住宅床下カビの防カビ工事の現実

住宅床下の木材合板カビを抑止し続けるには、カビ取り作業・殺菌消毒を行う必要があります。

ですが、やったことも無い人たちが理想を振りかざす時があります。

 

■ 塩化ベンザルコニウムはカビ取り不向き

写真のような頑固なカビに逆性石鹸である塩化ベンザルコニウムにカビ取り剤として使用しても効果などありません。（カビ色素が取り切れず、カビを拡げてしまいます）

この塩化ベンザルコニウムをカビ取りに推奨している方もおられますが、間違った対応だと言わざるを得ません。

 

■ 床下カビ取り作業は危険との遭遇でもある

このカビ取り作業で本当に苦労します。

施工者である私の顔はカビ取り剤の火傷跡で赤くなる時があります。気を付けて作業しても狭い空間で作業するとどうしても無理があり、私の顔にも被害が及んでしまいます。

吹き付けて終わりではなく、手作業で地道に作業していますので危険が伴います。

よくフルフェイスの防毒マスクを着用すれば･･･と言われる方がいますが、2時間程度で軽いむち打ち症になるくらいですので8時間程度床下で作業し続けるのは無理があるというもの。

カビ取り作業が終わると60％以上床下防カビ工事が終わったような感覚になります。

 

■ 手直しが多い防カビ工事が多い会社もある

やったことが無い人は無理難題を言います。
それは、カビ取り作業でも防カビ施工でも同様なのです。

机上の理論と現実のカビとの戦いは違います。
理詰めで何とかなるものではありません。

施工者である私は今でも迷いながら前に進んでいることがありますので、やればやるほど奥が深いのが防カビ工事だと思っています。

出来ない工事を出来ると称し、その手直しに呼ばれることも多く「何で工事した業者にやり直しさせないのですか？」と聞くと「もう依頼したくない」と言われるお客様が圧倒的に多い状況です。

 

床下カビを抑止し続けるには、本当に効果のある工事をしなければいけません。
その1つがプレモ防カビ工事だと確信しています。

床下の施工面積にもよりますが、15坪（約50㎡）ほどではカビ取り作業翌日に殺菌消毒を行い、最終日に抗菌コーティングの防カビ施工を行います。
工期は15坪で3日間です。

 

■ 光触媒は床下には不向き

よく光触媒を使用しているのですか？と聞く建築業者がいますが、暗所用光触媒を利用してもカビ抑止し続けられるものではありません。

触媒ではなく、薬剤の力で建物内外に発生する57種類のカビを20年以上抑止し続けることが出来ると確信しています。

 

■ カビ取り作業を行わない床下業者

私はシロアリ駆除業者のような床下業者の行う防腐防カビ・防腐防カビ防蟻処理はカビ処理についてはダメと言っていますが、カビ取り作業をしたくない作業員が大量の防腐防カビ剤を噴霧器で大量に吹き付けますので、カビが落ちたように思えますが、実際はカビが死滅したとは言えない状況であり、カビ取りと防カビを履き違えていることがほとんどなので、床下業者の行う作業を信用する人たちが多く困ることもしばしば。

 

■ どうしたらカビを抑止出来るのか

ご自宅床下のカビを写真のように、カビ取り作業と殺菌消毒を行った上で出来る限りキレイにします。

最後に、木材合板に防カビ施工してカビに強い発育阻害環境を作らないといけません。

単純ですが、この流れが重要です。
カビの繁殖状況が酷ければ、工事スペースが低くて狭い時は、時間をかけて作業するしかありません。

 

何を選択したら良いのか皆さんも分からないと思いますが、少なくとも20年防カビ工事専門業者としていると「こんなことで防カビ工事と称しているのか？」と呆れることもあるのが今の防カビ工事業界だと思っていただいて間違いありません。

 

ご自宅の床下をカビから守り、カビに強い床下にするためにプレモ防カビ工事をお選びいただければ幸いです。

埼玉・東京を中心に千葉や神奈川に対応します。
床下高40cm以上・床下点検口や床下収納があり45cm角以上あれば対応可能です。

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