GLボンド結露による壁紙カビは壁内にも防カビ工事

壁紙にGLボンドで石膏ボードを貼っている時の多くは壁内に断熱材が入ってないことがあります。築古マンションや団地などで良く見られる「寒い部屋」が壁内に断熱材の無い部屋になります。この場合２つの選択肢があります。壁紙を剥がし石膏ボード下地に壁紙張替え防カビ工事。もう１つは石膏ボードを解体し断熱工事まで行うパターンです。

GLボンドはコンクリート躯体直に利用されていることもありますし、発砲ウレタンにGLボンドが採用されていることもあるくらい集合住宅には欠かせない石膏ボード下地を貼り付ける方法です。写真のように厚さは２cmほどあります。このGLボンドを撤去して新たなGLボンドをくっ付ける必要があります。ちなみにGLボンドの上からビス打ちするのは止めてください。ヒートブリッジ現象が発生します。断熱工事で別の方法ではGLボンドを利用しない工事もあります。

石膏ボードを撤去し、GLボンドも撤去した後のコンクリート躯体に黒カビがビッシリ繁殖していることがあります。写真はかなり長い間壁内結露を放置し続けたために発生したコンクリート躯体の黒カビになります。防カビ工事でカビをキレイに出来る限りリセットしないといけません。（仕上げてからの壁内からのカビ臭が気になることがありますので、防カビ工事は必ず行いましょう）見えないところですが時間も費用もかかることになります。