秋の床下カビ特集|パーティクルボードに発生する白カビの正体と危険性
2025/10/23
【はじめに】
秋の床下、温度も湿度も安定して「カビが元気になる季節」。
特に床下の木材は、夏の湿気を吸ったまま乾き切らないケースが多く、
“白カビ繁殖期”に入ります。
ここで問題になるのが「パーティクルボード下地」です。
【パーティクルボードとは?】
・木くずやチップを接着剤で固めたボード材。
・施工性が良く、コストも安い。
・しかし…「水分に非常に弱い」。
・一度湿気を含むと乾かず、内部までカビが侵食。
【白カビが発生するとどうなるのか】
・表面が粉を吹いたような白いカビ。
・足元から異臭、カビ臭。
・カビ胞子が床上へ上がり、咳やアレルギー症状を引き起こすことも。
・放置すると、内部の木材・接着層まで劣化。
・「防腐処理されていてもカビは止まらない」
【実例紹介】
数年前、ある戸建住宅の床下で、パーティクルボード全面に白カビが発生。
鋼製束が多く進入が難しい中、刷毛塗り+乾燥管理による防カビ工事を実施しました。
表面だけの噴霧では効果がなく、時間をかけてカビ層を除去しながら
“根ごと抑える”方法を選択しました。
白カビは再発力が凄まじく、カビ取り含む防カビ工事を行わないと簡単に再発する真菌という微生物。
黒カビと違い白カビなら簡単と思われがちですが、再発力が凄まじいのでカビ取りも殺菌消毒も防カビ施工も念入りに行う必要があります。
【防カビ工事で何ができるのか】
カビ取り → 殺菌消毒 → 防カビ施工の工程で、パーティクルボードの白カビをリセットし、カビの発育阻害環境を作る必要があります。カビが発生した原因を知り、同じことを繰り返さないためにも、施工後の定期点検の回数を多く行うことが必要です。部分的に再発している時は、その都度防カビ工事を行い白カビからパーティクルボード下地を守ることをしなければいけません。
施工後は、定期点検や床下湿度管理を意識しておくことをおすすめします。
アフターメンテナンス(定期点検)は防カビ工事でとても重要なことです。
防カビ工事を行えば何十年も問題無い!と勝手も思う方もいますが、そうではありません。
定期点検が非常に重要なのです。ぜひ知っていただければと思います。
【まとめ】
パーティクルボードは施工しやすい反面、カビに最も弱い素材です。
湿気がたまると内部まで侵食し、薬剤処理だけでは再発を防げません。
床下点検で白い粉やカビ臭を感じたら、すぐに専門業者に相談を。
放置すれば、建物の耐久性だけでなく健康への影響も避けられません。
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