【カビ対策の落とし穴】その常識、実は非常識?プロが教えるカビの真実と根本解決
2025/08/02
プレモが警鐘:あなたのカビ対策、もしかして「間違った常識」に囚われていませんか?
「カビが生えたら、とりあえず拭けばいいんでしょ?」
「市販のカビ取り剤を使えば、もう大丈夫だよね?」
「置くだけでカビを防ぐって書いてあったから、安心してたのに…」
そうお考えの皆さま、こんにちは。埼玉県上尾市で防カビ工事専門業者20年の実績を持つプレモです。
最近、とある製品が「置くだけで黒カビを防ぐ」という表示に合理的な根拠がないと消費者庁から指摘を受け、再発防止を命じられたというニュースがありました。「そんなものがあったら理想的だ」と誰もが思う一方で、プレモのようなカビ対策のプロからすると「またか…」というのが正直な感想です。
なぜなら、カビは単なる汚れではなく、「真菌類」という生きている微生物であり、その繁殖には空気、温度、湿度、そして栄養源やPHという複雑な条件が絡み合っています。そして、一度根を張ると、目に見えない菌糸が建材の奥深くまで浸透してしまうため、表面的な対処では根本的な解決にはなりません。
残念ながら、世の中には「手軽にカビを解決できる」という誤った情報や製品が溢れています。知らず知らずのうちに「間違ったカビ対策」をしてしまい、かえってカビ問題を悪化させているケースも少なくありません。
今回は、あなたが信じているかもしれない「カビの常識」が、実は「非常識」である可能性を指摘し、プレモが考えるカビの真実と、プロだからこそできる根本的な解決策について、徹底的に解説します。
※写真は、東京都江東区のマンションのトイレ壁紙カビです。このようなカビも置くだけで防止出来るなら素晴らしいことですが、実際はカビ防止するには時間と手間として費用がかかるのです。(それが現実です)
1. なぜ「間違ったカビ対策」が広まってしまうのか?
手軽にカビを解決したいという気持ちは誰にでもあります。しかし、その心理が「間違ったカビ対策」を広めてしまう原因にもなります。
・手軽さや宣伝文句に惑わされる心理:「置くだけ」「スプレーするだけ」「拭くだけ」といった手軽さを謳う製品は、忙しい現代人にとって魅力的に映ります。しかし、その裏にはカビの根本的な解決には繋がらない、表面的な効果しかない場合も少なくありません。
・カビの「見た目」だけを重視する傾向:カビが見えなくなれば解決したと思いがちですが、カビの色素が消えただけで、その根(菌糸)が建材の奥に残っていることが多々あります。見た目だけを重視した対策は、再発の温床となります。
・カビの正体(微生物)への理解不足:カビが「生き物」であり、特定の条件が揃うと爆発的に繁殖するという基本的な知識が不足していると、適切な対策を講じることができません。
※写真は、埼玉県久喜市の団地の天井壁紙カビをお客様自らカビ取りされたのですが、再びカビが繁殖し始めた時のものです。カビが繁殖した原因は“結露”です。結露を抑止しないとカビを止めることは出来ません。
2. これが「カビの常識」だと思っていませんか?(実は非常識!)
あなたが普段行っているカビ対策、もしかしたら以下のような「非常識」な方法かもしれません。
(1) 誤解1: 「置くだけ」「スプレーするだけ」でカビが消える/防げる
最近話題になった「置くだけで黒カビを防ぐ」と謳う製品のように、手軽さを売りにした製品が多数存在します。過去には、AG⁺(銀イオン)や二酸化塩素を謳う製品が、その効果について合理的な根拠がないとして消費者庁から行政指導を受けた事例もあります。
残念ながら「置くだけ」でカビ臭が消えたり、黒カビが完全に防げたりするような魔法の製品は、現状では存在しません。このようなことを大手企業が行えば皆さんが信じるのは当然です。
これらの製品は、一時的にカビの活動を抑制したり、臭いをマスキングしたりする効果があるかもしれませんが、カビの根(菌糸)を死滅させたり、カビが繁殖する根本原因(高湿度、結露、栄養源)を取り除いたりすることはできません。そのため、効果は一時的であり、すぐにカビが再発してしまう可能性が高いのです。※写真は、ユニットバスのカビです。カビ発生を抑止する、中でも黒カビを抑止するのは至難の業です。置くだけでカビが止まると言うのは建材表面に薬剤が接触し続けないといけませんので無理があると考えます。
(2) 誤解2: アルコールや漂白剤で拭けば完璧
カビを見つけたら、消毒用エタノールや高濃度アルコール、あるいは次亜塩素酸系の漂白剤で拭き取る、という方も多いでしょう。しかし、これにも大きな落とし穴があります。
・アルコールによる胞子飛散リスク:
エチルアルコールが主成分の製品は揮発性が高く、カビに効く時間はごくわずかです。カビに触れたからといって即死滅するわけではなく、むしろアルコールが蒸発する際にカビの表面の水分を奪い、乾燥したカビ胞子を空気中にまき散らしてしまう可能性があります。これにより、カビが別の場所に拡散し、被害を拡大させてしまうことにも繋がりかねません。
