住宅床下に炭塗料を塗るより防カビ工事をしましょう
2025/04/22

床下に炭塗料を塗るのは止めましょう
炭塗料を床下に塗るのは止めましょう。
大手ホームセンターも床下に炭塗料を塗ることを推奨しているようですが、炭塗料と言えどもカビが繁殖することはお止めください。※写真は炭塗料のカビです。
高い調湿効果があると言われるのに何故カビが繁殖するのでしょうか?
答えは簡単です。
炭塗料はあくまでも塗装ですので、塗り厚は数ミクロンレベルですから床下の広大な容量の湿気を炭塗料で賄うのは無理がありますので、中途半端な調湿効果ではカビが繁殖するのは当たり前の話です。

床下の基礎炭塗料カビを発見!
床下に潜り、基礎コンクリート部位に炭塗料が塗ってあったのですが、正面の炭塗料に薬剤を噴霧した際に右側の炭塗料にカビがビッシリ発生しているのを発見しました。
さらに、構造用合板にカビが大量発生しているのも発見してしまいました。
炭塗料を塗ると高い調湿効果があるので、炭を敷き詰めるより効果があるような話を聞いたことがあるような・・・
何故、構造用合板にカビが繁殖しているのでしょうか?
何故、コンクリート基礎部分にカビが大量繁殖しているのでしょうか?

入り組んだ場所の炭塗料にもカビが繁殖
カビは広い場所より入り組んだ場所に繁殖しやすいものです。
入り組んだ場所は空気が動き難いのでカビが繁殖しやすいのは当然です。
炭塗料は高い調湿効果があると言われ、高額の工事費用を投じて施工していますので、入り組んだ場所にカビが繁殖しては困る訳ですが、写真のように奥も手前もカビが繁殖しているのが分かります。
何故、コンクリート部分(内基礎)にカビが大量繁殖しているのでしょうか?
答えは、高い調湿効果があると言われても限界があり、カビは繁殖してしまいます。その結果、炭塗料を塗った業者は責任回避して弊社が炭塗料の防カビ工事を行うことになりました。
採用を勧めた建築会社も責任逃れをする始末です。
炭塗料に防カビ工事すると確実に塗膜が薄くなりますので、本来の炭塗料の効果は期待出来なくなる可能性があることを知りましょう。

炭塗料より敷炭が効果アリ
住宅床下土間(写真)などでは敷炭を推奨することがありますが、ベタ基礎に炭塗料を塗るようなことは如何なものか?と思ってしまいます。写真は弊社ではなくお客様が敷炭をされましたが、これでも厚みがまだ足りません。10cmは欲しいところです。(大引きが結露するような場所では敷炭がカビますので不可と思ってください)
敷炭すると床下の空気感が違って来ます。
高い調湿効果が実際ありますので、お金のある方はやらない理由は無いでしょう。
炭塗料はあくまでも塗装ですので限界があります。
ここで重要なのは敷炭=炭塗料と勘違いすることです。
敷炭と比較すると敷炭より炭塗料は効果が落ちます。
※敷炭は、焼成粉砕竹炭を言います。(木炭はダメ)
大引きや根太、基礎全般(スラブ=床)も含めて全て炭塗料を塗るよりは遥かに効果的です。
敷炭を行う時は、建物の立地環境・床下の環境を考えた上で行うべきです。安易な敷炭は止めましょう。
ただし、床下高50cmくらいないと困ることになりますが。
いずれも高価ですので良くお考えいただいたほうが良いと思います。(多くの住宅床下は調湿材の必要はありません。床下業者や建築会社に言われてその気になってはいけないのです)

床下は木材合板中心に防カビ工事
弊社の考えは、床下木材合板中心に防カビ工事を行うのが第一であり、前述写真のように構造用合板にカビが繁殖している事例もありますので炭塗料は塗るべきではないと考えます。
床下木材合板・コンクリートスラブにも防カビ工事を施すのが第一であり、カビ難い床下にする一番の選択肢であると考えます。費用的にも炭塗料を全体に塗ることを考えたら防カビ工事は半額以下で出来ますので、防カビ工事後は3年~5年程度で定期点検すれば良いと考えます。
誤った工事に高額な費用を出費することなく、床下木材合板カビでお困りの時はプレモまで問い合わせください。
【床下に潜る条件】
➊ 床下高40cm以上 ❷ 床下点検口や床下収納があり45cm角以上あれば対応可能です。
床下防カビ工事の前に下見は必須ですのでご理解ください。
埼玉・東京を中心に千葉や神奈川に対応します。
おすすめ記事
住宅床下木材合板カビならプレモ防カビ工事
----------------------------------------------------------------------
有限会社プレモ
〒362-0062
埼玉県上尾市泉台3-17-28
電話番号 : 090-4023-4337(担当:山田)
埼玉で床下のカビ対策なら
----------------------------------------------------------------------