分譲賃貸の結露による壁紙カビは誰の責任?
2024/11/26
GLボンドの結露カビは誰の責任?
分譲賃貸で壁天井が壁紙が石膏ボード下地に張られている時は結露がし難いものです。
ですが外壁側の壁では石膏ボード下地を止めるために「GLボンド」なる建材が使用されているケースが実に多く、そのため壁内結露が発生したり、腰窓からの結露が下に流れ落ちGLボンドに沿って石膏ボード下地を濡らしカビを繁殖させる事例が写真のように多く見られます。
分譲賃貸退去後に「誰の責任?」となるのですがさすがに壁内の結露によるカビは入居者には問えません。建物の構造上と言うか作りの問題になります。窓ガラスが単板でアルミサッシも激しく結露するような分譲賃貸の部屋では、朝起きて冬から春にかけて日々窓とアルミサッシを雑巾で拭き続けるのは非常に難しく、GLボンドで止められている石膏ボード下地は壁内に断熱材が処理されていることもありますが、築30年以上の分譲賃貸マンションの多くは断熱材が無い可能性もありますので石膏ボード下地を開口してみないと分かりませんが、冬は冷蔵庫のように冷える部屋であることは間違いありません。
結論を書くとGLボンドの外壁側壁は冬から春に激しく結露する可能性があります。ですので断熱材の有無は別にしても断熱工事及び内窓設置は必須でしょう。これは大家さんの責任になるのではないでしょうか?(以上は個人の考えですのでお間違いないように)
もう1つ付け加えると下手に内窓設置すると断熱効果の弱い場所に激しい結露を発生させますので注意が必要です。※押入れやクローゼット内は特に注意が必要。
上記のようなリフォーム工事を行うとかなりの出費が予想されます。ではどうするか?部分的に石膏ボード下地を交換するのか?(部分的に新しい石膏ボード下地になるだけで結露が止まることはありませんし、ただ石膏ボード下地が新しくなっただけで防カビ効果などは一切ありません)GLボンドはどうするのか?と言う話になります。目先の費用に惑わされると安かろう悪かろうというリフォーム会社を選択することになりますので、大家さんの予算が無ければ次の入居者に「生活の仕方の工夫」(空気の循環と乾燥)を伝えていただき、➊ 壁紙張替え防カビ工事を行うのは最低条件でしょう。❷ ご予算があれば石膏ボード下地が傷んで無ければの条件が付きますが、防カビ結露対策工事壁紙仕上げにするなどの工夫が必要になります。❸ さらにもうワンランク上になれば石膏ボード下地やGLボンドを撤去し本格的な断熱工事になりますがここまで行う分譲賃貸の大家さんはいないでしょう。分譲賃貸マンション・団地の大家さんは大変な時代になりました。入居者退去後の結露やカビで困らないような部屋作りをしていただきたいものです。分譲賃貸の退去後の壁紙カビ・壁紙下地カビでお困りの時はプレモまで問い合わせください。埼玉・東京に対応しています。千葉や神奈川の一部地域に対応しています。
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