・漂白剤による建材へのダメージ、色落ち、毛羽立ち、そして臭気:
次亜塩素酸系の漂白剤は、カビの色素を強力に漂白し、見た目をきれいにする効果はあります。しかし、カビの根っこまで完全に死滅させることは難しく、壁紙の色落ちや変色の原因になることもあります。また、木材に使用すると、表面が毛羽立ってしまうことがあります。温泉施設などで板張りの床や壁にカビが発生し、塩素系漂白剤を使用すると、木材が白っぽくなり、ザラザラと毛羽立っているのを目にすることがあります。これは、漂白剤が木材の繊維を傷めている証拠です。 さらに、アルコールと同様に、スプレーで吹きかけるとカビ胞子が大量に空気中に飛散するリスクがあるため、絶対に避けるべきです。
次亜塩素酸ナトリウムは「食品添加物」として認可されている成分ですが、その取り扱いには細心の注意が必要です。使用する場所や方法を間違えると、火傷などの人体への影響を引き起こす可能性があります。また、その独特の刺激臭も大きな問題です。次亜塩素酸ナトリウムの臭気で体調を崩された方もいるほどですので、お客様がどのような場所に、どれだけの量を使用するのか、また、どのような服装で、どのような養生(保護)をするのかを十分に考慮する必要がある、非常に扱いが難しい薬剤なのです。
・内部のカビには届かない:これらの薬剤は、あくまで表面のカビにしか作用しません。使用する建材にも違いはありますが、例えば石膏ボードであれば4mm程度、裏打ち紙がある場合は3mmほど、木材の場合は2mm程度しか奥には浸透しません。巨大なバケツに薬剤を入れて木材や建材を漬け置きすればもっと浸透しますが、現実の施工ではそのようなことは出来ませんので、奥深くに薬剤が入ることはありません。壁紙の裏側や下地、木材の奥深くに潜んでいるカビの菌糸には届かないため、表面をきれいにしてもすぐに再発してしまいます。
(3) 誤解3: 換気をすれば大丈夫
「カビは換気不足が原因だから、窓を開ければ大丈夫」と思っていませんか?確かに換気は重要ですが、それだけでは解決しないケースも多々あります。
・結露の問題:特に冬場は、室内の暖かい空気が冷たい壁や窓に触れることで結露が発生します。換気だけでは結露を完全に防ぐことは難しく、結露水が建材を湿らせ、カビの温床となることがあります。
・空気の滞留:家具を壁にぴったりつけて配置したり、収納スペースに物を詰め込みすぎたりすると、空気が流れず、湿気がこもりやすくなります。窓を開けても、空気が滞留している場所には湿気が残り、カビが発生してしまいます。出窓に観葉植物や小物を置かれると空気が遮断され、結露がより発生しやすくなるのもこのためです。他にも家具が多いまたは大人数で生活するために「窓を塞ぐように家具を設置」するのは空気の滞留に直結しますのでお止めください。
(4) 誤解4: カビは見た目の問題だけ
カビを単なる「汚れ」と軽視していませんか?カビは、見た目以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。
・健康被害:カビは目に見えないカビ胞子を空気中にまき散らします。これを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を引き起こしたり、既存の症状を悪化させたりする可能性があります。特に、小さなお子さんやご高齢の方、アレルギー体質の方、免疫力の低い方は、深刻な影響を受けやすいです。
・建材の劣化、資産価値の低下:カビは建材を栄養源として成長するため、放置すればするほど木材などを腐食させ、建物の耐久性を低下させます。そうなると、壁の張り替えだけでなく、下地補修まで必要になり、大がかりな工事になってしまうことも。カビは、建物の寿命を縮め、資産価値を著しく低下させる「天敵」でもあるのです。
3. プロが教える「カビの非常識」と真の解決策
プレモは、20年の経験と専門知識に基づき、カビ問題の根本解決を目指します。
※写真は、茨城県つくば市の施設浴室天井のカビです。カビは様々な建材に発生します。その1つ1つにカビ対策を行ってもお湯や蒸気は防カビ効果を乗り越えてカビを繁殖させる力を持っています。
(1) カビの正体を知る:微生物としての特性を理解する
カビは、菌類の一種であり、主に「空気」「温度」「湿度」の3つの条件が揃うと繁殖します。さらに、カビの成長には「栄養源」と、その環境の「pH(酸性度・アルカリ性度)」も大きく影響します。特に、湿度70%以上、温度20~30℃がカビにとって最適な環境です。カビ対策は、これらの条件をいかにコントロールするかにかかっています。
(2) 原因特定が最重要:表面のカビだけではない、根本原因を探る
カビ対策の第一歩は、なぜカビが発生したのか、その根本原因を正確に特定することです。目に見えるカビだけを処理しても、原因が残っていれば必ず再発します。プレモでは、建物の構造、断熱状況、換気経路、そしてお客様の生活習慣まで含めて、多角的に原因を診断します。
