マンションで結露対策として珪藻土を塗るとカビが繁殖する
2024/03/23
結露対策としての珪藻土は疑問
防カビ工事専門業者19年の弊社でも記憶に残る工事はいくつもあるものではありません。過去にもご紹介した(施工事例にも掲載済み)東京都武蔵野市の珪藻土壁は生涯忘れることがない工事になりました。そもそも結露が酷くてTVCMを放送するくらいの大手ハウスメーカーが“結露対策”として珪藻土を推奨、それも柔らかい珪藻土で調湿性に富んでいる珪藻土でしたので結露が激しい箇所にカビが大量繁殖してしまったのです。写真のカビが発生している箇所は結露が激しかったということになります。気密性が高く、コンクリート下地も多いマンションに柔らかい珪藻土を塗るのはアフターメンテナンスを考えていない証拠でもあり、カビが繁殖した柔らかい珪藻土(爪を立てると爪痕が残るようなスポンジのように柔らかいタイプの珪藻土)は塗り厚も2mm無い薄さであり、広大な壁の結露を取り込んでも放出する能力が弱いので保湿剤化し、カビが繁殖することになります。正直結露対策として珪藻土を塗ることには疑問しかありません。
カビ臭い珪藻土は掻き落とし
カビが繁殖した柔らかい珪藻土は、半端ないカビ臭を発生させます。もう生活をし続けるレベルのカビ臭ではありませんので珪藻土の上から防カビ工事する状況ではありませんので掻き落とし防カビ工事壁紙仕上げを推奨させていただきます。写真は柔らかい珪藻土を掻き落とし、防カビ工事後になります。珪藻土には消臭効果があると言われますが、マンションの結露で困る部屋の場合、保湿剤化した珪藻土に繁殖したカビから発せられるカビ臭は珪藻土の持つ消臭能力を凌駕していますので、2mmも無い珪藻土の塗り厚で解決出来るレベルではありません。リフォーム業界は珪藻土を過信していますので柔らかい珪藻土施工後3ヵ月以内で激しいカビ臭に遭遇することも少なくありません。
一冬超えたらカビだらえになるというのは良くあることです。こちらの工事は、最後に壁紙張りを行い完了していますが、ご予算の関係もありますが出来れば吸放湿壁紙張りをお願いしたく思います。通常の壁紙より高い調湿効果がある壁紙です。さらにリスク分散として据え置き型除湿機の稼働を行えばかなり結露対策として効果が上がると思います。
断熱シートによる結露対策工事
結露対策として柔らかい珪藻土を塗るくらいなら、弊社のお勧めする断熱シートを貼ったほうが良いでしょう。結露を取り込んでも放出するスピードと量は相当高く、室内側に濡れた壁を意識させない状態を継続し続けます。何事も完璧な建材は無いと弊社は考えていますが、少なくとも結露について言えば断熱シートの方が遥かに効果があると考えています。断熱シート貼りの翌日に吸放湿壁紙張りを行えば完了します。マンションにお住まいで結露で困るお部屋にはぜひ断熱シートを利用したプレモ防カビ結露対策工事をご検討ください。埼玉・東京を中心に対応しています。
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有限会社プレモ
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