建物そのものを内部から傷めます。
木材を分解し、接着剤を劣化させ、塗膜や防水層までも弱らせる。
つまり、カビを放置することは「健康」と「建物寿命」の両方を削る行為です。
📷写真は、コンクリート躯体のカビです。
放置しておくと、コンクリートが劣化してしまいます。
そうなる前に、防カビ工事でカビを一度リセットし、新たなカビが発生しないようにしましょう。
現場では、「漂白したから大丈夫」「削ったから新材同様」という声を今でも耳にします。
しかし、それらはすべて“見た目の安心”に過ぎません。
| 種 類 | 手 法 | 表面的な見た目 | 内部への作用 | 再発リスク | 本質的評価 |
| 掃 除 | ふき取り・洗浄 | ◎一時的にキレイ | ✕根は残る | 高い | 「汚れ除去」 |
| 漂 白 | 塩素・酸素系で脱色 | ◎真っ白になる | △菌は一部残存 | 中等度 | 「見た目処理」 |
| 削 り | サンダー・スクレーパー | ◎表面は新材同様 | ✕毛細管内に残存 | 高い | 「見かけ再生」 |
| 防カビ工事 | カビ取り+殺菌消毒+防カビ施工 | ◎衛生的な清浄面 | ◎根を絶ち、再発を抑止 | 低い |
「現象を止める施工」 |
■ “健康と建物を同時に守る”という視点
防カビ工事は、ただのメンテナンスではありません。
住む人の健康と、建物の劣化を同時にカビから守る“最後の防壁”です。
建築会社の常識が「一時的に見えなければOK」だとすれば、防カビ工事の常識は「止まらなければNG」。
見た目(漂白してキレイにする)だけではなく、菌を止めて現象を止める施工。
そのためには、定期点検も必要になることがありますが、リノベーション工事やリフォーム工事のように壁天井を作り上げてからでは見れなくなります。
だからこそ、一見キレイに見える漂白効果を伴う殺菌を行っても、カビが再発することを念頭にカビの再発を防ぐことまで考えなければいけません。
カビを止めるのは本当に至難の業です。
見えない場所は特にそう感じるものです。
見えない場所だからこそ、解体時に防カビ工事を行わなければいけません。
それが、プレモが20年間守り続けてきた“防カビ工事の哲学”です。
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