塗装のカビは難しく防カビ工事も対応がさまざま

窓やアルミサッシが結露する築古集合住宅での話です。賃貸でしたが入居者がコンクリート下地に囲まれている部屋なので冬寒くガスファンヒーターを使用していました。結果塗装壁にカビが繁殖してしまいました。結露にも負けない塗装防カビ工事が出来れば理想です。

弊社では状況や環境、ご予算によって塗装カビの対応を変えてお客様のニーズにお応えするようにしています。コンクリート下地に塗装仕上げの賃貸の部屋では「なるべく安い予算で」と必ずなりますので、つや消し塗装に防カビ工事することだけで対応しました。それでも税抜７万円ほどになります。工事は１日で完了です。

結論から書くと、３年間カビの再繁殖はありませんでした。これは不動産会社が述べていた話です。入居者の住み方も工夫していただいたと思います。つや消し塗装は防カビ工事がやりやすいので表面上のカビには通常の防カビ工事だけでも対応可能となります。塗装表面を拭かないことが条件になります。

つや消し塗装の根深いカビがあります。写真は神奈川県神奈川区の団地での話。ここまで酷いと防カビ塗装工事を実施するしかありません。仕上げはつや有り塗装を行うのが妥当と判断しました。本来はつや消しなのですが、この時はつや有り塗装を実施しています。

つや消し塗装にカビ取り➡殺菌消毒➡防カビ施工を実施しカビを一度出来る限りリセットしています。カビ取り作業をすると塗膜が薄くなりますが、防カビ塗装工事をしますので安心です。防カビ施工はかなり使用しました。費用的に厳しい塗装壁には防カビ施工をカットするケースもあります。

つや消し塗装に防カビ工事し、つや有り防カビ塗装工事を実施し今年で11年カビ防止中になります。入居中と言うこともありますので確認がなかなか出来ませんが目立ったカビは発生していないと考えております。ここまで結露しやすい窓やアルミサッシの周辺の塗装にカビらしきものが発生していなければ十分だと弊社は考えております。施工面積が広いと工事金額も50万円を超えることがあります。工事期間は３日間。

塗装浴室の塗膜に侵食しているカビ、塗膜下地からのカビがある時はかなり厄介です。浮いている塗膜を出来る限りケレン掛けで剥がし、カビ取り作業を実施し、殺菌消毒で出来る限りカビを死滅させ、シーラー（接着剤）や塗料に濃縮防カビ剤を混入させて仕上げています。費用は税抜18万円ほどになると思います。工事期間は２～３日間（乾燥状況次第）

浴室のような湿気が多い場所で太陽光も当たり難い場所の塗装箇所は防カビ工事も一番難しいと感じています。ご予算次第で防カビ塗装工事から塗装表面防カビ工事までありますが、正直防カビ工事だけで２年持続してくれれば良いほうです。それくらい厄介な場所になります。費用も税抜４～５万円ほどになると思います。（工事地域で費用は変わります。防カビ工事の対応も複数種類あります）