浸水後の防カビ対策|落ち着いた頃に発生する危険性と対応策
2025/09/12
浸水直後は慌ててはいけません
大雨や台風で床下浸水・床上浸水の被害が出ると、すぐにでも「防カビ工事を!」と思われる方が多いです。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
防カビ工事は浸水後すぐに行うものではありません。
落ち着いた時にカビが繁殖してくる
浸水時にすぐカビが生えることもありますが、実際には 水抜きや乾燥をした後に、時間差でカビが繁殖 してくるケースが多いのです。
「乾燥したのに、なぜ?」と思われるかもしれません。
これは表面は乾いていても、木材や合板の芯までは乾燥していないため。
時間が経つと、芯に残った水分が原因となり、落ち着いた頃にカビが繁殖してきます。
急いで工事すると失敗する理由
被害直後は「早く何とかしたい」と思われるのは当然です。
しかし焦って防カビ工事を行うと、
・芯が乾いていないまま施工してしまう
・表面的には仕上がったように見えるが、後から再発
という結果になりかねません。
正しい防カビ工事の流れ
浸水後の防カビ工事は、多少時間をかけても以下の流れを守ることが大切です。
・目視できるカビのカビ取り作業(刷毛で丁寧に除去)
・殺菌消毒(できる限りカビを死滅させる)
・防カビ施工(200種以上の菌に効果を持つ特注薬剤で仕上げ)
⚠️ 注意
カビ取りをせず、防腐防カビ剤などを吹き付ける行為は絶対にやめましょう。
カビを止めるには、カビ取りや殺菌消毒が不可欠です。
保険適用は一度きり
浸水被害で火災保険などの適用を受けられる場合もありますが、基本的には 一度きり です。
下手に慌てて工事を進めてしまうと、再発時には身銭を切ることになりかねません。
濡れた建材や家具は、乾燥または廃棄 をしっかり行い、そのうえで防カビ工事を行うことが大切です。
まとめ
浸水被害のあと、カビは「落ち着いた頃」にこそ繁殖してきます。
だからこそ、慌てず正しい手順で防カビ工事を行うことが大切なのです。
大切なお住まいと健康を守るために、ぜひご参考になさってください。
👉詳しくは床下防カビ工事のページもご覧ください。
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