(3) 徹底的な殺菌と防カビ施工:プロ専用の薬剤と技術
プレモの防カビ工事は、市販品では真似できないプロ専用の特殊な薬剤と技術を用いて行います。
・カビの徹底除去と殺菌消毒:カビの色素を強力に漂白(除去)し、見た目をきれいにするだけでなく、目に見えないカビの根っこ(菌糸)まで強力に殺菌消毒し、出来る限りカビを死滅させます。 この段階で、不快なカビ臭もかなり消えます。
・安全な防カビ施工:「カビの発育阻害環境」を作る: カビを徹底的に死滅させた後、人体に安全性の高い「非流出性複合抗菌剤」を塗布します。この防カビ剤は、一度塗布すると成分が建材から溶け出しにくいため、長期にわたってカビの繁殖を強力に抑止してくれます。これにより、カビが再発しにくく、新たなカビが発生しにくい「カビの発育阻害環境」を作り出します。
(4) 結露対策の重要性:特に賃貸物件や古い建物での断熱・換気の改善
カビが繁殖する最大の原因の一つである結露対策は、根本解決に不可欠です。
・「防カビ結露対策工事」:プレモの「防カビ結露対策工事」は、壁の断熱性能を向上させることで、結露の発生そのものを抑制します。特に、コンクリート直張り壁紙の壁や天井の結露抑止に効果を発揮します。
・賃貸物件での課題:賃貸物件では、大家さん(貸主)の責任範囲として、建物の構造上の問題や設備機器の古さに起因する結露・カビは大家さんの責任とされます。しかし、内見時の見え方(カビやカビ臭)は時間帯や家具の配置で異なり、契約後に問題が発覚しても「全て分かって契約したでしょ?」と入居者の責任を問われるケースも存在します。 実際、誰もいない部屋で激しく結露しカカビが発生した事例では、入居者の生活習慣ではなく建物の構造が原因であると判断され、大家さんが費用を負担して改善したケースもあります。これは、目先のコストを優先し「結露して濡れても乾燥すれば元に戻るから…」と安易に考える一部の不動産会社や大家さんとの大きな違いであり、賃貸経営における長期的な視点と責任感を示すものです。
・道義的責任と健康リスク:妊婦さんや乳幼児、持病のある方など、結露によるカビが健康リスクを高める可能性がある入居者がいる場合、大家さんとして適切な対策を講じることは、法的な責任だけでなく道義的責任としても非常に重要です。
(5) 定期的なメンテナンスの視点:だからこそ
カビ対策に「魔法」はありません。残念ながら、薬剤が浸透してくれない建材・水やお湯や蒸気が常に当たる場所や温度差が激しい場所(例えば冷凍庫入口の天井、結露が著しく発生する出窓や玄関ドア枠)、ヒノキの浴槽などのカビを止め続けるのは非常にハードルが高いと言えます。だからこそ、定期的メンテナンスやカビの再発状況に応じた柔軟な対応が重要となります。
プレモでは、お客様の費用負担を考慮し、「手のひらサイズからの防カビ工事」など、部分的な施工にも対応しています。これにより、費用を抑えつつ、カビの発生を早期に食い止め、常に清潔な状態を維持することが可能です。
まとめ:カビ問題はプロに相談!正しい知識と確実な対策で快適な住まいを
カビ対策は、誤った知識や表面的な対処では、時間と費用を無駄にし、かえって問題を悪化させる可能性があります。賃貸物件においては、大家さんと入居者の間でトラブルに発展することも少なくありません。
プレモは、カビの専門家として、お客様の状況を正確に診断し、根本原因にアプローチする確実な防カビ工事を提供します。
お客様の手間を最小限に抑え、スピーディーかつ確実に、そして安心の品質で、清潔で快適な住空間を取り戻します。諦めていたそのカビとカビ臭、ぜひプレモにご相談ください。
無料相談のご案内:カビ・カビ臭の不安を抱え込まず、今すぐプレモへご相談ください!
「カビ対策、本当にこれで合ってるの?」
「市販品では解決しないカビに困っている」
「賃貸物件のカビで大家さん(入居者)と揉めている」
「健康面が心配だから、プロに相談したい」
どんなカビに関するお悩みでも、プレモがお力になります。 賃貸物件の大家さん、管理会社からのご相談はもちろん、入居者からのご相談も承っております。
【対応エリアについて】
プレモの防カビ工事は、確実な効果と丁寧なアフターフォローを提供するため、対応エリアを限定させていただいております。
埼玉県(県央・県南・県西・県東地域)および埼玉県に隣接する東京都の地域を主な対応エリアとしております。埼玉寄りの千葉・東京寄りの神奈川にも対応可能です。
遠方地域へのご依頼は、サービスの品質維持のため、現在承っておりません。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
専門家による無料相談で、あなたの住まいのカビ問題を徹底的に解決し、健康で快適な生活を築ける未来をサポートいたします。
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